【ラノベ】ようこそ実力至上主義の教室へ 11.5巻【感想/ネタバレ】

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著:衣笠 彰梧 イラスト:トモセ シュンサク

「他者に強くあれ。そして優しくあれ」

2019年9月刊行物。約3週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
長期休暇期間ということで表紙は一之瀬さんのピン。一応季節感のある構図になってはいるのか。

さて、長く苦しい戦いも1年が過ぎて、いよいよ昇級手前の春休み。2年生への戦いに向けて、それぞれの思惑が巡っていく……。
綾小路は卒業後、ホワイトルームの指導者になることが決まっている模様。彼の口振りだと卒業後はもう逆らいようがないといった感じだけど、これから卒業後も自由に生きたいという心境の変化が訪れるんだろうか。

そんな綾小路は月城理事代行に対抗するため、真島先生と茶柱先生に協力をとりつけることに。
真島先生、めっちゃ素晴らしい教育者だったんだな……。確かに投票試験の時も反発してたもんね。心強くはあるが、生徒を守って退場しそうな予感もある……。

綾小路に心を救われた平田マンとはお互いに下の名前で呼び合う関係に。平田マン、距離の詰め方がヒロインなんよな……┌(┌^o^)┐
綾小路は椎名さんとデートまがいのこともしたり。椎名さんの私服、結構大人っぽい感じなんだな。

龍園のやり口が許せない神崎は一之瀬さんに代わって宣戦布告。ちょっと危うい様子だけど大丈夫かな……。
そんな神崎、龍園と橋本と並んで小便する挿絵があるの笑っちゃうよな。どこ挿絵指定してんねんw
これからは学年全体で協力しながら他学年と渡り合っていくのかと思っていたけど、まだまだバチバチにやり合うっぽいね。

卒業式。堀北元会長と南雲の関係性、もっとギッスギスのギスなのかと思っていたが、元会長の卒業が関係性を和らげさせたのか、何か良い雰囲気の青春になっていた。最近ゲスムーブが強く出ていた南雲だけにちょっと拍子抜けかな。次巻以降エンジンかかってくるんだろうか。

堀北さんは兄からの巣立ちを表明するためにバッサリショートカットに。おーっと、これは予想外。うーん、黒髪ロングが大正義だったのにな~。
そんな堀北さんが寂しいと泣く姿には失礼ながらグッときてしまいましたね、えぇ。

クラスメイトの松下さんが綾小路の秘密に勘付き始めた。彼女自身も揉め事を嫌って実力を隠していたようで。当然綾小路並のスペックというわけではないんだが、これから物語に強く関わってくるんかいな。

佐藤さんは意外にも未だに綾小路の事を引きずっているみたい。切替早いタイプかと思っていたので意外ですわ。もう1回表舞台に上がってくることあるんかねぇ。
池と篠原さんは早くくっつけよ。何を一昔前のラブコメみたいなことやってんだよw

月城理事代行曰く、次年度にはホワイトルームから刺客が送り込まれてくると。あっちもこっちも警戒対象だらけでストレスがマッハじゃん。
そんなところで綾小路は軽井沢さんを見事彼女にするのであった。これも長期的な策略の一環のようだが、軽井沢さんが心配ですわ……。

燃:A 萌:A 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
ようこそ実力至上主義の教室へ 11巻(2019/05)
ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 1巻(2020/01)

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ようこそ実力至上主義の教室へ11.5 (MF文庫J)

MF文庫J

Posted by お亀納豆