【漫画】バクマン。3 デビューと焦り 【3巻/感想/ネタバレ】
原作:大場 つぐみ 漫画:小畑 健
「マンガ家は必ず編集の上をいかなければならない」
2009年6月刊行物。
キャラ数が増えてきたためか、人物紹介ページで編集部の人達がぎゅっと圧縮されてるの笑っちゃったw
何で服部さんが2人いるんだろ。紛らわしい。実在の編集者モチーフなんだろうか。それにしたって、そのまま持ち込んでくることなかろうに。
さて、連載が決まったエイジとその後を猛追すべく踏ん張るサイコーとシュージン。
こいつ等、やることなすこと編集者をビビらせるじゃん……。サラリーマン目線で見ると胃がキリキリしっ放しだぜ……。
意外と早く訪れたエイジとの邂逅。エイジは純粋にサイコー達のマンガのファンだと言ってきて。
あれ、エイジ、意外と良い奴なのか……。どうだろう、マンガが面白くなかった途端に冷たい態度になりそうな気もするが。
エイジ、作画中は口から擬音が次々と溢れ出す作風。それは良いんだけど、流石に「ドピュドピュ」はいかんでしょ。完全に射精してるやんw
エイジの天才性を目の当たりにしても一歩も引かないサイコー格好良いね。
そんなサイコーは夏休みの間だけエイジのアシスタントとして働くことに。そこで出会ったのは同じ連載を目指す仲間、福田さんと中井さん。
福田さんはめっちゃギラギラしとる。彼のジャンプ批判って、誰の意見がベースになってるんだろう。掲載OK出てるってことは編集部が了承してるわけだけど、問題点を認識してはいるがなかなか改善は出来てないってことかしら。
そりゃこの時点でサンデーとマガジンに圧勝してるのに、ここからやり方を変えようとはなかなか出来ないよねぇ。
サイコーとエイジと福田さんでエイジの連載をどうしたらもっと面白くなるか議論し合うシーン、テクニカルな要素がふんだんに盛り込まれていてすっげー面白かったな。こういう話、もっとくれ~!
中井さんは33歳。未だ連載作家の夢を諦めないでいる。プロアシスタント!そういう働き方もあるのか。しかし、これって相当な割り切りが必要な選択だよなぁ。自分が到達出来なかった夢を叶えた人から給料を貰いながら働くわけだもんな……。
中井さん、サイコーの前で泣き出したりして情緒不安定だな。その内爆発しそうで怖いな……。
声優デビューを果たした小豆。しかしその前途はどうにも明るくなさそうで。下積みはしんどいものでしょって言われるとその通りなんだが、セクハラ的なアレに悩まされることになりそう?
夏休みの間はそれぞれ別行動をとることになったサイコーとシュージン。その間にシュージンは見吉さんと距離を詰めることになり、それを部分的に知ってしまったサイコーとの間に亀裂が入りそうで緊張してきた。
殆どシュージンに書いてもらったケータイ小説で声を掛けてもらった見吉さん。うーん、彼女の意図がよく理解らない。シュージンと一緒にいるための理由作りという側面もあるんだろうが……。どこかで軌道修正しないと悪者になってしまわないかな……。恋する女の子としての可愛らしさはあるが、ストーリーライン上は微妙な立ち位置だよねぇ。ナイスフォローをしてくれる時もあるけども。
サイコーとシュージン、本当はお互いに同じ気持ちを抱いているのに……。大丈夫かなぁ。すれ違ってしまうのか、噛み合うのか……。何事もなく新作を作り始められると良いが……。ハラハラさせんじゃねーよ。
おいおい、アツくなってきたじゃないの……くそっ、おもしれーな!
燃:A+ 萌:A 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・バクマン。2 チョコと赤マル(2009/03)
・バクマン。4 電話と前夜(2009/08)
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