【ラノベ】ようこそ実力至上主義の教室へ 9巻【感想/ネタバレ】

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著:衣笠 彰梧 イラスト:トモセ シュンサク

「どうする一之瀬。今がおまえの正念場だぞ」

2018年9月刊行物。約1ヶ月1週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙はAクラスの橋本と神室さん。えっ、神室さんってこんな美人だったの!?もっとモブモブしいビジュアルかと思っていたのだが……。
生徒のパラメータ紹介に出た時は確かラフだったから分からなかったのかしら……。

さて、学期末試験も迫る時期。遂に坂柳さん主導の一之瀬さん潰しが始まった。Bクラスが翻弄される中、綾小路は密かに動いていて……。
坂柳さんといえば、前回の合宿の座禅とかどうしたんやろ。減点を甘んじて受け入れていたんだろうか。

南雲会長、一之瀬さんを生徒会に入れた後は私物として可愛がろうと思っていたのか……ただのクズじゃん。一切感情移入させずに適役に徹させる構想なのかな。
最後に勝ち馬に乗れればそれで良いというスタンスの橋本は見た目からしてチャラチャラしいよね~。これはそう遠くない内に退場しそうにも見えるが……?
そんな橋本が引き連れていたAクラスの鬼頭、顔が怖過ぎる上に高校生に見えねぇw

Aクラスのあることないこと噂をばら撒く作戦に翻弄されたのはBクラスだけではなかった。
噂を流された対象の中には篠原さんも。デリカシーゼロで絡んでいく山内、お前、佐倉さんに振られて成長したんちゃうんかい……。一方、しっかりと山内に起こっていく池の好感度がグングン上がる……。

Cから降格したDクラス、龍園が退いた後、クラスを率い始めたのは椎名さんだった。意外~そんなグイグイ前に出て来るタイプだとは思わんかった。
佐藤さん、綾小路に振られた途端、出番が激減した上に綾小路の作戦に利用されて悪い噂をバラ撒かれて可哀想……(´;ω;`)

綾小路が他者の学生証を見て何かに気付いていたが、一体何だろう。年齢に関することかな?学生証にそんな何でもかんでも有意な情報が載っているとは思えないけど……。
綾小路は感情を交えた関係性を実現するにはハードルが高いと切り捨てていたが、いずれその感情に足元を掬われることも出て来るんだろうか。

一之瀬さんの闇は中学時代に万引きをしたことがある、というものだった。とはいえ、それは追い詰められた末のことであり、えげつない類のものではなかった。うーん、思わせ振りな感じを出していた割には肩透かしだったな……。

勿論、一之瀬さんにとっては重たい過去だったわけで。それを振り切る助けをしてくれた綾小路に……。この女、陥落ちたっ!!
次巻、いよいよ一年生編クライマックスだそうで。出そうで出ない退学者……。

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A+

シリーズリンク
ようこそ実力至上主義の教室へ 8巻(2018/05)
ようこそ実力至上主義の教室へ 10巻(2019/01)

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ようこそ実力至上主義の教室へ 9 (MF文庫J)

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Posted by お亀納豆