【コミカライズ】我が驍勇にふるえよ天地 -アレクシス帝国興隆記- 07巻【最終巻/感想/ネタバレ】
原作:あわむら 赤光 漫画:佐藤 勇 キャラクター原案:卵の黄身
「皇帝になってください、レオ陛下」
2021年10月の新刊。6巻と同時発売という時点で、あっ……(察し)となる。こんなんシリーズスタート時か完結時くらいしかやらないやつやで……。後はメディアミックス発表時くらいか。
表紙はレオナートとシェーラということで、これもラストっぽい。
さて、四聖騎士も残すところ後1人。アレクシス軍はいよいよ第二王子シャルトの眼前まで迫る……。
シャルトのエクセイルの歪んだ関係性も敵側の深掘りになっていて良いね。
シャルトは最期はもう現実が見えなくなってたんだろうな。完全に狂気に呑まれてたよな……。
戦闘力自体は全然大したことないシャルトをいかにラスボスとして魅せるかを考えた結果、この形になったのかな。
シェーラがアンジュに立ちはだかった理由はきっちりフォローされてましたね。
レオの前に彼を慕う人々がずらっと勢揃いしているシーン、めっちゃ良いよな……。いつの間にかこんなに多くの人が集っているなんて……。
ただ、最後の「まだ始まったばかりだ」っていう〆方はちょっと露骨な打ち切り感があってどうかと思うw
巻末にはあわむらさん書き下ろしの掌編を収録。在りし日の団欒風景が切ない……うぅっ(´;ω;`)
総評
そんな具合で男達がぶつかり合う戦記ファンタジー、GA文庫原作『我が驍勇にふるえよ天地 -アレクシス帝国興隆記-』全7巻、これにて完結。単行本だけだと足掛け2年9ヶ月か。
原作1巻をオリジナルを要素をふんだんに盛り込んでボリュームアップした力作。ただ決してコミカライズとして独立しているわけではなくて、原作にもあったエピソードなんじゃないかと思わせるほど違和感の無い仕上がりで、佐藤さんの原作の解釈が完璧さに震える。
作画パワーも重厚で惹き込まれました。このまま細々と続けてくれても良かったのよ。
燃:A 萌:B 笑:B- 総:A+
シリーズリンク
・我が驍勇にふるえよ天地 -アレクシス帝国興隆記- 06(2021/10)
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