アニメ,電撃文庫

「私はここに居る!呪いたくば呪え!!」

原作1巻クライマックスです。ヒートアップするピーヴィーとの戦い。
身を隠すフィア達だったが、いんちょーさんを人質に取られたことで、出ていかざるを得なくなる。

いんちょーさんを殺されて、暴走しそうになるフィアの演出が怖い。というか、全体的にシリアス系の演出が怖いわ。ピーヴィーのトラウマ描写もアレでナニだしな。
それに、いんちょーさんのお腹くぱぁとかアカンやろ……。

フィアの《鋼鉄の処女》の中から春亮が飛び出してくるシーンのアツさが半端無い。BGM的にも盛り上げた上で、毛筆体で画面いっぱいに文字が入って、「顕殺交叉!!」はアツ過ぎる。
好き嫌いあると思うが、俺はこういうの鳥肌立つくらい大好きです。

このとき、フィアは《鋼鉄の処女》内の棘を意図的に引っ込めていて、春亮が飛び出した瞬間に棘が一斉に飛び出す描写がある。
春亮が中に入ってるからこそ、余計に暴走して棘を出すわけにはいかなかったってことなんだけど、その辺は説明省いたな。
勢い重視にして正解だったと思うけど。

で、禍具《ギメストランテの愛》によって復活したいんちょーさんの活躍もあり、ピーヴィーを今度こそ大撃破
後半はいんちょーさんの立ち位置説明。最後の笑顔が可愛かったですね。

ED後のエピローグでは、《舞踏会用戦斧》にセットされていた免罪符機構(インダルジェンス・ディスク)がフィアに挿入される。
思わせ振りなあのシーンが原作ほぼ完全再現でワロタ
このはさんの「……えっち」が可愛過ぎです。

エンドカードは同じく電撃文庫『さくら荘のペットな彼女』のイラスト担当、溝口けーじさん。これがSILVER LINK.による『さくら荘』アニメ化フラグだったら胸熱。

いやしかし予想以上に出来が良くてビックリだわ。2巻までは予習しようと思ってたけど、これはアニメでやる分は全部予習が必要かもしれん。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第四章「夜には母親と抱き枕を Voice, a termination, not a termination, her, her」
第六章「球形硝子に似て脆弱な Sovereignty – Perfection – Doll」

電撃文庫

司書とハサミと短い鉛筆〈7〉 (電撃文庫)
著:ゆうき りん イラスト:トモセ シュンサク

「……お別れじゃな」
「楽しかったぞ。あと……パンツ、忘れるでないぞ?もう、拙はそなたの創ったものしか穿かぬと、心に決めたのじゃからな」
「わかった。必ず気に入るパンツを作れるようにしておくよ」
「別れの会話にしては、まぬけじゃな」
「まったくね」

2010年8月の新刊。約1年2ヶ月3週間の積み。隔月刊行。
最終巻ということで、表紙は直球ど真ん中、制服姿のフィフ。勿論はいてません。

さて、まさか文人のお父さんが出て来るとは思わなかったよね。てっきり文人の本嫌いの原因ってだけのことかと。
ニキって名前が出た時点で、想像力を超駆使すれば、その正体がお父さんだと判ったかもしれない。

そんなお父さんの力で、2人の《戦闘司書》に分かれていたフィフとルーエットは再び1つの身体に合身が可能になり、フィフ大人バージョンが完成する。
しかし、フィフは文人の作ったぱんつ意外は穿かないと標準装備のぱんつを脱ぎすててしまうのだった。
フィフさん、すっかり調教されてしもうとるやないか!
ぱんつ脱いでる挿絵けしからんな。

激闘の末、《奴》を撃破した文人は《虚ろの図書館》の記憶を全て失い、日常へと戻ることに。
フィフとの別れのシーンは凄く良い形で盛り上がったよな。

新しい始まりを感じさせるエピローグも読後感が爽やかで素晴らしかった。
全体的に面白かっただけに、誤字脱字が散見されたのが惜しい。何故よりにもよって最終巻で……(´・ω・`)

総評

ってなわけで、仕掛け絵本で戦う、電撃文庫『司書とハサミと短い鉛筆』全7巻、これにて完結。
最初の3巻くらいは楽しんで読めたんだけど、中盤でモチベーションが下がってしまって、気付けば1年積み山に埋もれてしまったけど、最後で巻き返したな。

仕掛け絵本という題材が独特。ヒロインと、ちゅーさえ出来ないという状況は生殺しだったけどw
あれ、雲木さんはともかく、夏宰さん、キャラクターとして必要あったのだろうか……?

フィフとの関係性が好きだったので、夏宰さんどころか崎田姉妹さえ要らなかった気がする。
適当に《奴》と戦いながら、ずーっとフィフとイチャイチャしていれば良かったのに(ぇ

次は2011年5月に新シリーズ『魔王なあの娘と村人A ~幼なじみは勇者です~』、10月に2巻『~牛と勇者とパンプキン~』です。

燃:A 萌:A+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
司書とハサミと短い鉛筆 <6>(2010/06)

著者リンク
魔王なあの娘と村人A ~幼なじみは勇者です~(2011/05)

電撃文庫

ソードアート・オンライン〈8〉アーリー・アンド・レイト (電撃文庫)
著:川原 礫 イラスト:abec

「「「シノンさん、マジかっけぇ━━━━━━!」」」

2011年8月の新刊。約2ヶ月3週間の積み。4ヶ月振りの新刊。『アクセル・ワールド08 -運命の連星-』からは2ヶ月振りということで、隔月刊行第16弾。
表紙はキリトさんと、まさかのヒースクリフ。いやいや、そこはアスナでいいだろ……。
近年のラノベとしては、ノベライズでもないのに男だけの表紙は相当貴重。やれるということは表紙の吸引力に頼らずとも売れるということでもあると思う。
総扉の《アルヴヘイム・オンライン》のアバター大集合のイラストが凄ぇ格好良いです。

さて、今回は様々な時系列のエピソードを描いた短編集。ものによって短編とは呼べない長さのエピソードもあるが。

『圏内事件』

アインクラッド時代のエピソード。既にアスナさん、デレデレやないか!というのはさておき、結構早回しだった1巻の展開を補完するような描写があるのが面白い。補完する意味合いを込めて書いたらしいけど。

『キャリバー』

《ALO》のエピソード。伝説級アイテム、エクスキャリバーをゲットするお話。
電撃文庫MAGAZINEの付録に掲載された『キャリバーSS版』を収録した上で、その後が語られるのかと思いきや、『SS版』から分岐する形でした。
ってことは『SS版』は文庫には未収録のまま終わるのかな……。

何故か、やたらシノンさんがヒロインプッシュな件。尻尾調教とかけしからん<やってません

『はじまりの日』

再びアインクラッド編。キリトさんが《SAO》がデスゲーム化した直後に何をしたかというお話。
ゲームのルール説明とか、クエストがどーのこーのとかに興味持てなかったら読んでも何一つ面白くないんじゃないかなーと思いつつ。

いや、俺はMMORPGには興味無いけど、こういうの読むのは好きですよ?不思議とやりたくはならないんだよな。普通のRPGなら、やりたいけども。

まとめ

後書きによると、後付け設定で書いているため、矛盾点がちらほらあるらしい。いや、全然気付かんかったけど……。
つーか、無理矢理でも何でもいいから、気付いんたらなら一応直せよ……と思う。

むしろ直さないんだったら、わざわざ後書きに書かなくて良いと思う。俺はそういうのを知ってしまったら若干とはいえ、萎えるタイプ。いくら話が面白くても。

次は2011年10月に『アクセル・ワールド09 -七千年の祈り-』、12月にこっちの9巻かと思いきや、何と12月には『アクセル・ワールド10 -Elements-』が発売決定。
ここにきて、遂に刊行ペースが変化するか……。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
ソードアート・オンライン007 マザーズ・ロザリオ(2011/04)
ソードアート・オンライン009 アリシゼーション・ビギニング(2012/02)

コミカライズリンク
ソードアート・オンライン -キャリバー-(2015/08)

著者リンク
アクセル・ワールド08 -運命の連星-(2011/06)
アクセル・ワールド09 -七千年の祈り-(2011/10)

 

アニメ,電撃文庫

「これより授業を始めま━━━━━━す!!」

今回で原作『Ⅰ〈下〉』が終了ということで、最後のナレーションはP-01sでした。
OPはカットで、通し道歌がOPの代わりってことか。

鹿角さんとダッちゃん無双で三征西班牙を退けた三河だったが、今度は大罪武装、悲嘆の怠惰を持った立花・宗茂が現れる。
どうも、片仮名読すると何のこっちゃ判らなくなる固有名詞は漢字読するっぽいな。そら、字面が判らん状態で「ロイズモイ・オプロ」とか「リピ・カタスリプシ」とか言われても意味理解らんしな。

で、悲嘆の怠惰の超過駆動の破壊力凄過ぎワロタ
射程がキロ単位とかどんだけ。

戦闘は状況解説のために何回か一旦停止するのが、ちょっとテンポが悪い気がしないでもない。かと言って、説明せんかった何のこっちゃ理解らんだろうが。まぁ、説明しても原作未読者が蜻蛉切の能力を理解してるとは思えんけどw
事象を割断とか言われてピンとくるのかな……。

インノケンティウスは今回は初台詞だっけ?
元信公は演説の間、何で小指立ててマイク持ってんだw

そしてEDに食い込みながら、P-01sが元信公の娘ホライゾン・アリアダストだと判明し、彼女の処刑が決定されるところで続く。
今回で退場組のダッちゃんと鹿角が演出的に扱い良くて嬉しかったな。

さあ、次回から、どんどん話が動いていきますよ!
そういや、前半EDで踊ってた見憶えのない走狗は御広敷のだったのね。

燃:A+ 萌:A 笑:C 総:A+

エピソードリンク
第4話「夜天下の暗躍者」
第6話「告白場の代弁手」

ソフトリンク
境界線上のホライゾン <Ⅲ>(初回限定版)

アニメ,電撃文庫

「お前達は肝心なことを忘れている。私はとっても我が儘なのだぞ!!」

ある程度、アニメの構成として改変されてるけど、概ね原作通りの進行。いんちょーさん、カレーむぐむぐし過ぎでワロタ
そんないんちょーさんは初めて私服で春亮の家を訪ねるのに緊張するが、私服が一昔前風だなw
凄くいんちょーさんらしいが。

いんちょーさんが電話で話していたのは学校の教師、日村。これは原作には無かったシーンだよな。後々の展開を上手い事フィードバックさせてきたな。
原作では協力者が居るってことを、いんちょーさん自身が言っていただけだったし。

で、手負いのピーヴィーは禍具、《舞踏会用戦斧(ダンスタイム)》を装備して、夜知家を襲撃する。
《舞踏会用戦斧》起動のためにミイラ屋はSATSUGAIされてしまう。尺の都合上だろうけど、ミイラ屋がピーヴィーに重ねた母親像があまり強調されてなくて残念。
もっと丁寧にやったら、より深い絶望展開になったのだが。

いやしかし、《舞踏会用戦斧》のデザイン、ゴツくて格好良いな。フィアの武器に青い光のラインが走っているのもかっけーけど、この辺の武器デザインってアニメ用に新しく起こされてるのかな。あんまり原作で、はっきりとその辺の絵を見たことが無い気がするが。

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

エピソードリンク
第三章「彼らの温度の二律背反 Cold curse, Warm curse」
第五章「たとえ呪われても Here」

アニメ,電撃文庫

「もう誤魔化すのはお終い。貴女と貴女がひとつになるときが来たのですよ」

アバンは“千変”シュドナイと“奉の錦旆(ほうのきんぱい)”帝鴻のフレイムヘイズ、『剣花の薙ぎ手』虞軒(ぐけん)との戦いから。虞軒って、あんなビジュアルだったのか……。

シャナの元には“払の雷剣”タケミカヅチのフレイムヘイズ、『震威の結い手』ゾフィー・サバリッシュから手紙が届いた。
アニメでは大戦編をやってないから、ゾフィーはこれが初登場か。

今回はとにかく[仮装舞踏会]所属の徒が多く登場。2期以前から出ていた者も含めて大量に登場。
お、憶えきれねぇ……。
リベザルは仮面ライダーに怪人として出て来そうなビジュアルだなw

“祭礼の蛇”坂井悠二は悠二としての声と“祭礼の蛇”としての声を使い分けてるんだけど、どういう基準なんだろう。
頬を赤めるベルペオルなんて、超レア映像な気がするぞw

燃:A- 萌:A- 笑:C 総:A

エピソードリンク
第1話「失われた存在」
第3話「旅立つために」

電撃文庫

司書とハサミと短い鉛筆〈6〉 (電撃文庫)
著:ゆうき りん イラスト:トモセ シュンサク

「この小憎らしい猫を、そなたは無から生み出したのじゃぞ?拙の足など、どうということもないはずじゃ。できるかできないか、やりもせずに決めつけるな!」

2010年6月の新刊。約1年4ヶ月2週間半の積み。半年振りの新刊。
相変わらず、表紙から一切シリアス成分が感じ取れないでござる。

さて、コミエスでの激突で重傷を負った文人は入院することに。クラスメイトに真実を話し、いよいよ最終局面という雰囲気に。
傷ついたフィフを修復するために、彼女の仕掛けを開くことになるが、その精巧な出来が見れないのが残念。

で、もう1人の《戦闘司書》ルーエットとの戦いの末、彼女の《マイスター》が文人の父、春夏であり、かつフィフの先代《マイスター》であったことが判明して急展開。
間空きすぎて楽しめないかと不安だったんだけど、面白かったです。

次は2010年8月に最終7巻、2011年5月に新シリーズ『魔王なあの娘と村人A ~幼なじみは勇者です~』、10月に2巻『~牛と勇者とパンプキン~』です。

燃:B+ 萌:A- 笑:C 総:A

シリーズリンク
司書とハサミと短い鉛筆 <5>(2009/12)
司書とハサミと短い鉛筆 <7>(2010/08)

電撃文庫

新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈2〉 (電撃文庫)
著:鎌池 和馬 イラスト:はいむら きよたか

ここで逃がすととんでもない事になる。
具体的に言うと三冊分ぐらい出番なしとか普通にあり得る。

2011年8月の新刊。約2ヶ月2週間の積み。5ヶ月振りの新刊。
さて、口絵の滝壺怖ぇよwということで、『新約』第2巻。『ヤツら』こと、新たな敵グレムリンが動き出し、ようやくタイトルを変えた意味のある展開になってきた気がしないでもない。

やたらラブコメだとアピールするから、罰ゲーム編のような展開かと思いきや、別段そんなこともなく。
着々と戦いへの準備が進んでいます。

第三次世界大戦なんて、大風呂敷やっちゃったから戦いの規模を縮小するわけにはいかんのか。これ以上、バトル塗れになると、うーむ……ってなってしまうが……。

次は同日発売の『とある魔術の禁書目録SP』、それから2011年9月に『ヘヴィーオブジェクト 電子数学の財宝』、11月に『ヘヴィーオブジェクト 死の祭典』、12月にこっちの3巻です。

燃:B+ 萌:A- 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
新約 とある魔術の禁書目録(2011/03)
とある魔術の禁書目録SP(電撃文庫関連本、2011/08)
新約 とある魔術の禁書目録③(2011/12)

アニメ,電撃文庫

「忠義とは、その行為にこそ意味があるもので御座るよ」

アバンは二代担当ってことで、今回は主に松平組と酒井学長のシーンが多い。
いよいよ創世計画が動き出すってことで、色々と派手になって参りました。

何と言っても、今回の見所は鹿角さんVS三征西班牙の武神戦ですね。
鹿角さんの重力制御も凄いが、武神の動きの格好良さも半端無い。これで量産機とか、どんだけ。鳥肌立ちまくり。

神格武装、蜻蛉切の登場は真面目なシーンなんだけど、どうしても「割断世界ホンダリア」を思い出して笑ってしまいそうになるw

東の元に現れた幽霊のような少女は原作でも謎のままなので、あまり気にしない方が良いw

最後に正純、アサマチ、二代、トーリのナレーションが入ったから、アバンの共通構成は今回で終わりかな。
EDは雨に打たれるP-01sとうことで、しっとりバージョン。これからはずっと、こっちなのかな。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B 総:S-

エピソードリンク
第3話「町中の遊撃手」
第5話「月下の卒業者」

ソフトリンク
境界線上のホライゾン <Ⅲ>(初回限定版)

アニメ,電撃文庫

「二十六番機構・貫式閉鎖態《鋼鉄の処女(“Iron Maiden”)》━━禍動(curse/calling)!」

春亮の悲鳴を聞き、スイッチの入ったフィアは、その本質を解き放つ。立方鎖で繋がれた拷問処刑器具を次々と展開。
成程、ああいう風になってたのか……。原作では、その辺が今一つ、よく理解らんかったが……。

ピーヴィーの左腕をチョン切って撤退させるが、春亮さえも傷つけようとしたフィアはショックを受けて、立ち去ってしまう。
一方、人間の姿に戻ったこのはさんは全裸なのだが、シーンカットされて、一言も触れられず、次のシーンへ移るという。でも、この後、フィアのサービスシーンはバッチリあるんだぜ。このはさんェ……。

街を彷徨うフィアを発見するも、危うくドリルで殺されそうになったいんちょーさんのリアクションが薄いのは伏線なので憶えておくように。

一方、ミイラ屋の怪物繃帯(チュパカブラン・バンテージ)で治療されるピーヴィーのシーンが飛ばしてるよなぁw

このペースだと、え、まさか、原作1巻で5話使うのか?
エンドカードは、えれっとさんか。

燃:A+ 萌:A+ 笑:C+ 総:A+

エピソードリンク
第二章「どこに、なにを、なにか When contents of the cube are exposed」
・第四章「夜には母親と抱き枕を Voice, a termination, not a termination, her, her」