MF文庫J

ラノベ部〈2〉 (MF文庫J)

著:平坂 読 イラスト:よう太

「……特別すぎて、いまさら恋人になんてなれないよ」

うわぁあああぁあああああああぁぁぁあああぁぁん、竹田あぁぁぁああぁぁああああああああ!!
そこはシリアス要らねぇぇえええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

約2ヶ月1週間半の積み。4ヵ月振りの新刊。間に『ねくろま。』6巻が挟まっていることを考えると執筆速度は速い。

表紙は文香単独に続き、暦。ぱ ん つ は い て な い
と言うか冗談抜きで、はいてないと見えないような部分まで見えている気がするんですが……。

著者紹介では「俺がライトノベルだ」とか書いてあって吹いた。意味理解らんw
口絵でドクロちゃんのコスプレとかロケットスタート過ぎる。せめて同レーベル内にしとけば良いのにw

今回は新キャラ、アメリカからの留学生リア・アルセイフが登場。アルセイフは『空ノ鐘の響く惑星で』のフェリオ・アルセイフからですね、分かります。いや、ほんとは『鋼殻のレギオス』のレイフォンからだろうけど。

ネタのチョイスが相変わらずマニアックで素敵。同レーベル作品とはいえ、『フレンズ×ナイフ』とか『ぴにおん!』とか『魔界ヨメ!』とか「性剣の刀鍛冶」とか『ビター・マイ・スウィート』とか。
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』は多方面でネタにされ過ぎw

『BLEACH』で新設定が出たときに使われる「なん……だと……!?」は是非使ってみたいです。
そして本棚を3重構造にすると仕切り板が重さに負けるという話を読んでガクブルです。

というわけで、ラノベ厨には堪らない『ラノベ部』2巻でした。次は『ねくろま。∞』が4月だっけ?

燃:C 萌:A+ 笑:A 総:A+

MF文庫J

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈4〉 (MF文庫J)

著:三浦 勇雄 イラスト:屡那

 

「彼こそが正真正銘の――」

「俺は――」

「「聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)だ」」

 

 約二ヶ月一週間半の積み。四ヵ月振りの新刊。うわぁあああぁあああああああぁぁあああああああ、地雷認定した途端にアニメ化きたあああぁぁぁああぁぁぁ!!!!

 これで切り捨て不可能です。本当に有り難う御座居ました。

 同時にコミックアライブでコミカライズ連載決定。確か三月末発売号から始まってる筈。

 

 いや、そりゃ売れてるとは聞いてたけど、まさかこんなに早くアニメ化するとは……。一巻発売から一年二ヶ月でアニメ化発表とか早過ぎる……。まぁ、『生徒会の一存』は丸一年でアニメ化決まったけど。

 しかしこれがアニメ化するということは、これと同じような売り出し方をしている『緋弾のアリア』もアニメ化が控えてるのか……?

 

 さて、アニメ化も決まって、話を引っ張らなければならない時期だと思うんだが、結構話が進んでます。ヴァルバニルの復活まで一年を切ってるけど、この一年を引き伸ばして展開するつもりなんだろうか。

 で、途中で、不意打ちでいきなり短編集出す、みたいな。

 

 やっぱりセシリーの熱血展開が今一つぱっとしないなぁ。ルークとセシリーの性別が逆だったら感情移入出来て、もっと面白くなるんじゃないかと思うんだけどなぁ。

 

 今巻で一番面白かったのは後書きで、『丸鍋ねこ』二巻の後書きの内容全肯定の下りですね。

 

 次は三月。って言うかもう出てるよ!

 

燃:B 萌:B+ 笑:C+ 総:B

MF文庫J

渚フォルテッシモ〈2〉 (MF文庫J)

著:城崎 火也  イラスト:桐野

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  さて二巻。よくよく考えたら、この『渚フォルテッシモ』というタイトルって物凄い上手いんじゃないか?性格のキツいヒロイン渚と歌声的なフォルテッシモを掛けてるんじゃないのかと思うわけだが。意味理解らんでも響きだけでも綺麗やしな。

  一巻でラブコメに特化した方が無難と書いたら、ホントに特化した!?美少女が三人(実妹含む)も増えて、何というハーレムか!!完全に魔の海の設定おまけやん!いや、それで良いんです!こっちの方が無難に面白いから!一巻のまま、どっちつかずだったら切ってましたよ。渚も朱里も可愛いから困る。

  ところで、朱里、いくら何でも小さ過ぎじゃね?大地がデカいのか?いや、小さいのは良いことだから、大いに結構ですが。

  ラーメン旨そうだな。編集長がラーメンのシーン無くて残念と言ったために、追加されたらしいぞ。

 

燃:C  萌:A  笑:A  総:A

MF文庫J

いつも心に剣を 1 (1) (MF文庫 J し 5-1)

著:十文字 青 イラスト:kaya8(かやはち)

「絶対?必ず?保証できる?保証して。約束しなさいよ。誓いなさい」

約一ヶ月の積み。『薔薇のマリア』で御馴染みの十文字さんがMF文庫Jに殴り込み。やっぱり余所から来た作家には続刊前提のファンタジーを書かすのね。
帯にはこの本の一週間後くらいに出る『薔薇マリ』の最新刊の宣伝が載っている。他社なのに凄いな……。
アンケート葉書には『薔薇マリ』を読んでいるかという質問があるけど、作家を他レーベルから引っ張ってくるときの資料にでもするつもりなんだろうか。

さて、十文字さんのファンタジーということで、『薔薇マリ』みたいに阿呆みたいな設定量をちょっと期待していたんですが、全然そんなことなかった。
まだ序章ってこともあるんだろうけど、主人公レーレとヒロイン、ユユの絆がメイン。

『薔薇マリ』にしても『ANGEL+DIVE』にしてもスロースタートなところがあるので、三巻くらいまでは様子見だろうなぁ。

ところで、MF文庫Jって一律609円なんだな。ラノベ買うときにいちいち値段なんぞ見ないから高殿円さんの日記見るまで知らんかった。だから極端に分厚い本も薄い本も無いのね。
上限は320ページらしい。

燃:B  萌:B+ 笑:C+ 総:B+

著者リンク
ぷりるん。 ~特殊相対性幸福論序説~(一迅社文庫、2009/07)
純潔ブルースプリング(ソフトカバー、2009/08)
ばけてろ 成仏って、したほうがいいですよね?(角川スニーカー文庫、2009/10)
ぼくのうた(幻狼ファンタジアノベルズ、2010/07)
黒のストライカ(MF文庫J、2010/10)

メガクルイデア(幻狼ファンタジアノベルズ、2011/01)
全滅なう(一迅社文庫、2011/08)
聖断罪ドロシー01 絶対魔王少女は従わない(スニーカー文庫、2012/08)
一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~(MF文庫J、2012/08)

MF文庫J

渚フォルテッシモ (MF文庫J)

著:   イラスト:桐野

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  集英社がホームグラウンドの城崎さんがMFに登場です。軽度のバトルとお約束なラブコメという典型的なMFパターン。どっちの比重を大きくしていくかで、変わってきそう。ラブコメに特化した方が無難だと思うけどなぁ。

  取り敢えずラーメンは美味しそうでした。

  絵師の桐野さんって、どっかで名前見たことあるなと思ったら、『ドクロちゃん りぴる』描いてる人じゃないっすか。渚が手にした魔道具バットがエスカリボルグにしか見えない件。


燃:B  萌:A  笑:B 総:B

MF文庫J

けんぷファー 9 (MF文庫J つ 2-10)
著:築地 俊彦 イラスト:せんむ

「変身を解きましょう。ケンプファーのままで言い合っていたら、いずれ死人が出るわ」

約1ヶ月の積み。4ヵ月振りの新刊。実質は第10巻。表紙は女ナツルと沙倉さん。

今回はいよいよ沙倉さんの本性が剥き出しになってくる。様々な川の流れが奇妙な形で1本にまとまろうとしているらしいが、それよりも気になるのはゲーム好きの担任教師と髪の長い、変な養護教諭。どう考えても伊庭先生と紅尉先生だよなぁ。何なの?『まぶらほ』と関係あるの?

次は2ヶ月連続刊行で、『⑨1/2』です。コミカライズもほぼ同日発売。出たよ、引き伸ばし戦法……(´・ω・`)

燃:C+ 萌:B 笑:B 総:B+

MF文庫J

きゅーきゅーキュート!〈3〉 (MF文庫J)
著:野島 けんじ イラスト:武藤 此史

「恋はひとりでもできますが、愛には必ずふたり必要ですのよ。だから、恋をあたためても、ふたり必要な愛にはなりませんわ」
「だ、だったら、なんになるってのよ」
「決意、ですわ。恋する想いを相手へ伝えるには、決意が必要でしょ?」

スイート、超良い事言った!

中古。なかなか見付からなくて苦労しました。わざわざ遠くのブックオフまで行った甲斐があったぜ、らっき!

さて、表紙は髪を下ろしたキュート。総扉は差分変化でウサミミキュート。キュート可愛いよキュート。

今回は六七女のゴルゴンゾラと六八女のパルメザンの双子姉妹の悪戯で封印庭(アーク)の中に閉じ込められた理刀達の騒動を描く。騒動ってつーか結構真剣にピンチだった気もする。
理刀の『混沌とした実在(カオティック・リアル)』の必要な魔法までもキャンセルするところなんかはまさに幻想殺しですね。

今回の主題は巴のフラグと百香の能力発現なわけだが、ヌルヌルベタベタなまさかのエロス展開に吹いた。あんまりそういうことしない作品かと思ったんだが……。と言うか、『H+P』とかやりたい放題の作品を知ってるから、超温く感じるw

ラストでは理刀の住んでいるマンションがアンダーレゾン学院に通う予定の女子生徒三十人が入居してきて事実上の女子寮化というミラクル。流石に完全に男一人ってきつくね

つーわけで、ちょっとマジ要素が多くて減速した三巻でした。って、口絵のメイドさんなヒロイン達ってイメージイラストなのかよ!
ところで、悪戯双子というと、『ハリー・ポッター』のフレッドとジョージを思い出します。

燃:C+ 萌:A 笑:B 総:B+

MF文庫J

らぶジェネ! (MF文庫J)

著:本田
透 イラスト:鶴崎 貴大(たかひろ)

 

「えー?男の子ってさぁ。おっぱいがでかいほうが嬉しいんじゃないのぉ?」

 もちろんだ!

 嬉しいに決まっているっ!!!!

 

 いや!

 一概にそうとも言い切れないっ!!!!<何なんだ

 中古。○八年十二月の新刊。最近、物凄い刊行スピードで本を出している本田さんがMF文庫Jに進出。発売時はベッタベタなラブコメっぽかったのでスルーしたんだけど、正月にブックオフに行ったら見付けて、え、まだ発売から一ヶ月も経ってないじゃん!らっき、取り敢えず買っとけ!みたいなノリで買っちゃいました。

 買って暫くしてから、イラストが『隙間女』の鶴崎さんであることに気付きました。

 取り敢えず表紙はぱんつはいてない。しかし表紙をめくると、総扉では差分変化で僅かにぱんつが見えている。

 さて、主人公の航(わたる)は黒歴史と化した中学時代を脱出し、高校デビューを果たそうとするが、彼の前にかつて恋した美少女ゲームのヒロイン、美羽が現れたから、さあ大変。

 え、何?二次元から三次元に現れる系のヒロインが流行っているのか?思いつくだけでも『ラブ★ゆう』『セキララ!!』『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』等々。古いのだと、『竹田くんの恋人』なんかもそうだっけ?

 で、航はリアル美少女の竜宮(たつみや)さんと美羽の間で揺れ動くことになるというベッタベタなラブコメです。勿論、MFが大好きなちょっと不思議設定も入ってるよ!

 ちょくちょくオタネタが入ってくるところが多少好き嫌いを分けそうな気もする。〈ザ・ワン〉って『アクマのミカタ』にそんな奴居んかったっけ?

 地方都市伝説を退治するとか巨乳風邪とかって、もしかして『ギャルゴ!!!!!』ネタなのか?

 また、京極堂って有名な名探偵なのかな?個人的にはそこまではメジャーじゃないというイメージがあるんだが。

 そして口絵の竜宮さんのおトイレシーンで髪飾りがトイレットペーパーに見えたのは秘密だ!

 つーわけで、『らぶジェネ!』でした。ベッタベタだけど好きな人は好きな筈。つーか鶴崎さんのイラスト補正もあるしね。次は四月だっけ?取り敢えず続投。

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:B

イラストリンク
ふぁみまっ!(GA文庫、2010/04)
おお魔王、死んでしまうとは何事か ~小役人、魔王復活の旅に出る~(講談社ラノベ文庫、2020/12)

MF文庫J

この広い世界にふたりぼっち〈2〉人形カラシニコフ (MF文庫J)

著:葉村
哲 イラスト:七草

 

「さすが委員長、眼鏡をかけた野獣ね」

 

 野獣!?

 約二ヶ月二週間半の積み。四ヵ月振りの新刊。まさかの続刊が出るって知ってビックリしました。一巻で裏表紙の粗筋に使用されていたオリジナルマークはどこかへ消えました。

 北方の街へとやって来た咲希とシロは離れ離れになってしまう。え、咲希とシロのイチャイチャっぷりが見処なのに!ラストまで離れっぱなしですよ。

 ストーリー展開は相変わらず独特と言うか何と言うか……。やはり置いてけぼりでした。

 今月か来月に三巻出るけど、もう切りで。

燃:C 萌:B+ 笑:C+ 総:B

MF文庫J

丸鍋ねこ3 白崎チカ王政復古(殴) (MF文庫J)

著:七位
連一 イラスト:ぱこ

 

「ホストクラブより楽しいとこなんて、この宇宙のどこにもありはしないのよ」

 

 何という真理w

 約一ヶ月二週間の積み。隔月刊行。表紙はまたもやねこかと思いきや、ひょうとチカ。いや、それなら二巻の時点でひょうを表紙に出して、今回はチカ単独にすれば良かったじゃん!ブルマはGJと言わざるを得ないが、この下手糞な構成は残念。

 で、文化祭ジャックに続き、体育祭ジャックです。つ、詰まんねぇぇえええええええええええええ!!らめぇぇえええええええええ、このままじゃ打ち切られちゃうぅぅううううううううう!!

 折角キャラは良いのに、殆どLOVEが無いから駄目なんだよ。MFの王道はLOVEなんだからさあ!

 七位さんって、一巻目では「おお!」と思わせておいて、二巻で思いっきりブレーキ踏むのが好きなの……?流石にもう地雷認定。購入打ち切り。時系列から考えても次巻でスク水が出て奇蹟の巻き返しがあるとも思えないしなぁ。

 ところで、今更、pakoさんって絵師が居ることを思い出しました。

燃:C 萌:B+ 笑:B 総:B