【ボーダー】彩雲国物語 十一、青嵐にゆれる月草【11巻/感想/ネタバレ】

4041087449

著:雪乃 紗衣

「怒れなくなったら、負けだから。誰に対しても、どんなことでもね」

そうだよね、それって諦めちゃったってことだもんな。
2020年9月の新刊。約1年10ヶ月2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙はこれ清雅か。こちらに向けられた鋭い眼光がセクシーじゃん。

さて、御史台の新人として清雅とバチバチに張り合いながら日々仕事仕事の秀麗さん。そんな彼女の元に飛び込んできた大口の仕事、それは王の後宮に入る十三姫の身代わりとなることで……。
こんな形で後宮に戻ってくるとは……。桃仙宮という後宮なんだけれども、凄く美しい宮っぽいんだよね……。行ってみたい。

徐々に洒落にならなくなってきた秀麗さんの身体の異変。今回はちょっと擦りむいただけの筈なのに血が止まらない事態に。これはかなりショッキングな画やでぇ。
そんな秀麗さん、久し振りの燕青との再会に大喜び。喜び過ぎてリアクションがちょっと子供っぽくなる秀麗さんにほっこりする。
燕青がいないところで彼をうっかり褒めてしまって照れる静蘭の可愛さよ。

巻末短編は『心の友へ藍を込めて』『夢は現に降りつもり』の2本。ただの番外編と見せかけて、しっかり本編と絡む重要エピソードなのズルいってばさ。コメディエピソードですよ~と一旦油断させてから真面目な話に戻ってくるんじゃねぇよ……。
次は2021年2月に12巻、7月に13巻、2022年2月に14巻。

燃:A 萌:A 笑:A 総:A+

シリーズリンク
彩雲国物語 十、緑風は刃のごとく(2020/05)
彩雲国物語 十二、白虹は天をめざす(2021/02)

スポンサーリンク









4041087449
彩雲国物語 十一、青嵐にゆれる月草 (角川文庫)

角川文庫

Posted by お亀納豆