【ラノベ】魔法の材料ございます11 ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚【11巻/最終巻/感想/ネタバレ】
著:葵 東 イラスト:蔓木 鋼音
サシャと旦那様との出会いは、行為を積み重ねた結果なのだ。
これからも旦那様と積み重ねていこう。それが一番大切なことなのだから。
2012年11月の新刊。約9年5ヶ月2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
ラストということで表紙は勿論サシャ。蕩けそうな笑顔の先にいるのは……。
様々な要因が重なり、遂に魔神モーヴァイラゼムがこの世に現出した。シャルトは死力を尽くして魔神に立ち向かうが……。
総扉のサフィーラ、えっちな格好しとんな……。あんなひもぱん見せつけながら街中を歩いてたんかよ……。ちんちんイライラするしかないじゃん。
そんなモーヴァライゼム召喚の犠牲になり、死んでしまうサフィーラ。最終巻とはいえ、脇役は割と容赦なく死んでいくのが厳しい。
タトラも死んじゃうとは……。ハリガンが助かったのがせめてもの救いか。リリアーナには振り向いてもらえなさそうだけど……。
魔神を倒さないという着地点を見せるとは思わなんだ。しかもラスボスでもないという。第三王子も信念を持っていた人だったしで、かなり予想外の展開。強敵をぶっ飛ばして終わるものとばかり……。
第三王子の読みも超えた器の大きさを三代目が示すくだりは胸がアツくなりましたね。
三代目達主要キャラはみんな収まるべきところに収まったという印象。三代目とサシャはちゃんと結ばれて良かったねぇ良かったねぇ。
総評
そんな具合で本能で人助けをするGA文庫『魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚』全11巻でした。足掛け3年3ヶ月。
徹底的に人助けを貫く三代目のブレなさが爽快なシリーズでした。悪党への容赦の無さが良いよね。
最初こそタイトル通りの内容だったけど、割と早い段階で乖離し始めたのが潔いというか何というか。葵さん自身も後書きで触れてましたね。
葵さんはこの後、新作のプロットが通らなくなったのか、本を1冊も刊行していない。検索したところweb小説の連載を細々と続けている模様。
燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・魔法の材料ございます10 ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚(2012/07)
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