MF文庫J,アニメ,コミカライズ

「あたしが敵だったら━━風穴空いてたわよ」

MF文庫Jの大人気シリーズのスピンオフコミカライズがアニメ化。タイトルの「AA」は「ダブルエー」と読みます。

電撃文庫『とある魔術の禁書目録』に対する『とある科学の超電磁砲』みたいなもん。
スピンオフコミカライズのアニメ化と言えば、他に『長門有希ちゃんの消失』があるけど、これからはそういうアニメ化も増えていくのかしら。

本編アニメの終了からは4年3ヶ月振りなんだけど、スタッフはキャスト以外総入れ替えっぽくて、最早別物と言って良いと思う。
製作は動画工房。ここって結構良いものを作っているイメージあるな。動画工房がMF文庫Jの関係作品を手掛けるのは初か。

舞台は武装探偵を育成する東京武偵高校。優秀な武偵、神崎・H・アリアに憧れる少女、間宮あかりは先輩に教えを請う制度、戦姉妹(アミカ)の申請をそのアリアに出すのだが……。
本編以上に女の子ばっかり出て来る作風となっている。

OPはスタイリッシュな感じで。きゃぴきゃぴ感は殆ど無いな。
今回は導入編といった感じで、あかりが隠している闇もちらちらと見せつつ、主だったキャラが総出演している。
本編側のキャラもアリアを始めとして、キンジ、白雪、理子、レキが登場。

更に高千穂麗や風魔、夾竹桃等、今後活躍するキャラもあれこれ登場。麒麟も出てたし、原作既読組としては嬉しかったですね。

初回ということもあってアクションシーンには結構力を入れている様子。確か、『アリア』のアニメの方では初回から、CG演出の所為でおや?と思った憶えがあるし、良いんじゃないでしょうか。

EDを歌うのはアリアとあかりか。
そんな感じで1弾でした。結構、丁寧に作ってありそうで面白くなりそうな予感でござる。

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A+

シリーズリンク
緋弾のアリア 第12弾「ブラド」

エピソードリンク
2弾「危険な関係」

原作リンク
緋弾のアリアAA <1>(2011/03)

MF文庫J

女騎士さん、ジャスコ行こうよ3 (MF文庫J)
著:伊藤 ヒロ イラスト:霜月 えいと

「うむうむ。やはり人間というものは、ゾンビが出るとモールに集まってくるものなのじゃな」

2015年5月の新刊。約4ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、今回は蛍育成事業と水神さんのお見合いの2本柱でストーリーが展開する。水神さん、挿絵の登場率高くて優遇され過ぎだろw

プロローグをオープニングコント言うなw
巻数を重ねれば、水神さんが俺達にも理解る美少女に変化するんじゃないかと思っていたけど、全然そんなことなかったな。
実は麟一郎と幼い頃に出会っていたとかいうベッタベタな事実が明らかになったけど、これはロングパス伏線なのかしら。

本当の自然とは何なのか、環境を守るとはどういうことなのかに鋭く切り込んでいく社会派ラノベと言っても過言ではない……かもしれないw

そして実は麟一郎の婆ちゃんがエルフで肉体年齢が10歳程度とかいう訳理解らん爆弾発言が飛び出した。どんな引きだよw
次は2015年9月に4巻。

燃:C 萌:A- 笑:A 総:A

シリーズリンク
女騎士さん、ジャスコ行こうよ <2>(2015/01)
女騎士さん、ジャスコ行こうよ <4>(2015/09)

MF文庫J,アニメ,コミカライズ,ノベライズ,富士見ファンタジア文庫,富士見L文庫,講談社キャラクター文庫,雑記,雑誌,電撃文庫

色々買ってきました。ラノベは、

・青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない
・エロマンガ先生⑤ 和泉紗霧の初登校
・のうりん <11>
・りゅうおうのおしごと!
・中古でも恋がしたい! <3>
・異世界ラ皇の探求者 03.ロリ吸血鬼はハフハフです!
・姉と妹の下着事情。
・小説 ふたりはプリキュア
・小説 ハートキャッチプリキュア!
・ぼくのゆうしゃ <8>
・オレと彼女の萌えよペン <4>
・緋弾のアリアAAⅢ
・機巧少女は傷つかない15 Facing “Machine doll Ⅰ"

の計13冊。
電撃文庫では『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』に続くニコニコ動画とのコラボ企画が『青春ブタ野郎』になるそうです。アニメ化内々定出てるのかなー。

GA文庫では『りゅうおうのおしごと!』のコミカライズがヤングガンガンで連載決定。えっ、まさかもうアニメ化内々定してるのか……?

『中古でも恋がしたい!』はドラマCD化決定。コミカライズを挟まずに、いきなりドラマCDというのはどういう流れなんだろうか……。

講談社キャラクター文庫では、しれっと新刊の帯に2016年3月に『Yes!プリキュア5!』『フレッシュプリキュア!』のノベライズの発売予定が書いてあって吹く。もっと大きく書けよw

コミカライズは、

・緋弾のアリアAA <Ⅹ>
・オレと彼女の萌えよペン <2>

の計2冊。
あとドラマガ買いました。

MF文庫J

ストレンジガールは甘い手のひらの上で踊る (MF文庫J)
著:森田 季節 イラスト:文倉 十

「あなたが地下鉄だと思うもの、それが地下鉄です」
「いや、その理屈はおかしい」

MF文庫J2015年2月の新刊。約6ヶ月2週間半の積み。凄く久し振りに森田さんがMFに登場。『神聖魔法は漆黒の漆原さん』2巻以来だから2年9ヶ月振りか。

イラストは文倉さんということで、おお、デビュー作を思い出すな!と思っていたら、思い出すどころかデビュー作『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』と同じ世界観だったでござる。何……だと……?
まさか6年9ヶ月も経ってから続編が出ることになるとは……。

ラブコメ→美少女学園異能力バトルと変遷してきたMFのトレンドだけど、最近は萌えとは違う方向性の作品も出て来ているので、再び森田さんの摩訶不思議な作風を出せる雰囲気になってきたのかしら。

主人公、彰人と彼に関わる少女達、そしてイケニエビトである女性、白(つくも)を巡る不思議な恋の物語。
恋愛ミステリーって帯で銘打ってるけど、そういうオサレな感じではないと思うんだよなぁ。だからといって、じゃあ何なんだって言われると答えられないけど……。

このいかんともしがたい雰囲気はデビュー当時の雰囲気を思い出すな。今って過去2作って読める状態になってるのかな。

本ブログでは『ビター・マイ・スウィート』シリーズの1作として扱うことにします。元々あのシリーズは1巻と2巻で主要登場人物が違うし、本作もその括りに入れて良いだろう。

燃:C 萌:B+ 笑:C+ 総:A-

MF文庫J

魔剣の軍師と虹の兵団(アルクス・レギオン) (3) (MF文庫J)
著:壱日 千次 イラスト:おりょう

「こうすれば思い出します。在りし日の陛下を━━」
「……玉座に座ったり、冠をかぶったりしていた、陛下を!」
「大抵の王、そうです!?」

このネタ、ぐう好き。
2015年8月の新刊。約3日の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、祖国トレントを解放したジュリオ達。しかしロンバルディアの弱体化は新たな脅威を招くということで、第一王子カンパネルラを擁立することになるが……。

圧迫フェチとか、またクッソマニアックな性癖が出て来たな……。何これ、毎巻何かしらの新しい変態が出て来ないと駄目なのかな……。その方が面白いけど。

戦いは激化してもギャグの勢いが衰えないのが凄い。そんな中、ジュリオとトリスタンの男の友情がアツかったり。
ただ、結構トリスタン、危うい感じがするんだよな。ルーナのことでが絡むとうっかり死にそうな……。
敵や脇役は戦記ものらしく死ぬけど、主要キャラも死ぬ可能性あるんだろうか。

ところで潜入のために黒髪に染めたロスヴァイセ可愛いなw
ひとまず3巻打ち切りは回避出来た模様。どうだろうな、畳もうと思えば4巻で即畳めてしまえそうな気もするから怖いな……。

燃:A- 萌:A 笑:A 総:A

シリーズリンク
魔剣の軍師と虹の兵団Ⅱ(2015/04)
魔剣の軍師と虹の兵団Ⅳ(2016/01)

MF文庫J,ガガガ文庫,コミカライズ,ダッシュエックス文庫,富士見ファンタジア文庫,雑記,GA文庫,HJノベルス

色々溜め込んでいたものを引き取ってきました。ラノベは、

・アルケミストの終焉創造術 <5>
・アイサレワールド I really, truly surrender to you. 冬美原久真部の解決日誌1
・七星のスバル
・デート・ア・ライブ アンコール <4>
・災厄戦線のオーバーロード <3>
・まわせっ!課金戦乙女のヒルデさん
・いづれ神話の放課後戦争 -魔眼の王と屈服女神-
・はてな☆イリュージョン <3>
・緋弾のアリアⅩⅩⅠ 秋霜烈日の獅子
・僕は友達が少ない⑪
・魔剣の軍師と虹の兵団Ⅲ
・異世界ならニートが働くと思った? エルフの姫を奴隷にして世界を支配させます。

それからようやく最新刊に追いつきつつある、

・聖剣使いの禁呪詠唱 <10>
・聖剣使いの禁呪詠唱 <11>
・聖剣使いの禁呪詠唱 <12>

の計15冊。

GA文庫は折り込みチラシでプッシュするシリーズ以外の新刊の内容を省略するようになってました。メディアミックス関係の告知を優先するってことか。

白鳥士郎さんの新作『りゅうおうのおしごと!』と逢空万太さんの新作『出番ですよ!カグヤ様さま』が文庫発売前からコミカライズとドラマCD化決定。
GA文庫も大分、宣伝に金突っ込むようになってきたな……。

更にスーパーダッシュ文庫で『アキカン!』が悲惨なことになった藍上陸さんがガンガンGAで新作『アキハバラ∧デンパトウ』を連載開始。

キャンペーンやイベントの告知では未だに『神曲奏界ポリフォニカ』のコーティが代表キャラとして出て来てるんだけど、まだ何か展開する予定あるのかな。

MF文庫Jでは『落ちてきた龍王と滅びゆく魔女の国』がドラマCD化。気付けば文庫も8冊出てるし、十分アニメ化圏内なんだな。まぁ、戦記ものは当たり難いが……。

コミカライズは、

・俺、ツインテールになります。π <2>
・緋弾のアリア <ⅩⅡ>
・おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! <7>
・聖剣使いの禁呪詠唱 <3>

の計4冊。
俺が買いに行ったことで店の売り上げ目標を突破したとか言われて草。

『テスタメントシュピーゲル』でお馴染みの冲方丁さんが妻へのDVをやらかしたとかで逮捕されましたね。小説と一切関係無い事で捕まんのかよw
まぁ、ハメられたのかもしれないけどさ。

MF文庫J

虚構戦役の戦導師<アンシミュレイテッド・インキュベーター> 3 (MF文庫J)
著:田尾 典丈 イラスト:村上 ゆいち

「取り戻そう。俺たちの現実を。俺たちの未来を!俺たちの、すべてを!!」

2015年6月の新刊。約1ヶ月2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
あれ、表紙の構図が何だかもっさりしたな……。

さて、表紙、帯、粗筋の全てが打ち切り完結を匂わせていて、あっ……(察し)となる第3巻。
口絵の最初の見開きが男キャラ勢揃いで、これ本当にMF文庫Jか……?って戦慄した。みんな、イケメンすなぁ。

戦いの舞台は順当に『LoR3』の世界へ。意志ある虚数ユニットの存在がゲーム攻略をスムーズに進めさせてくれなくて……。

あれよあれよという間に話が進んで、最終決戦は現実へと帰還し、まさかの墜落途中の飛行機の上でとなった。本当はラストバトルと飛行機脱出は別々にやるつもりだったんだろうな。

駆け足で『LoR8』の世界まで行くかと思ったけど、『3』が三部作のラストとすることで区切りをつける形にしたのね。

ラストシーンの体育祭でシミュレーション・エントランスするのはほっこりする良い落ちだと思います。

結局、フェアリーテールシステムの説明はほぼ無しか。もうちょっと書いてくれても良かったと思うんだけどな。
ってか『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』未読組からしたらキョトンってなると思うんだけど。

総評

そんな具合でSRPGの世界に入るMF文庫J『虚構戦役の戦導師』全3巻、これにてマップクリア。僅か半年の寿命だったか……。
後書きで、まだ続けることも出来たって言ってるから、多分打ち切り完結だと思う。

少なくとも帝輝のクラスのメンバーは全員、情報量に差はあれど色々設定されているので、僅か3冊のシリーズにしておくには勿体無いと思うんだよな。

オンラインゲームの世界に入る作品は数あれど、SRPGの世界ってのは珍しいと思うし、もっと続けても良かったのに。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
虚構戦役の戦導師2 三英雄の革命戦争(2015/02)

MF文庫J,ダッシュエックス文庫,ビーズログ文庫アリス,講談社タイガ,雑記

色々買ってきました。ラノベは、

・となりの魔王 襲来編
・神鎧猟機ブリガンド <3>
・SとSの不埒な同盟
・緋弾のアリアAAⅡ

それからちょこちょこ増やしている、

・聖剣使いの禁呪詠唱 <7>

の計5冊。

MF文庫Jでは『Re:ゼロから始める異世界生活』がアニメ化決定。順当過ぎて何の驚きも無いでござる。

『緋弾のアリアAA』は2015年10月から放送開始。製作は動画工房になり、キャスト以外のスタッフ総取っ換えっぽい。これはワンチャンあるんじゃね?

講談社はまだラノベ文庫の歴史も浅い内から、新たなレーベル、講談社タイガの創刊を発表。ライバルレーベルにフリーズベントでもするのかな(ぉ
10/20だから、そんなに遠くないですね。

現時点で既に結構な数の作家さんの参戦が発表されてるんだけど、やっぱり顔ぶれからしてメディアワークス文庫とか富士見L文庫とか、キャラクター文芸方向なんだろうな。取り敢えずウチのブログではボーダー扱いにしておこう。

MF文庫J

クズだけど異能バトルで覇権狙ってみた (MF文庫J)
著:三門 鉄狼 イラスト:ユメのオワリ

「相手の負けが確定したら気分よくなってパワーアップとか、役に立たない上にクズすぎる信念ですね!」

MF文庫J2015年6月の新刊。約2週間半の積み。『永劫回帰のリリィ・マテリア』が2巻で打ち切り完結となった三門さんが1年半振りに復活。
「クズ」と「異能バトル」というフレーズに釣られて購入。
著者曰く、略称は『クズいの』。

さて、神と契約し己の信念を力に変えて戦う〈最終戦争(アポカリプス)〉の参加者となった主人公、神薙アスマ。勝ち残った者はどんな願いでも叶えられるというが、ボッチでクズなアスマの願いは世界の滅亡で……というお話。
帯を外すと表紙にもアスマ居るのね。

異能バトルと言っても、そこまで厨二臭く無いのが惜しいけど、アスマの捻くれぼっちっぷりは好き。
再会した幼馴染み、宗也のあまりの主人公っぷりにドン引きする展開もツボでなぁ。最近の流行は王道主人公を斜に構えてこき下ろすことなんですね、分かります。

勿論、ガチのクズだとストーリーとして成立しないので実は……みたいな話なんだけどね。
『コードギアス』とか好きな人が好みそう。

女の子はそこそこの数が出て来るものの、さほどMFっぽさを感じさせるような展開にはならないな。取り敢えずしゃーなしでサービスカット入れました、みたいな。
俺としては、このくらいが丁度良いって気がするけども。

そんな具合でクズな新シリーズでした。これは続きが楽しみでござるな。

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A

著者リンク
集団美少女戦士キューティ・パンツァー(メガミ文庫、2009/11)
薔薇十字叢書 ヴァルプルギスの火祭(講談社ラノベ文庫、2015/11)
女騎士これくしょん ~ガチャで出た女騎士と同居することになった。~(講談社ラノベ文庫、2017/09)

MF文庫J,コミカライズ

ジーンメタリカ-機巧少女は傷つかない Re:Acta- 2 (MFコミックス ジーンシリーズ)
作画:釜田 みさと 原作:海冬 レイジ キャラクター原案:るろお

「…数が多すぎます!!男日照りさんも手伝ってください!!」
「日照ってないものーっ!!日本の夜明けはこれからだもの!!」

2014年5月の新刊。
さて、2巻にして完結巻。復讐と仲間達の間で揺れるヤマトの葛藤が描かれていく。あれ、白夜の出番あんまり無くね?ほまれさんの方がヒロインっぽくね?

盛り上がったのかそうでないのか、よく理解らないまま終わってしまった印象。結局、ヤマトの葛藤に答えが出たようなそうでないような。
どうせなら、もっと原作とリンクする要素が早い段階から出て来れば良かったのにな。

コミックス描き下ろしのエピローグでは硝子さん達が登場。どうやら原作の未来の話だったってことみたいなんだけど、今一つヤマトと本編キャラの関係性がよく理解らない。

どうも雷真が父親で、育てたのがいろりのようで。ただ、いろりらしき娘が夜々にすまないって言ってるってことは雷真と夜々の子供をいろりが世話したということなんだろうか……。

原作者後書き曰く、謎の一部は原作で明かされるらしいし、それ待ちか。憶えていられる自信は全く無いぜ!やったー!

燃:B- 萌:B+ 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
ジーンメタリカ -機巧少女は傷つかない Re:Acta- <1>(2013/09)