【ラノベ】神童機操DT-O phase03【3巻/最終巻/感想/ネタバレ】

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著:幾谷 正 イラスト:御山 ロビ/井上 真有樹

答えは始めから決まっていた。
何かを捨てることなど、あってはならない。
それが天童貞臣という男の名に刻まれた〝童貞〟という誇りの姿だ。

2012年11月の新刊。約9年2週間半の積み。半年振りの新刊。

表紙の恵后、妙にいかつい表情してるな……。パイロットスーツ着て恥ずかしがってる挿絵はクッソえっちなのにw
総扉のウェディングドレス姿のヒロイン大集合の図、華やかで実に良いね。最終巻オーラがエグいけどw

さて、天童達の住む街へと向けて発射された核ミサイル。ミサイルは他の国へも向かっており、同時に撃墜出来るのは1基のみ。世界大戦の引き金が引かれるのを止めるか、はたまた自分の知る大切な人達を守るか……。

天童をフォローしてくれる白水先輩と黒澄先輩の凸凹コンビ感、憧れるなぁ。普段は漫才コンビみたいなのに、戦闘ではきっちり締めるところを締めてくれるの有り難い。言い難いこともちゃんと言ってくれるの有り難い。

戦いはひとつの山場を越えて、新たな舞台へ。気付けば世界の侵略は半分くらいまで進んでいるのでは……。ひっそりとやべーんじゃねーか……?
巻末には今回も設定資料集が。こういうのって、むしろ本編前に付けて読者のイメージを固めた方が良いのでは……?

総評

そんなわけでラノベではカテエラ扱いのロボットもの、講談社ラノベ文庫『神童機操DT-O』、これにて打ち切り……かな?足掛け10ヶ月。
後書きは平常運転だけど、ストーリーは明らかに1クール目のラストエピソードって感じだし、売り上げが伸びなかったらここまでですよということだと思われ。

童貞や処女しか動かせないロボットという出オチもいいところな設定を軸に置きながらも実に真っ当なロボットもので、どうせならもっと真面目でも良かったくらいである。いや、そうなると世に出れなかったんだろうけども……。

文章もきっちりしていながら、それでいてアツさも感じさせるもので読み易かったよねぇ。2巻と3巻の間をめっちゃ空けてしまったが、全然抵抗無く読めちゃいましたね。

幾谷さんはこの後、1年半後くらいに『アーマードール・アライブ』を刊行するも、それ1冊っきりで姿を消してしまった模様。うーん、残念。
と思ったら、何かめちゃくちゃ炎上して消えたんか……。どうして……。

燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A

シリーズリンク
神童機操DT-O phase02(2012/05)

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神童機操DT-O phase03 (講談社ラノベ文庫)

講談社ラノベ文庫

Posted by お亀納豆