【ラノベ】魔法の材料ございます10 ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚【10巻／感想／ネタバレ】

著：葵東　イラスト：蔓木鋼音

「罠は、底まで落ちてしまえば、それ以上はない」

2012年７月の新刊。約10年10ヶ月の積み。４ヶ月振りの新刊。
完結目前ということで、表紙はまたリリアーナに戻ってきましたね。今回は戦装束か。

第三王子の策略により勃発する戦争の中で、事態は混迷を極めていく。リリアーナは父を止めるため自らの生命をチップとして前線へと赴こうとして……。
第三王子が描いた図面はどこまでも壮大で、どこまでいっても彼の掌の上から逃れられない。三代目はそれなら掌の上で踊り切って反撃するんじゃにと開き直ったが、マインドセットを切り替えただけで何とかなるものか。

長い間ゴタゴタしていた魔法使い連盟の代表派と理事長派の諍いに決着が。決着というか、理事長派が遂に切り捨てられたと言った方が良いのか。最後はあっさりと決まってしまった印象。
サフィーラは表紙にまで出たのに、あまり目立った出番がありませんね。おっぱいの大きなお姉さんはもっと出て来ても良いのに。

次は2012年７月11月に11巻。残すところ後１冊の筈なんだが、第三王子と魔神の問題、一気にクリア出来るんだろうな……？

燃：Ａ　萌：Ａ　笑：Ｃ　総：Ａ

シリーズリンク
・魔法の材料ございます９ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚（2012/03）
・魔法の材料ございます11 ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚（2012/11）