【アニメ】キボウノチカラ オトナプリキュア’23 最終話「キボウノチカラ」【第12話/感想/ネタバレ】

「また夢が叶ったよ」

初代の名乗りから最終回スタート。このバンク、『オールスターズメモリーズ』でリファインしたものではなく、初代当時の映像かなぁ。
シャイニールミナスも遅れて駆け付けてきて最終決戦開始。巨大シャドウの進撃は止まらない。

満と薫が街の人々にプリキュアが戦っている姿を配信。ブンビーさんはお前達の街だからお前達が頑張るんだよ!と叱咤し、皆の心の力が集まっていく。いやぁ、良い脇役達だなぁほんと……。

最後は皆の力を結集した新技プリキュア・バタフライエフェクトシャインドリームでキメ。バタフライエフェクトってこういう時に使うワードじゃなくね?言いたいことは理解るけども。それにしても春映画みたいなクライマックスでしたね。

ベルは考えを改め、未来へ撤収。めでたしめでたしとなるかと思いきや、のぞみが倒れて、昏睡状態に。
ここまでAパートで、後半はしっかりエピローグに割いてくれている。この構成は有り難いね。

のぞみが昏睡状態になってしまってから1週間。でも、のぞみは絶対に目覚める。何故なら彼女は希望のプリキュアだからっていう導線は気持ち良い。
そして遂にココのプロポーズ。ずっと一緒にいられるわけじゃないけど、会える時に会えれば良いという現実的な落とし所に。良かったねぇ良かったねぇ。
ミルクが総理大臣になると決めたこともあって、国王の負担は軽減されそうだし、ふたりの時間も作れるでしょう。

ED曲をバックに、それぞれのその後の姿が。舞台に出るうららの衣装、『スマプリ』のロイヤルキャンディっぽくなかった?たまたまか?
パルミエ王国でのココとのぞみの結婚式の様子も。ココは妖精の姿、のぞみはその隣でウェディングドレス姿に。
人間と妖精が結婚出来んの?という根本的な疑問はノータッチを貫いた形か。

なぎさとほのかは海外を飛び回っているらしく、大人の姿は登場せず。ひかりについては言及すら無し。うーん?
時を飛び越えて来ているかと思ったけど、そんなことはなく普通にタイムフラワーの力で変身してたってことかなぁ。

結局タイムフラワーは不吉を告げる花ではなく、危機を退けるための力を与えてくれる花だったということらしい。何であんな紛らわしい見た目してんだよw
今回の件を通して、考えを変えた人、すっかり忘れて元の自己中心的な考えに戻った人、様々で。

そうして最後の最後、ポイ捨てされたゴミに黒い光が走って……。え、何その不穏な幕引き!?続編やるよという匂わせなのか、これがどういう演出なのか皆さんで考えましょうということなのか。
今回、ちょいちょい通行人をCGで表現しているカットがあって違和感が強かったんだけど、たまたま気になったのかな。

総評

そんなわけで20周年記念で新たな試み、『キボウノチカラ オトナプリキュア’23』全12話でした。美しく成長した皆が見られただけで、ぼかぁ満足ですよ、えぇ。
終わってみれば思っていたよりもプリキュアだったなぁという印象。上手いバランス感だったように思う。

SDGsという難しめのお題を含めた上で、従来のファンの見たいものをおおよそ出してくれたかなぁと。
何よりのぞみとココの恋愛話に決着をつけてくれたのが良かったよね。その答えが良い悪いはともかくとして。

最後まで全く触れられなかったナツこまはいずこへ……。理解る。全体の尺から考えると、どこに入れるんだという話だし、入れたら入れたでココのぞとナツこまの二軸中心になって主題がブレちゃうだろうしなぁ……。

問題はサプライズとして用意されていた初代ですよ。どうにも出し方が中途半端なんだよなぁ。出すならちゃんと成長した姿を出すべきだったと思うんだが……。この辺、どういう理屈でこういう形になったのか説明してほしい。

今後の展開はどうなんだろうな。タイトルに「23」って入ってるのが凄い引っ掛かってるんだよなぁ。今後の計画を想定しているとしか思えない……。毎年やれとまでは言わないけど、数年に1回くらいのスパンでやってほしいよねぇ。

燃:A+ 萌:A+ 笑:A- 総:S-

エピソードリンク
第11話「ミライノオワリ」

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Posted by お亀納豆