【アニメ】ひろがるスカイ！プリキュア　第１話「わたしがヒーローガール!?キュアスカイ参上!!」【感想／ネタバレ】

「無限にひろがる青い空！キュアスカイ!!」

遂に到達した20周年という大台。「ひろがるスカイ」ってまたぶっ飛んだタイトルだと思ったが、「ヒーローガール」と掛けてるのは上手いな～と。
生みの親である鷲尾さんがプロデューサーとして登板し、監督には小川孝治さん。メインライターは金月龍之介さん、キャラデザは斎藤敦史さんとこれまでテレビシリーズをメインで担当したことがない布陣ということで、どういう展開を見せるのか想像もつかない。

ＯＰ曲は繰り返し聞いてたら格好良く思えてくるかなぁといった感じ。

初代オマージュをばっこり入れてきたねぇ。ブラックのポジションにプリズムが当てられているのはスカイとプリズムで主人公だよってことなのかしら。
ウィングとバタフライは変身後としては既に登場しているが、変身前の姿は一切確認出来ない。後からはめこめるようなカットがいくつかあったので拡張されていくと思われる。

スカイランドのプリンセス・エルを狙って現れたアンダーグ帝国のカバトン。彼の登場により王都は大混乱。
そんな所へやって来た少女ソラ・ハレワタールはヒーローとしてプリンセスを救うために駆け出して。

主人公のメインカラーがブルーというだけでも異質なのに、更に異世界人ということでこれまでにない感が凄い。
ここは本人のヒーローになりたいという願望が一般的ではないから、いっそどこまでも従来と違う感じにしちゃおうという割り切りなのかな。
名前が片仮名の主人公というのも初か。どこまでもこれまでの２号ポジションが担いそうなキャラなんだよな。

ソラは旅の途中という出で立ちだったけど、ヒーローを目指して王都にやって来たということだったのか。
王都の中を縦横無尽にパルクールで駆け回るソラの身体能力エグない？坂本監督回でもなかなか見れないレベルのアクションで笑う。

カバトンは名前の通りカバとブタがモチーフと思われる。初手から薄い本の竿役にド最適なキャラが出て来るのは吹くｗ
カバトンからエルは取り戻せたものの、彼が開いたゲートを通ったところ地球のソラシド市へと転移してしまったソラとエル。
何か『おジャ魔女どれみ』の世界観にありそうな地名だな……。

落下した先で出会ったのは虹ヶ丘ましろという名の少女。このましろが変身するキュアプリズムはメインカラーがピンク、若しくは白という認識なんだけど、苗字からすると公式としてはレインボー扱いってことなんかな。

遅れてカバトンもソラシド市にやって来た。彼はランボーグという怪物を生成、街中で大暴れを始めて。
一般市民にも認識されていたな。戦闘後に破壊された路面等は修復されていたが、今後どうなっていくのかな。一般人に認知されるタイプのシリーズになるのかどうか。
ヒーロー要素を前面に押し出すなら認知されていた方が都合が良さそうだけど。

ましろとエルを逃がすため生身でランボーグ相手に時間稼ぎをするソラ。ましろの視点を通して、ソラが本当は怯えてることを見せてくるの上手いな。完璧超人じゃないんだよっていうのを早々と出してきたのね。

当然ランボーグに敵う筈もなく、ボロボロになるソラ。ヒーローになるという夢まで踏みにじられて。
初変身までのプロセスがめちゃめちゃヒロイックで、今年はマジでヒーローものをやるんだぞという気概を感じるわ。
デジモンが新しい進化を遂げる時のノリなんよなぁ。

ソラの気持ちに呼応して現れるミラージュペン。エルからスカイトーンスカイを受け取って変身。
ミラージュペンがスカイミラージュという変身アイテムに変化。スカイトーンをトーンコネクトして、ひろがるチェンジ。

トーンコネクトというワードがまず格好良いし、変身中も色々発声があるのが楽しい。

スカイミラージュを模したステージ上で変身する演出がダンスっぽくてかっちょいい。カメラの引き方も上手いよねぇ。

肩マントが展開するカット、超カッコメンで困る（困らない）

こういう分割カット、『ゴープリ』くらいでしか見たことなかったよな？かっけぇぞ。これ、後々複合していくのか？５人同時変身で複合したら死ぬほど格好良くなってしまう……。

背後に文字を入れてくる演出もプリキュアシリーズではあまり見ない印象。これも格好良いよな。文字入れバンクって、俺達世代だと『デジモンアドベンチャー』の所為で遺伝子レベルに刻み込まれてるからな……。
変身バンク担当は安定の板岡さん。３年連続主人公担当か。見慣れ過ぎて目が肥えてきてるぞ……大丈夫か視聴者達よ……。

キュアスカイのデザインは『デパプリ』が装飾多めのデザインだったこともあり、随分とサッパリしているように見える。その分アクションはさせやすそう。
もう１回書くけど肩マントは無条件に格好良いのよ。

このスカイミラージュ、変身遊び、浄化技発動、ＥＤダンス遊びの機能を備えてお値段税込み7920円。機能を集約しているとはいえ、通年アイテムとしてはかなり高くないか……？この値段では手が出ないという人も多そうだけど……。

で、出た～～～～～～！プリキュア伝統、力を持て余してめっちゃ上空までジャンプするやつ～～～～～～～～～～～!!

ヒーローガールスカイパンチはバンク無しだったけど通常技の扱いなんだろうか。

ＥＤは最初から４人での完成系になっているみたい。しっとりめの曲調だけど、ポジティブなワード満載で元気になるね。ちょっと後期ＥＤっぽいか。

お、踊ってるステージに歴代のクレストが刻まれてるのか。しれっと入れてくるやん。

そんなわけでヒーローであることをゴリゴリに押し出してきたプリキュアレジェンド20年目、いよいよスタートです。
まつげを太く描くキャラデザがちょっと抵抗あるが、まぁそんなのはすぐに慣れてブヒブヒすることでしょう。

Pretty Holicは３年目に突入。今年はPretty Holic Sweetsに代わってPretty Holic Stationeryが新展開。
コスメを中心にその年のテーマに合ったサブブランドで展開するという方針になってきてるのか。

暫くは２人体制で進行すると思われるが、先日行われたオンライン会見ではウィングとバタフライの追加情報が発表された。
鷲尾さん、さらっとウィングが男子プリキュアだって言っちゃうじゃん……。その外見からもしや……という声はあったけど、まさか本当に男の子だとは……。せいぜい一人称が「僕」なボーイッシュな娘さんというくらいだと思ってたわ。
キュアアンフィニの登場から５年、遂にこの時が訪れたか……。年齢は12歳だそうなので小学６年生かな。

キャストは村瀬歩さんということで、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』からムラサメが転生してきたの笑うわｗ
キュアエコーが送り込んできたという構図もジワる。いやしかし女の子っぽい声質とはいえしっかり男性声優をキャスティングしてくるとはなぁ。
当然、正規メンバー扱いってことはストーリー上の待遇や変身バンク、キャラソンなんかもきっちりしてくるってことだよな。
Pretty Holicはどうするんやろ。男の子が使いやすいコスメを出すんか？
この革命が翌年以降も継続するのか、そこも気になりますねぇ。

バタフライは18歳の新成人。ギャルっぽい雰囲気だったので男子キュア程のインパクトは無いがこちらも意外。
史上初の成人プリキュアというアピールになっているんだけども、ゆりさん達高校生キュアが17歳なので、そんなに目新しい感じは受けないかなぁ。
それに外見年齢で言うとアスミ／アースも成人だから……。