コミカライズ,電撃文庫

ブラック・ブレット 04 (電撃コミックスNEXT)
作画:もりのほん 原作:神崎 紫電 キャラクターデザイン:鵜飼 沙樹

「では2年だ!2年以内に木更より妾を好きにしてみせる!覚悟しておけ!」

2014年6月の新刊。
アニメもクライマックスということで、コミカライズも最終巻です。
影胤との決戦がアニメの10倍くらいアツい仕上がりで吹いた。盛り上げ過ぎだろ……。

それぞれのシーンが丁寧に描かれており、感情移入度合いがパナいです。
加えて、蓮太郎を傍らで支える延珠の良い女っぷりがまた。
もう、この演出で映画化してくれよと思っちゃう勢い。

総評

そんな具合でノーマークだったのに、ビックリするくらい出来の良かった電撃文庫原作『ブラック・ブレット』全4巻でした。単行本だけだと足掛け1年1ヶ月。

原作1巻を拡大解釈して再構成しているらしく、単体の漫画として読んでも十分楽しめる出来になっていると思う。

このクオリティで、まだまだ連載を続けてほしかったけど、残念ながらここで終了。
デレたティナが登場するところまで見たかったな……。

アニメもコミカライズも出来が良くて、原作をリアルタイムで読んでない俺がゴミクズ過ぎる件。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
ブラック・ブレット <03>(2013/10)

アニメ,電撃文庫

「もう一度敢えて言おう、お前はアホだ」

いよいよ開幕する九校戦。特にルール説明もされずに、どんどん試合が消化されていく。
うーん、律儀にルール説明をしたらしたでダレそうな気もするけど……。

何だかよく理解らないけど、一校が圧勝してるということだけは理解る。
そんな中、会長のミニスカ姿がけしからん。カメラワークも生脚に寄り気味だしなぁ。

燃:B+ 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第10話「九校戦編Ⅲ」
第12話「九校戦編Ⅴ」

メディアワークス文庫,雑誌,電撃文庫

電撃文庫 MAGAZINE (マガジン) 2014年 07月号 [雑誌]

『ブラック・ブレット』

表紙。えらい黒に偏った色遣いだな……。

『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』

電撃G’sコミックにて連載決定。また次号より集中連載決定。あー、これはアニメ化きますわー。

『カナエの星』

高橋弥七郎さんといとうのいぢさんが再び組んで送る新シリーズ。またバトルものっぽいな。うーん、特に興味は湧かないかな……。

『ソードアート・オンライン』

『マザーズ・ロザリオ』のコミカライズが新連載開始。やっぱりアニメ2期でやるつもりなんだろうか。

『ガールズ・オプス』は新章突入ということで水着回なんだけど、もう少し作画が良ければなぁ……。

『絶対城先輩の妖怪学講座』

B’s-LOG COMICにてコミカライズ決定。ひっそりと人気出てたのか……。

新化宣言!電撃文庫FIGHTINGフェア

代表キャラとして『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』『エロマンガ先生』『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』が登場。前者2つはアニメ化を見据えてるかもしれんけど、まだ時期尚早だろうし、となると次の弾は『ネトゲの嫁』か。

『天使の3P!』もラインナップに入ってるから、いずれくるかな。
気になるのは同時期にアニメ放映した『ゴールデンタイム』と『ストライク・ザ・ブラッド』の内、『ゴールデンタイム』だけが消えている点。
やっぱり『ストブラ』の方は秋に2期発表くるのかしら。

燃:A- 萌:A 笑:A- 総:A

雑誌リンク
電撃文庫MAGAZINE Vol.37(2014年5月号)
・電撃文庫MAGAZINE Vol.39(2014年9月号)

電撃文庫

ソードアート・オンライン (14) アリシゼーション・ユナイティング (電撃文庫)
著:川原 礫 イラスト:abec

『さあ、立って、キリト。僕の、親友……。ぼくの……英雄…………』
「ああ……立つよ。お前のためなら、何度だって」

2014年4月の新刊。約2ヶ月半週間の積み。4ヶ月振りの新刊。本編進行は8ヶ月振りか。『アクセル・ワールド16 -白雪姫の微睡-』からは隔月刊行。
『アリシゼーション』編通算6冊目。

表紙はキリトさんとユージオということで、やだ男臭い構図……。
さて、キリトさんの前に整合騎士として立ちはだかったユージオ。避けられない親友との激突を乗り越え、遂にアドミニストレータと対峙することに。

激戦に次ぐ激戦、逆転に次ぐ逆転で先が全然読めない展開が続く。逆境を乗り越えても乗り越えてもアドミニストレータが次の一手を出してくるんだもんなぁ。

苦難を切り開くのはやっぱりキリトさんの二刀流ということで、お約束とはいえ燃える展開。

遂にシステムコンソールへと辿り着いたキリトさん。現実世界とアクセスをとろうとするが、どうやら向こう側にも危険が迫っているようで。
てっきりアドミニストレータがやらかすんだと思ってたら、後一歩のところで消滅しちゃったしなぁ。一体何が起こっているのか……。

巻数としは結構かかってるんだけど、劇中の時間にしたら学院から連行されてたところか数えても、まだそんなに日数経ってないよな……。
キリトさんとユージオのメンタル頑強過ぎるだろ……。俺なら連行された辺りで気疲れでぶっ倒れてるわ……。

帯によると今回で人界編は完結らしい。次からは舞台を現実世界に移すかと思いきや、未だ脱出ならずだったので、となると次はダークテリトリー編とかなんだろうか。

次は2014年6月に新シリーズ『絶対ナル孤独者 Sect.001 -咀嚼者 The Biter-』、8月に15巻『アリシゼーション・インベーディング』。

燃:A 萌:B+ 笑:C 総:A

シリーズリンク
ソードアート・オンライン013 アリシゼーション・ディバイディング(2013/08)
ソードアート・オンライン プログレッシブ <002>(2013/12)
ソードアート・オンライン015 アリシゼーション・インベーディング(2014/08)

著者リンク
アクセル・ワールド16 -白雪姫の微睡-(2014/02)
絶対ナル孤独者 Sect.001 -咀嚼者 The Biter-(2014/06)

電撃文庫

韻が織り成す召喚魔法 ―バスタ・リリッカーズ― (電撃文庫)
著:真代屋 秀晃(ましろや) イラスト:x6suke

「俺が選挙活動を犠牲にしてまで準備を手伝ってきたのに、何が新喜劇だ!何がマジカルバナナだ!テメェらのドタマかち割って、ストローで脳みそチューチューしたろかコラァッ!」

未知やすえネタとか読者の何割が気付くんだよw
電撃文庫2014年2月の新刊。約4ヶ月1週間の積み。
第20回電撃小説大賞金賞受賞作。応募タイトルは「韻が織り成す召喚魔法」ということでサブタイが追加された形。
帯にはヒャダインさんの推薦文が。先輩作家じゃない人からのコメントってアリなのか。
イラストはファミ通文庫『狂乱家族日記』等でお馴染みx6sukeさんか。

校則の守護神と呼ばれるカタブツ生徒会長、音川真一の前に現れた悪魔の少女マミラダ。彼女と契約してしまった真一は相手と強制的にラップバトルを行う召喚魔法で不良と対決することに……。

このラップで召喚魔法を発動って設定が面白そうだなと思って買いました。
戦闘は全てラップバトルで、使ったリリックによって様々な存在を召喚して激突させていく。
ラップ自体はよくこれだけ考えるなーと思わせるんだけど、文字密度が高くてテンポが悪くないか……?

ノリ重視のストーリーなんだから、ページ毎にがっつり文字を追わせる構成はどうなんだろうか。

加えて好みの問題だけど、x6sukeさんのイラストが微妙というか何というか。マミラダの格好って凄いエロい筈なんだけど、どうにも画風とマッチしていないというか。
まぁ、ガチエロ系のイラストだったら、それはそれで作風と合わないんだろうけども。
達成が難しいとは思うが、メディアミックスのやり方次第では大化けしそうな可能性を秘めてそう。

うーん、これは切りかなと思うんだけど、既に見切り発車で2014年6月発売の2巻『-クレイジー・マネー・ウォーズ』を買っちゃってるんだよな……。

燃:B+ 萌:B+ 笑:B 総:B+

シリーズリンク
韻が織り成す召喚魔法2 -クレイジー・マネー・ウォーズ-(2014/06)

第20回電撃小説大賞リンク
思春期ボーイズ×ガールズ戦争(銀賞、2014/02)
水木しげ子さんと結ばれました(20回記念特別賞、2014/02)

電撃小説大賞金賞リンク
アイドライジング!(第17回、2011/02)
青春ラリアット!!(第17回、2011/02)
あなたの街の都市伝鬼!(第18回、2012/02)
明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。(第19回、2013/02)
運命に愛されてごめんなさい。(第21回、2015/02)

 

電撃文庫

水木しげ子さんと結ばれました (電撃文庫)
著:真坂 マサル イラスト:生煮え

「呪うなら自分を呪いなさいな」

電撃文庫2014年2月の新刊。約4ヶ月1週間の積み。
第20回電撃小説大賞20回記念特別賞受賞作。応募タイトルそのまま。
イラストはファミ通文庫『サイコメ』の挿絵を描いてる生煮えさんか。

タイトルと粗筋で買ったような気がする。
帯の推薦文は入間人間さんが担当なんだけど、相変わらずイラッとする発言するなw

さて、運命の赤い糸を見ることが出来る主人公、楠見朝生は転校先の学校で、不気味な少女、水木しげ子さんと出会う。
彼女と関わる内、朝生は不可思議な事件に巻き込まれていく……。

ジャンルとしてはサイコホラーミステリーな連作短編集……なのかな……。ファミ通文庫『B.A.D.』とかを思い出したけど、こっちは不思議要素は運命の赤い糸くらいで後は一応現実で説明の出来る事件になっているか。

でも、電撃文庫ファンなら『断章のグリム』で調教されてるから、この程度のホラー具合ではビクともしないでのは……。

うーむ、しげ子さんは怖可愛い系なのかとは思うんだけど、今一つ俺の琴線には触れなくてなぁ。

次は2014年6月に2巻。既に見切り発車で買っちゃってるから読まざるを得ないよ!やったー!

燃:C 萌:B+ 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
水木しげ子さんと結ばれました <2>(2014/06)

第20回電撃小説大賞リンク
韻が織り成す召喚魔法 -バスタ・リリッカーズ-(金賞、2014/02)
・思春期ボーイズ×ガールズ戦争(銀賞、2014/02)

電撃文庫

男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 (3) ―Time to Pray― (電撃文庫)
著:時雨沢 恵一 イラスト:黒星 紅白

「まるで、作家みたいね」
「作家ですから」

2014年6月の新刊。約5日の積み。3ヶ月振りの新刊。
カバー裏はやはり「ヴァイス・ヴァーサ」の表紙となっている。

さて、教室で「ヴァイス・ヴァーサ」の一部を朗読してしまい、クラスメイトでファンでもある佐竹さんと急接近することになる主人公。
似鳥さんとラブコメ展開だいやっほぉぉおおおおおお!と思いきや、話の焦点は主人公の歪んだ死生観へと繋がっていく。

え、何これ怖い。これ、今回っきりの話なのかなぁ。それとも今後の鬱展開に繋がっていくのかしら。
どんどん売れ線から外れていくなw

展開の都合上、今回はラノベ作家の仕事内容みたいな話は控えめ。まぁ、前巻で大まかな話は大体終わっちゃってるか。
現行シリーズが完全に終わらない内に新シリーズを始めるって作戦は最近特に多いよなぁ。

一方、徐々に明らかになっていく「ヴァイス・ヴァーサ」のストーリー。おいおい、面白そうじゃねぇか……。
その内、単品で文庫化しねぇかな。

燃:B+ 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。Ⅱ -Time to Play-〈下〉(2014/03)

電撃文庫

ストレンジムーン (3) 夢達が眠る宝石箱 (電撃文庫)
著:渡瀬 草一郎 イラスト:桑島 黎音

「……クレアさんのそういうとこ、やっぱりずるいと思います。ていうか、なんかもうずるいの通り越してえげつないです……」

2014年6月の新刊。約3日の積み。7ヶ月振りの新刊。半年以上間が空いてるけど、くろとらくんのTwitterの所為で全然久し振りの感じがしないw

さて、最初から長く続けるつもりは無いと渡瀬さん自身が明言していた通り、最終巻です。

冒頭から沈黙の山之内、災厄のカーマイン、法章、ネイが登場してテンション鰻登りです。
ラストということもあるのか、オールスター感が益々強くなってる。名前だけの登場で出番無いまま終わりそうだった人も軒並み出たんじゃないかな。
ちょっとだけの出番だけど、ようやく祭夏老も登場。名前だけは昔から出てたから感慨深い。

そこかしこでLOVE寄せがアクセルベタ踏みだから困る。特に前作キャラ達がなぁ。けしからん。実にけしからん。
根黒と雅さんがそういう雰囲気になってたり、詩乃が堂々と夢路の妻を自称してたり。

希崎夫妻のイチャつき具合は最早目に余るレベル。描写としては僅か数行なのに、密度高過ぎだろ……。

それにつけても山之内さんが敵に回ったときの終わった感が尋常じゃない。相対したら消し飛ばされちゃうしな。

そして、新シリーズ最大の謎、くろとらくんの正体は白とネイの合体技だったらしい。操縦を白、人格をネイが担当してたのかな。

あれ、シリーズ完結の割にはオチがアッサリ過ぎじゃね?なぁんだ、続編をしれっと出すフラグか!

総評

そんなわけで10年の時を超えて復活した奇跡のシリーズ『ストレンジムーン』全3巻、これにて完結。足掛け丁度1年か。

『パラサイトムーン』もエピソード毎に区切れば最長で3冊だし、短く終わったという印象は無いかな。
ただ、主人公を変えて、この先も続けてほしかったよなぁ。最近はタイトルそのままで主人公が交代していくってストーリーはあんまりウケないのかな。

続編が出ただけでも全身弾け飛ぶ勢いの嬉しさなんだけど、心弥達が幸せに暮らしていることが判ったのが感慨深かった。イチャつき過ぎですけどね!

迷宮神群にまつわる物語をこれからも書くつもりはあるそうなので、気長に待ちたいところですね。
それに未だ足取りの掴めない詐欺師の存在があからさまだしなw

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
ストレンジムーン2 月夜に踊る獣の夢(2013/11)

電撃文庫

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (7)下 (電撃文庫)
著:川上 稔 イラスト:さとやす(TENKY)

♪見たか聖連 九個の力
電光石火のツッコミの腕
合体 絶対 ホライゾン
ホライゾン♪

2014年6月の新刊。約3日の積み。隔月刊行。
気付けば通算18冊目。そんなに巻数出てたのか……。総ページ数で言うと15000ページを超えてるんだな……。

表紙は丹羽・長秀。今まであんまりイラストに出て来てたイメージが無かったので一瞬誰か判らなかったんだぜ。
帯にも長太少年とか書かれていてい吹いたw

ここまでアクセルベタ踏みだった口絵が妙に大人しくなってしまって、残念というか何というか……。
最早コカーンアピールくらいではあんまり驚きが無いよなぁ。ただ、武蔵勢のターンが再び巡ってきたので、そこは嬉しい。

さて、関東解放クライマックス。戦闘に次ぐ戦闘で。
基本的にホライゾンは最後に出て来て大罪武装をドカンとぶちかます役なので、出番が多いわけじゃないんだけど今回は新しく入手した大罪武装の調整のため殆ど寝ています。
その間、彼女の両腕だけが動き回るとか、どんなヒロインだよ……。口絵でもあたらしいせいへきとか言われてるしw

そんなホライゾンの復活は見開き章扉で。満を持してのスーパーロボットの合体シーンみたいになっていてクッソ吹いた。

戦闘に戦闘を重ねて、まさかラストバトルが歌とダンス対決とは思わなかった。これは是非アニメで見てみたいけど、ここまで辿り着くのに何クールかかるんだろうか……。

すっかり存在感無くなってるけど、ネタにさえしてもらえなくなったうどんはどうなったんだろうか……。次巻で挽回のチャンスくるかな……?
あれ、そう言えば二境紋とか創世計画とかの謎全然解けてなくね?

3分冊の下巻ということで約1010ページか。そろそろ自己最高記録を更新しても良いのよ?

燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:A+

シリーズリンク
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅦ〈中〉(2014/04)
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン ガールズトーク 狼と魂(2014/11)
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅧ〈上〉(2015/02)

アニメ,電撃文庫

「私の将来の夢はお兄さんのお嫁さんになって、毎日好きなだけちゅっちゅすることです」

おのれディケイド!

32号モノリスの崩壊まで、呪われた子供達の青空教室を続ける蓮太郎達。将来の夢というテーマの作文で平然と蓮太郎の嫁宣言してくる延珠とティナが可愛過ぎて、ああもう僕はどうしたら良いのかと!

更には、その他の子供達まで蓮太郎のお嫁さんになりたいと言い出して……。そのくせ、蓮太郎さんったら木更さんに手を出しかけるとかハッスルし過ぎだろ……。
ようじょハーレムだけじゃ物足りないとでも言うのか……。

そんなほっこりした展開も束の間、呪われた子供達が暮らす区域に、何者かが爆弾を放り込んだことにより、子供達は全滅
蓮太郎と延珠は何のためにガストレアと戦っているか見失いそうになってしまう。

おいおい、前半でヘヴン状態!!からのこの展開はキツいにもほどがあるぞ……。全力で地面に叩きつけられた気分。
あれ、今回サブタイの割には特に戦ってなくね?

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
#09「結界の守人」
#11「タウルスの心臓、光の槍」