【漫画】SPコミックス版 サバイバル 6巻【感想/ネタバレ】
作:さいとう・たかを
狩猟と採集という太古からの生活から、いま、〝農耕〟という文化を、少年は獲得したのである……。
1989年2月刊行物。奥付で刊行日を確認してるんだけど、何か前後してない?重版掛かった時の日付が書いてあったりするんだろうか……。
さて、コンクリートジャングルとトラとの戦いが始まる。冷静に考えたら動物園っていう施設、めちゃくちゃリスキーだよなぁ。不足の事態があって動物が逃げ出したらと思うと……。そういう危機管理マニュアルってどうなってるんやろ。
そんなトラと対峙してもなんやかんやで対抗手段を見付けて応戦していくサトル、ほんと強くなったよな……。やっぱりクマをはじめとした自然の脅威との戦いが彼を成長させたのか。
トラは真っ向勝負で決着をつける前に餓死で退場。脅威が消えたことを素直に喜べない……。
そんな中、出会った男。新たな人との出会いに泣いて喜ぶサトルだったが、男はとんでもないクズなのであった。うーん、また人がふたり集まれば摩擦が生まれるパティーン……。
ただ、男から大地震後、東京がどうなったかを知ることが出来て。地震後、生き残った人々は東京を離れて富士山の方へ。そこへミサイルが飛んできて富士山の形が変わったとか何とか。
前巻でサトルが気付いていた可能性が当たってたんや……。
一方、無線で巡り会った老人、志賀さん。人生に絶望していた志賀さんを助けるのが正解だったのかどうか……。
いやでも目の前で自殺現場を見せられたら頭で考える前に助けようとしちゃうよなぁ。
そんな志賀さんからサトルは家族が生きているのではないかという手掛かりを得る。本当に細い糸だけど……。
男は社会が復活した時に備えて金品を集めることに余念が無い。一方、サトルは最早お金に何の価値も見出していない。
男はサトルの隠し事が女と考えるが、サトルは人生の残り時間も長くない志賀さんを守ろうとしていて。どこまでいっても価値観の違うんだよなぁ……。
人間社会が戻った時という先を見据えてるのは何も間違っちゃいないんだけど、かといってサトルを召使いとして使うのは違うもんな……。
男、すぐライフルをバンバン撃ってるが弾のストックが潤沢にあるんだろうか。
燃:A- 萌:C 笑:C 総:A+
シリーズリンク
・SPコミックス版 サバイバル 5巻(1989/02)
・SPコミックス版 サバイバル 7巻(1989/02)
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