【ボーダー】彩雲国物語 十六、蒼き迷宮の巫女【16巻/感想/ネタバレ】
著:雪乃 紗衣
「━━よいか、そなたらが各社寺を拠点に築いてきたものの真価が問われる時じゃ。人里に降り、人を助けよ。━━縹家の誇りを、忘れずにあれ」
2023年3月の新刊。約2ヶ月の積み。半年振りの新刊。
表紙は珠翠……か?内容からするとサブタイが象徴しているのは瑠花と珠翠、どっちともとれる気もする。
前巻の表紙が瑠花で、今回が珠翠かな……。
さて、縹家で蝗害への対策手段を探る秀麗さん達。瑠花が動いてくれないならと囚われの珠翠を救い出すしかないと楸瑛が向かうが……。
外で様々な人と触れ合ったリオウがこの事態を解決しようと奮闘するのアツいよな。すっかり感化されやがって……!
大ピンチの碧州の州牧に抜擢された欧陽玉。任命された直後からゴリゴリのゴリで上の人達とバチバチにやり合って結果をもぎ取っていくのかっちょ良過ぎてシビれたね。うーん、見習いたい。
起こる前に防ぐのが最良って話、ほんと耳が痛いよね。おーい、弊社のチンパンジー見てるー?トラブってから対応するのは下策中の下策なんだぞー?
皆の頑張りを見て、かつての気持ちを思い出した瑠花が命じる縹家の全門開放。瑠花が啖呵を切るのが格好良い。熱いね、身体も心も……。
巻末短編は短編集『黄粱の夢』より『空の青、風の呼ぶ声』を収録。燕青と静蘭がいかにして出会い、別れたかが明らかに。ま~重たいこと重たいこと。
いやしかし燕青と清苑ってめちゃくちゃ名前が似ていて、ずーっとややこしかったね。何でこんな似た音の名前にしちゃったんだろ……。
燃:A+ 萌:A 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・彩雲国物語 十五、暗き黄昏の宮(2022/09)
・彩雲国物語 十七、紫闇の玉座(上)(2023/11)
スポンサーリンク
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません