【ラノベ】ようこそ実力至上主義の教室へ 8巻【感想/ネタバレ】

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著:衣笠 彰梧 イラスト:トモセ シュンサク

「これがアルベルト……ラスボスの強さなのかよっ」

2018年5月刊行物。約4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は堀北元生徒会長と元書記の橘さん。橘さん、ちょっと前屈みのポージングがえっちだ……。お団子ヘアー可愛い。

さて、晴れてCクラスに昇格したDクラス。昇格が確定した瞬間は描写されないのね。ぬるっとランクアップしていたというか。
3学期開始と共に始まるのは1週間の学年混合合宿。1年生の立場としては上級生と一緒ということもあり、ひりつく環境に。
そんな中、南雲会長が堀北元会長に勝負を仕掛けてきて……。

まーた複雑なルールを暗記させられるのかよ。試験が始まる前からストレスがマッハ。いや確かに短時間で何かをしっかりと記憶する能力って必要だろうけど、厳し過ぎるじゃんね……。

自分より弱い相手にだけ威勢の良いDクラスの石崎。チンパンジーかよ……って思ってたけど、合宿の最後にはチームの仲間を認めるだけの成長を見せて。あれ、上級生という共通の敵でもないけど、そういう立ち位置の人が出て来ると1年同士は仲良くなれる……のか……?
高円寺も今までよりは深掘りされたし、ワンちゃんある……か……?

今まで出番は少ないながらござる口調で存在感を示していた博士だけど、先生からド正論で指導されてしまって辛い。室町時代や江戸時代の人間ではないんだな?って真顔で確認されるの辛過ぎるやろ……。
このままストーリーからフェードアウトしていくんだろうか。

合宿は男女別に行われるため食事の時間くらいしか女子との接点が無く、描写されるのは男子チームのシーンが圧倒的に多い。この構成は思い切ったな~。口絵も2ページを男だけで埋めていたりと挑戦的ですわ……。

退学になる条件が明確にされていることもあってヒリつく特別試験。そんな中、突然、ウホっ!男だらけのチンチンデカさ対決が開幕して笑っちゃった。挿絵まで用意しちゃって~。葛城や龍園、アルベルトも参戦するとはw

一方、綾小路のクラスにいた中国人の女の子、王美雨(ワン・メイユイ)が登場。いや、このキャラで実は最初からいましたよって言い張るのは無理があるやろw
今後、何かしら重要な立ち位置になるキャラなのかな。まさか退学者を出す演出のために犠牲になるんちゃうやろな……。

南雲会長に近い立ち位置にいる朝比奈先輩、ちょっとギャルっぽい美少女で今後の動向が気になりますねぇ。
そうこう言っている内に南雲会長のヤバさが露呈してきた。堀北元会長と正面対決では勝てなくても、搦め手で周囲を潰そうとしてくるとは……。あれ~これ普通にクズやん、南雲会長……。純粋に敵役みたいな立ち位置ってことかな。

ターゲットにされたのは橘さん。橘さん、本筋に絡んできた途端にめっちゃ可哀想な目に遭わされるやんけ……(´;ω;`)
最終的にポイント救済によって退学は免れる形になったが、残ったら残ったで辛いよなぁ……。

特別試験中は基本的に指定のジャージ姿での活動となる。これな~。イラスト的には非常に勿体無い設定だよな~。今回の合宿で言うと、制服でよくない?って場面も多いしね……。

今回のラストでこれから退学者が続出すると明言されて、大波乱の予感。誰がやられるのか分からないけど、作品の性質上、退学したら再登場する機会は無いのかな……。

燃:A 萌:A 笑:A 総:A+

シリーズリンク
ようこそ実力至上主義の教室へ 7.5巻(2018/01)
ようこそ実力至上主義の教室へ 9巻(2018/09)

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ようこそ実力至上主義の教室へ8 (MF文庫J)

MF文庫J

Posted by お亀納豆