【ラノベ】古き掟の魔法騎士Ⅲ【３巻／感想／ネタバレ】

著：羊 太郎　イラスト：遠坂 あさぎ

「騎士の根本的な魂（ウィル）……誇りみたいなものはまだ脈々と息づいている。ただ、その方向が間違っているだけだ。……なんとかしてやらないとな」

2021年10月の新刊。４ヶ月振りの新刊。『ロクでなし魔術講師と追想日誌』９巻と同時刊行。羊さん、いつまで２シリーズ同時刊行を続けるつもりなんや……。ここぞという時だけでええんやで……。
表紙はシドと別クラスの少女騎士ルイーゼ。まーた帯で隠れる側に女の子が配置されとる。

さて、今回は騎士学校の合宿。合宿といっても危険と隣り合わせの過酷なもので、毎年結構な数の脱落者が出るとか何とか。
そんな中、シドを狙って新たな暗黒騎士の魔の手が迫る……。

ようやくブリーツェ学級の生徒達の強さが周囲に認められる段階になってきたか。流石にもう目を背けていられる程度の力量差ではなくなってきたし……。
その中でルイーゼが一際目立つ存在として描かれている。これはヒロインの一角に躍り出るのかな。

ところでわざわざ挿絵に出て来たイザベラさんの偽物、色気がムンムンで良かったですねぇ。眼福だったが、あのちょいっとした出番で何で挿絵指定したんやろ……ｗ

今巻をもってアルヴィン達は２年生へ昇格。おっと随分テンポ早いな？まぁ、別に学園ものというわけじゃないから卒業＝完結ではないのかもしれないけども。
うーん、いやしかしどうにも盛り上がりに欠ける……。今回は流石にシドも大ダメージを受けてはいるんだけど、本人が飄々としている所為で今一つ緊張感が薄いのよね……。

燃：B+　萌：A　笑：Ｂ　総：Ａ

シリーズリンク
・古き掟の魔法騎士Ⅱ（2021/06）
・古き掟の魔法騎士Ⅳ（2022/03）

著者リンク
・ロクでなし魔術講師と追想日誌 ９巻（2021/10）
・ロクでなし魔術講師と禁忌教典 20巻（2022/02）

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古き掟の魔法騎士III (ファンタジア文庫)