電撃文庫

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈6〉 (電撃文庫)
著:伏見 つかさ イラスト:かんざき ひろ

分かってんのか?いまのご時世、ここまで堂々とマッパを披露する小学生なんぞ、ソフ倫の審査を通過できるわけがねーぞ!?

京介のツッコミがどんどんおかしな方向へハイレベルになっていく……w

約2週間の積み。4ヶ月振りの新刊。遂に表紙に、京介が桐乃と同等の扱いで登場。
今回は帯に推薦文は無し。何故かと言うと、告知があるから。
というわけで、アニメ化決定です。案の定過ぎて驚きが一切ありませんw
キャストはドラマCDから継続。スタッフも一気に発表された。
制作がAICというのがちょっと引っ掛かるが、電撃のアニメはここ近年ハズレは出していない筈だし、監督が『もえたん』や『絶対可憐チルドレン』でお馴染みの川口敬一郎さんなら安心だ。
アイキャッチは毎回登場人物による交代制で短いコメントを言うんですよねw

ラノベのアニメ化って、基本的に元絵の見る影もないキャラデザになることが多いけど、今回はかんざきさんが別名義で自ら手掛けるそうで、高い原作の再現率が期待出来そうです。

さて、アメリカから帰ってきた桐乃。彼女の帰国を喜ぶ友人達。懐かしい日常が戻ってきた。とは言え、それは以前と全く同じ日常かというと、そうでもなくて……。
ということで、ヒロインというポジションには未だ登り詰めていない脇役それぞれにスポットを当てた連作短編集です。

どの短編もただ萌え萌えなだけで終わらないところが凄いわ、やっぱり。オチにハートフル展開を持ってこられるともうね、ツボ過ぎてね。

で、案の定、美人だった沙織。これはフラグ立つとしか思えねぇwwwww
京介が彼女に贈ったプレゼントは1/144HGマスラオ。どういうチョイスなんだと思ったけど、よく考えたら、中の人繋がりか。

やっぱり黒猫可愛ぇぇええええええええええ。京介の方もかなり意識してるみたいなんだけど、2人がくっついたらくっついたで、今度は麻奈実が可哀想なことになるしなぁ。うーむ。

そして、わざわざ次巻へ引っ張って終了。別に、そんな引きにせんでも十分売れるだろうに……。

燃:C 萌:A+ 笑:A 総:A+

シリーズリンク
俺の妹がこんなに可愛いわけがない⑤(2010/01)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない⑦(2010/11)

アニメリンク
俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 第1話「俺の妹が再び帰ってくるわけがない」

一迅社文庫

土属性はダテじゃない!〈2〉 (一迅社文庫)

著:葉原 鉄 イラスト:八坂 ミナト

「俺は……黄色くなりすぎたんだ」
「実にイケとります、超イケとりますけん」
「男前の塊です。女ならついつい振り向くぐらいの」
「そりゃ振り向くよ!こんな黄色いのが歩いてたら一瞬ビクッてなるよ!」
「ふふ、おみかん色のキーくん……ステキですけん自信持ってつかーさい」

約3日の積み。半年振りの新刊。1巻ほどではないが、今回も帯を外すと、ぱんつが拝めます。

さて、今回は夏休みということで、水着だったり浴衣だったり。しかし、まともな水着の挿絵は無し。大抵溶けかけている水着なワナ。うーむ、肌色成分が多ければ良いというものではないのだが……。

のづちによって、ひたすらみかんを食べさせられていた結果、全身が黄色くなってしまった麒一郎は赤島浦の祭りの手伝いをすることに。まさかガチで黄色くなってしまうとはな……。

異種精霊障害乱走はずっと話の肝になるのかと思いきや、今回は精霊乱走はお休み。バトルとLOVEです。ヒロイン増やすよりは麒一郎と雪乃の関係性に焦点を絞ってほしい気もするが。
いやしかし、雪乃とのづちが可愛いわけですよ。

のづちは麒一郎のことを「キーくん」と呼んでいるが、最近流行っているのだろうか、このニックネーム。ファンタジア文庫『生徒会の一存』の主人公、杉崎もキーくんと呼ばれ、MF文庫J『緋弾のアリア』の主人公キンジも「キーくん」と呼ばれている。まぁ、全員から呼ばれているわけではないが。

今回は残念ながら、ロリババアに〇ん〇を〇ゃ〇られるシーンはありませんでした。残念。

巻末には、おまけ短編を収録。なんだ、ただの変態か。

燃:B 萌:A+ 笑:B 総:B+

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「武装勇者!グレートグランブレイバー!!」

!?

今回はネタバレ全開でいきます。だって、全部伏せなきゃいけなくなるんだもの。

まさかの熱血美少女ロボットアニメ『勇者超人グランブレイバー』#26『覚醒の光』。OPが福山芳樹さんでクソ吹いた。
てっきりCMが明けたら、文乃あたりが「何なのよ、これはぁぁあああああ!」ってツッコミ入れるととばかり思っていたら、最後まで『グランブレイバー』だった件。
ネットに今回のOPと通常のOP映像を合わせた動画があるんだけど、凄ぇ合ってる不思議。
#26ということで、物語は折り返し地点。機械侯爵との決戦の際、敵だったはづき(夏帆)が仲間になり、新たなる合体、グレートグランブレイバーが完成するというベッタベタな展開。しかし、戦艦内の叶絵が見るコンソールに、はづきの駆るビッグバトラーのメーターが追加され、「GREAT GRAND FUSION」が表示される下りなんかは鳥肌もの。

キャラクターの本来の関係性は無視されたキャスティングになってるんだけど、最後のとどめのシーンで文乃の「2回死ねぇぇぇえええええッ!!」が入るのが、これまた格好良い。こんなに格好良い台詞だったんだ……。

監督は誰かと思えば、久城りおんさんか。そのためか、どっかで見たようなカットの割り方とかがあるんだよな。
例えば、グランブレイバーの合体シーンでは『超重神グラヴィオンZwei』のソルグラヴィオンの合神シーンを思い出すし、グレートグランブレイバーの合体シーンでビッグバトラーがパワーアップパーツに分離するカットが『勇者特急マイトガイン』のグレートマイトガイン合体シーンでマイトカイザーが分離するシーンに似てるし、合体後のカット割りが『勇者王ガオガイガー』のジェネシック初登場にそっくりだし。合体直前は弾丸Xだよな。タイトルコールも『勇者王』っぽかった。他にも色々ありそう。
美少女の力でロボットがパワーアップするのは『トランスフォーマー キスぷれ』ですね、分かります。
ていうか、制作にサンライズ関わってるんだなw

EDは三重野瞳さんとか鉄板過ぎる。
次回予告はいつも通り。ここでようやく千世達が制作したアニメであることが判る。
正直、本編よりも面白かったです。来週は『グランブレイバー』#27が視たいなぁw

燃:A+ 萌:A- 笑:B+ 総:A+

迷い猫オーバーラン! 1 (ジャンプコミックス)
迷い猫オーバーラン! 1 (ジャンプコミックス)

MF文庫J,ハヤカワ文庫JA,雑記

ハヤカワ文庫は21日発売ってネットに書いてあるんだけど、例の会社近くの書店で聞いたら、ネットの情報は東京基準でこっちは22日発売って言われました。21日はもういいかと思って、行きつけの書店へは行かなかったんだけど、出てたんだろうか。

MFの方は1日フライングすると、24日月曜日。そこから日曜補正が働いて土曜になったと思われ。

今回は『超・仮面ライダー電王』の映画を観るために、高の原のワーナーマイカルズシネマまで出掛けていたので、イオン高の原ショッピングセンター内の未来屋書店というところで購入しました。ブツは、

・ザ・ジャグル 汝と共に平和のあらんことをⅢ
・かぐや魔王式! 第7式
・ミカヅチ <2>
ザ・ジャグル 3―汝と共に平和のあらんことを (ハヤカワ文庫 JA サ 9-3)

かぐや魔王式! 第7式 (MF文庫 J) (MF文庫 J つ 1-19)
ミカヅチ 2 (MF文庫 J) (MF文庫 J さ 3-12)

の計3冊。MFが2冊だけ……だと……?

MFでは新シリーズ『神なる姫のイノセンス』と『げーまに。』を特にビビっとこなかったのでスルー。
神なる姫のイノセンス (MF文庫 J) (MF文庫 J か 10-1)
げーまに。(MF文庫J)

来月の新刊で気になるのは、まず森田さんの新作『不堕落なルイシュ』。やはり『桜木メルトの恋禁術』は1巻打ち切りだったか……(´・ω・`)
それから、瑞智士記さんがMFに『星刻の竜騎士』で殴り込み。新作は上述のものも含めて、4本か。全部、粗筋とイラスト次第かなぁ。そろそろ森田さんの作品を作家買いするのは難しくなってきた。
あとは『IS』の新刊がちゃんと出そうで安心しました。

ガガガ文庫

ラブコメ禁止ですの! (ガガガ文庫)

著:一柳 凪 イラスト:シロガネ ヒナ

「ラブコメの形は、ひとつではないんスね……」
「左様。人の心の数だけ存在するのです」

約4日の積み。ガガガ文庫。『リバース・ブラッド』を6巻で完結させた一柳さんが、今度はラブコメに挑戦。イラストはMF文庫J『鳳凰堂みりあは働かない!』でお馴染みのシロガネさん。

ラブコメ命の主人公、時雄が入学した芙蓉学園では何と生徒会長の権限で、あらゆるラブコメ行為が禁止されていた。そんな中、時雄は奇妙な恋愛実験に巻き込まれながらも、ラブコメのある日常を模索していく……という話。

恋愛が禁止されている学園と言えば、ファミ通文庫『恋愛極刑ハイスクール』を思い出すわけだが。

一柳さんのことだから、きっと斜め上な内容に違いないと思っていたんだが、全然そんなことなかった。
全体から漂う雰囲気はラブコメ大好きMF文庫のノリなんだが、頻繁に放り込まれるパロディネタが面白い。いちいちパロディの設定が細かいんだよな。

最後は早くもハーレム化の気配だが、果たしてメインヒロインは一体誰なのか。取り敢えずは様子見かなぁ。

燃:C 萌:B+ 笑:A- 総:B+

リバース・ブラッド 6 (ガガガ文庫)
リバース・ブラッド 6 (ガガガ文庫)

ガガガ文庫

セク研! (ガガガ文庫)

著:大泉 りか イラスト:相音 うしお

「だ、だめぇつ、触らないでっ。人の家のワンコに性的虐待はやめてくださいっ」

約2日の積み。ガガガ文庫に『サディスティック88』で登場した大泉りかさんの新シリーズ。この人のブログ見たんだけど、一体何が本業なのか判らねぇ……。そして、こんな人を連れてきたガガガ編集部が理解らねぇ……。
イラストはスーパーダッシュ文庫『がく×ぶる』やMF文庫J『ごくペン!』でお馴染みの相音さん。
表紙は帯を外すと、辛うじてぱんつが見えます。

ストーリーは平凡な少女ぽんがおせっくすの研究をする部活、セク研に入部してしまい、部員達に振り回される形で進んでいく。まぁ、おせっくすとか言っちゃってる時点で内容に察しはつくかと思うが、最近流行りのエロコメです。
ただ、ガガガには既に『武林クロスロード』という核兵器級の作品があるので、インパクトは無い。
エロ描写は官能小説を書いているだけあって、非常にそれっぽいです。

エロにしてもコメディ部分にしても、もっとやんちゃした方が面白くなると思うんだけどなあ。まぁ、1冊目から飛ばすのは難しいのかもしれんが。
取り敢えずは様子見かなぁ。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:B+

武林クロスロード (ガガガ文庫)
武林クロスロード (ガガガ文庫)

一迅社文庫,富士見ファンタジア文庫,雑記,雑誌

今まで、会社の最寄り駅周辺を探索するということはしていなかったんだけど、強制参加の飲み会で行ったことのなかった駅の反対側に行ったら、何と本屋があるではないですか!
やたらオサレな雰囲気で入り辛いんですが、驚くべきことにラノベの品揃えが充実しているではないか!!というわけで、そこで買ってきました。問題はフライングが行きつけの書店並みかどうかということですね。

今月はいつも通り、公式発売日に発売。ブツは、

・いつか天魔の黒ウサギ6 欠席のウサギ
・土属性はダテじゃない! <2>
・スキュラ・ダークリー
いつか天魔の黒ウサギ6 欠席のウサギ (富士見ファンタジア文庫)
土属性はダテじゃない!〈2〉 (一迅社文庫)スキュラ・ダークリー ( む 1-4)

の計3冊。あと、ドラマガ買ってきました。
DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2010年 07月号 [雑誌]

このドラマガ購入には紆余曲折ありまして。ザスニと電撃文庫MAGAZINEが置いてあるなら、ドラマガも当然あるだろうと思って探してみるが、無い。もしや、マナーのなっていないクズが上に別の雑誌を乗せているのではないかと探してみたのだが、無い。
これが、行きつけの書店なら店員さんに訊ねるのだが、慣れないところでやるのもどうかなぁと、取り敢えず新発売の雑誌だけ別コーナーに置いていたりしないかとだけ確認して帰ろうと思いました。しかし、会計中にカウンターの奥を嘗めまわすように観察したところ、定期購読にお客様用らしきドラマガがあるではないですか!これなら店員にちゃんと伝わりそうと考え、訊ねたら、案の定他の雑誌で隠されていました。何というスーパートラップwwwwww
見抜けなかったぜ……orz

ファンタジアでは、あざのさんの新シリーズ『東京レイヴンズ』の専用折り込みチラシが。プッシュする気満々だな。
その他の話はドラマガを読んだときに。
東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)

一迅社の新シリーズ『革命のレオリア』は華麗にスルーしました。
革命のレオリア (一迅社文庫)

来月の新刊4冊は全て新シリーズ。ラノベ研と言われれば買わざるを得ない『桐野くんには彼女がいない?!』は1ヶ月延期。竹井10日さんの『10歳の保健体育』と早矢塚さんの新作『白鷺このはにその気はない!』もガチ。あとは『ましろシュリッセル』は武藤さんのイラストに吸引されそうです。

一迅社文庫

Le;0 2―灰とリヴァイアサン (一迅社文庫 む 1-3)

著:六塚 光 イラスト:CH@R

「明日に備えて寝る。姫乃のおかげで、いい夢見られそうだ」
「感謝しているのなら、感謝の証を私に下さいません?」
「……しょうがねえなあ」

約5ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙は姫乃のダメージイラスト。何故、急にえっちくなったし!絶対領域が堪りません。
1巻の時点ではタイトルを何て読むか判んなかったんだけど、今巻は奥付に振り仮名が振ってありまして、「エルゼロ」だそうです。え、「Le」で「エル」って読むのか?うーむ……。

今回は新たな女吸血鬼、緑青が登場。ゴスロリ忍法の使い手です。出たよ、六塚さんの斜め上テイストwwww
しかも別に、さほどゴスロリじゃねぇしw

で、これだけ色んなタイプの美少女が揃っているのに、殆どLOVE寄せが無い不思議。ちょっとだけ顕九郎と姫乃がそれっぽくなったと言えばなったが。
吸血のシーンにしたって、いくらでもエロく出来そうなんだけど、全然エロくしないんだよなぁ。と言うかカットされてることも多いし。

あとは人形モードの吸血鬼がイラスト付きで見たいです。きっとマスコットキャラっぽくて可愛いと思うんだが。

物語は依然、顕九郎の両親にまつわる謎などを残したまま終了。
次は5月、つまり今月に『スキュラ・ダークリー』というのが登場。粗筋を見た限りでは、どうも設定だけ引き継ぎで主人公交代っぽい。こっちとどう絡んでくるんだろうかねぇ。

燃:B- 萌:A+ 笑:B- 総:A-

ガガガ文庫,雑記,電撃文庫

いつも通り、18日発売です。京都駅の三省堂は何故かガガガはがっつり入荷している不思議。どういうことなんだ……。
ブツは、

・RIGHT×LIGHT9 ~終わる宴と緑翼の宣告者~
・ラブコメ禁止ですの!
・セク研!
RIGHT×LIGHT9 (ガガガ文庫 つ 2-9)
ラブコメ禁止ですの! (ガガガ文庫 い 3-8)セク研! (ガガガ文庫 お 2-4)

と、ネットの評判を見て気になった、
七花、時跳び!―Time‐Travel at the After School (電撃文庫)

の計4冊を購入。

『RIGHT×LIGHT』は『少年陰陽師』に続いて、3冊積みになってしまったぜ……。

新人作品『黄昏世界の絶対逃走』はスルーしました。スルーしたというか忘れてたw
黄昏世界の絶対逃走 (ガガガ文庫 も 1-1)

『人類は衰退しました』は絵本化企画進行中だそうで。絵本化はラノベでは初か?

今月は応募券2枚でブックカバー全員プレゼント。これは大きく出たな。栞よりは遥に嬉しい。応募しとこう。


ノーパンクタイヤをノーパンと言うのは常識なんだろうか。
「あれ、ノーパンけ?」「いや、あれはノーパンちゃうやろ」みたいな会話を皆さん、なさってるんですが。


角川スニーカー文庫

レンズと悪魔 XII 魔神解放 (角川スニーカー文庫)

著:六塚 光 イラスト:カズアキ

「生まれてから百年とはいえ、僕達がこの世について知っていることはあまりに少ない━━八眼争覇という短い期間しか活動できなかったからね。でも、その枷が無くなった今は、ただ無目的に毎日を過ごすのもありじゃないかな、と思うのさ」
「……そうね……」「……新しく知ることがない日は、ほとんどない……」
「こうやって、知見を広めていけばいい。飽きたら、契約をやめて円盤に戻ればいいんだし。でも、飽きるまでは、彼のそばにいて、一緒に生きていこうと思うのさ」

約4ヶ月2週間半の積み。連続刊行でクライマックスです。
表紙は笑顔のエルバとルナ、と見せかけて、帯を外すと、テッキとサクラも居ます。普通帯で隠れるのは男だろう……。
口絵は前巻との対比で並び立つ、最終《八眼争覇》参加者全員集合の図となっている。これは燃える。

さて、最終決戦です。それぞれの戦いに決着がついていく。バトルの内容自体は基本的にいつも通り。

フィナーレにちゃんとページを割いてくれているのが嬉しい。
途中の鬱展開を思えば、最後は相当なハッピーエンドになったと思う。

総評

そういうわけで、バトルロイヤルな《八眼争覇》、『レンズと悪魔』全12巻、これにて完結。王道なバトルものに、著者独特のテイストを織り交ぜた展開が興味深かったです。
フィールディングの妹と弟が殺されたあたりから、どうなることかとヒヤヒヤしたが、無事ハッピーエンドで終わって良かった良かった。いや、フィールディング警部個人はハッピーエンドでも何でもなかったんだが。

あと、もう少し何かパンチがあれば良作認定したんだけどなぁ。

同時進行していた『ムゲンのセンカ』が全く音沙汰ないってことは打ち切りかな。スニーカーの作家って、そこそこ続いた作品の後に出した作品って奮わない率が高くないか?『Add』の後の『リミテッド・ヴァンパイア』とか、『バイトでウィザード』の後の『螺旋のプリンセス』とか、『アルティメット・ファクター』の後の『アンジェリック・ノワール』とか。

燃:B+ 萌:B 笑:C+ 総:A-

リミテッド・ヴァンパイア (1)髪喰鬼と吸血鬼 (角川スニーカー文庫)
リミテッド・ヴァンパイア (1)髪喰鬼と吸血鬼 (角川スニーカー文庫)