【漫画】バクマン。2 チョコと赤マル 【2巻/感想/ネタバレ】
原作:大場 つぐみ 漫画:小畑 健
「マンガは面白ければいいんだ。面白いものは連載される、当たり前だ」
2009年3月刊行物。
お、人物紹介ページで今巻から登場する人にはマークが付いてるじゃん。あんまり見たことない方式のような。俺は人物紹介に出すキャラは前巻の時点で登場済のキャラだけにしてほしい派だなぁ。実質ネタバレだもんな……。
さて、勇んで持ち込みに突撃したサイコーとシュージン。服部さんという編集者についてもらって、デビューに向けてゴリゴリと突き進んでいくことに……。
服部さん、最初こそドライな対応だったけど、ふたりの才能を感じ取ってからは前のめりって感じでしたね。勿論、自身の評価に関わる部分ってのもあるだろうけど。
さらっと語られたシュージンの過去、きっついな……。今後も触れることはあるんだろうか。
サイコーはなまじおじさんという経験者から漫画家の事を聞いているから着眼点がシビアなんだよな……。この辺は後々ふたりの対立の要因になりそうだなぁ。
席替えで隣同士になったサイコーと小豆。露骨に反発した磁石みたいな体勢になっていて笑った。あまずっぺ~~~~~!!
一方、漫画を描いていると学校中に知れ渡ったことで生まれた軋轢も。相棒をけなされた時にノータイムでキレられるシュージンかっこよ。
そんなシュージンと付き合っていると一方的に思っていた岩瀬さん、優等生タイプと見せかけて、思想がやべーな……。何で握手しただけで付き合い始めたことになってんだよw
きっぱりシュージンに否定されたが、今後も出番ある……?三吉さんと付き合うことになったから無いかな……。
ふたりのライバルとなる若き天才、新妻エイジ。漫画の才能は飛び抜けたものを持っているが、思想がヤバそう。面白くない漫画を打ち切りにする権利を寄越せってアンタ……。
服部さんがついてくれたことで、雑誌作りのテクニカルな話が増えてきたのが嬉しい。そういうのもっとちょうだい!
クリエイターには天才タイプと計算タイプがいるって話はよく聞くやつだよな。大ヒットを出せるのは圧倒的に天才タイプって言われるのつら……。
ジャンプ編集部の年俸制度も興味深い。そうか、連載していない間もジャンプに貢献出来ると判断されている内はお金が貰えるのね。
一方でアニメ化作家でも継続して面白い作品を生み出せなければアウトってのはシビア。
王道を征く新妻エイジの対抗するため、邪道を攻める作戦。途中経過こそ好調だったものの結果は芳しくなくて。
発売日に赤マルジャンプを買うようなコアユーザーはとんがった作品を評価するけど、その後に続くユーザーは王道の方を好むし、そちらの方がパイが多いってことか。
この結果を受けて、やはりトップを取るには王道が必要と感じたふたりはイチからやり直すことに。このまま暫くは邪道で攻めるのかと思ったが。面白くなってきやがったじゃないの……。
燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・バクマン。1 夢と現実(2009/01)
・バクマン。3 デビューと焦り (2009/06)
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