コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

鋼殻のレギオス2 (角川コミックス ドラゴンJr. 122-2)

原作:雨木 シュウスケ 作画:深遊

「トマトの切り方が分からないんだ……!!」
「有り難う、目が覚めたわ!!」

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

待望のコミカライズ深遊さんバージョン第二巻が登場。ニーナ隊長がメインだけど、表紙はフェリ。

一巻はまだシリアスとギャグが半々くらいだったのに、今回は九割以上ギャグです。って言うか、ずっとニーナのターン!!
物凄い阿呆な内容なのに、深遊さんの絵、超クオリティ高ぇ……。

でも『レギオス』でこれだけ頭の悪い内容になるんだったら、原作からして頭の悪い『円環少女』のコミカライズとかやったらどうなるんだろう……。

掲載誌ドラゴエイジピュアが休刊しちゃったけど、どうなるんだろう……。打ち切りかなぁ。明かにアニメ化の影響でページ数減ってるしなぁ。

燃:C 萌:A+ 笑:A+ 総:A+

シリーズリンク
鋼殻のレギオス <01>(2008/01)
鋼殻のレギオス <03>(2011/12)

アニメ,GA文庫

「大好きな人のために演奏します」

 

 キネティック一話後半戦。コーティに泣かれてしまい、しょんぼりなフォロン。今回も箇条書きで。

 

    基礎課程の授業を行う際にも上手く単身楽団を展開出来ず、ダングイスに笑われてしまうフォロン。彼は単身楽団の展開は何回も練習していて、淀み無く出来る筈なのでは……?フォロンの落ち込み具合を判り易く見せるための演出なんだろうけど、ちょっと引っかかる。まぁ、主制御楽器が鍵盤じゃなくてギターだったからって勝手に脳内補間しておこう。原作では鍵盤だったし、変える意味はそれくらいしかないと思うしな。

 

    レンバルトがフォロンの授業の様子を覗きに来ているが、自分の授業はどうした。レンバルトなら、要領が良いからちょろっと抜け出してきたとかかもしれんが。

 

    プリネシカの「耳が腐るわ」発言のときの雰囲気が違う。彼女のキャラクターから考えて、ダングイスに靴を投げつけるのは違うと思うが……。

また、無表情に怒っていた原作に対し、こちらは瞳に涙を溜めていた

 

    ペルセルテの演奏を聴いて、フォロンが自分のするべきことに気付くシーンでは、ペルセルテの使っていた単身楽団の主制御楽器が木琴臭かった。少なくともドラムではなかった気がするが……。

BGM制作の都合とかだろうか。

 

    フォロンがコーティのために神曲を奏でるシーンでは進級試験の追試という要素が無くなっている。最低限の尺でストーリーを進めるためにカットしたんだろうなぁ。

 

    神曲を聴いて、コーティが四枚羽根から六枚羽根へ。え、そんなこと出来たっけ?

 

    大人コーティ顕現せず。そう言や、OPにも出てないんだっけ?効果的に登場させるために今回は見送ったんだろうが、いつ出て来るんだろう。

 

    レイトスと政府の人間の会話でサンテラ・ボルゾンの名が先行登場。

 

    最後にライカがちょろっと登場。この人は次回から出て来るだろう。

 

 変更点は大体こんな感じか。このペースなら普通に学生編を全部消化することは可能そうだな。

 どうでも良いけど、主演がティエリアとミレイナなんだよな。

 

燃:A- 萌:A+ 笑:B 総:A

 

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 1 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫)
神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 1 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫)

ガガガ文庫

RIGHT×LIGHT 6 (ガガガ文庫)

著:ツカサ イラスト:近衛 乙嗣

 

「あのさ、確かにアリッサは僕の一番近くに来たやつかもしれない」

「でも、僕が自分から初めて近づこうとしたのは、近づきたいと思ったのは――たぶん、未由なんだ」

 

 何という殺し文句。

 

 約一日の積み。三ヶ月振りの新刊。

 

 新章始動ということで、表紙は水着姿のアリッサと友月さんです。水着……だと……?

 で、口絵も水着と思わせておいて、違うという卑劣なワナ。つーか水着出て来るの最後だけじゃん!何じゃそりゃ!

 でもアリッサ可愛いよアリッサ。

 

 また、章扉のデザインが新しくなりました。

 

 ストーリー的には前章のエピローグと新章のプロローグといった感じ。ラブコメ成分多めと謳っておきながら、殆どいつも通りです。

 

 今回アリッサは天使王の力で背中に翼を顕現させるが、主人公との絆で翼出すって『シャナ』臭いな。

 

 巻末のおまけはキーワードファイル。こういう形で設定のおさらいをしてくれるのは有り難いな。

 

燃:B+ 萌:A+ 笑:C+ 総:A

雑記,電撃文庫

『半分の月がのぼる空』が実写映画化決定らしい。これって橋本さんが一般文芸でそこそこコンスタントに作品を発表出来る地位に落ち着いたからこそ実現したことなのかな。

 

 まぁ、ラノベっぽくない内容で不思議設定ゼロだから実写化には物凄い向いているとは思うけど、どうなることやら。

 

 ラノベで実写映画化って初めてじゃね?と思ったけど、既に『学校の階段』があったワナ。『ブギーポップ』もやったんだっけ?

ガガガ文庫,雑記,電撃文庫

 ガガガ文庫の四月の新刊の折り込みチラシより。

 

 少年サンデーで好評連載中らしいラブコメ、『神のみぞ知るセカイ』のノベライズを有沢さんが書くことに。ブログで言っていたのはこのことだったわけね。それでも電撃での刊行ペースも早いのが凄いが、ガガガは他レーベルの作家さんにノベライズを書かせるのは止めてほしいな。『絶対可憐チルドレン』のときの三雲さんもそうだったし。

神のみぞ知るセカイ 1 (1) (少年サンデーコミックス)
神のみぞ知るセカイ 1 (1) (少年サンデーコミックス)

 また、来月刊行予定の『クラウン・フリント』三巻のサブタイトルが『七の強者』と書いて「ナイト・オブ・セブン」と読みます。ちょ、テラ『コードギアス』wwww

 判っててやってるんだろうか。

クラウン・フリント 3 (ガガガ文庫)
クラウン・フリント 3 (ガガガ文庫)

MF文庫J

聖剣の刀鍛冶5 (MF文庫J)

著:三浦
勇雄 イラスト:屡那

 

「俺はお前を救うぞ」

「うん」

 

 約四週間の積み。二ヶ月振りの新刊。帯にはヤマグチさんによる推薦文が。

MFの王道、いきなり不意打ちの短編集、やっぱりキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

 

 短編集と言っても、話は結構進んでおりまして、聖剣の鞘の意味が明らかに。こんなにガンガン話進めて大丈夫なのかなぁ。

 アニメ放映中に終わるわけにはいかんと思うんだが……。『けんぷファー』なんて超ズルズル引っ張ってるんだぜ……?

 

 内容は多少巻き返してきたかなとは思うんだけど、やっぱり爆発力が足りないなぁ。

 

 巻末にはコミカライズの予告漫画が載っています。絵は良さそうです。

 

燃:B 萌:B+ 笑:B- 総:B

GA文庫

ライトノベルの楽しい書き方 3 (GA文庫)

著:本田 透 イラスト:桐野 霞

「後悔なんて。みんなが笑ってくれることが、わたしにとっていちばんの幸せでした。八雲さんにも、いずれわかりますよ。たぶん、好きな人と結婚して、その人との間に子供が生まれたら……わかります」

まるみちゃんの母の愛に全俺が泣いた。

約2ヶ月4日の積み。9ヵ月振りの新刊。そんなに間、空いてたのか。確か何回も発売延期したんじゃなかったっけ?

さて、シリーズ第3巻。口絵のキャラ紹介でいきなり心夏の説明がこゆりの説明になっていて、ぐんにょりした。のっけから誤植とかどんだけw
口絵4ページ目は海のかわいい生き物図鑑シリーズで定着した模様。そういうところで、他のラブコメと差別化を図ってくるのは面白いな。

内容はまぁ、普通のラブコメとしか言いようがない。上述したように、まるみちゃんの母の愛には感動したが。
清麿の存在をすっかり忘れていたのは俺だけではない筈だ。

桐野さんの絵師紹介で複数のラノベのイラストを手掛けているって書いてあったけど、これと『死神のキョウ』以外に何かあったっけ?もう『渚フォルテッシモ』はノーカンだしなぁ。

燃:C 萌:A- 笑:B- 総:B+

MF文庫J

ギャルゴ!!!!!5 (MF文庫J)

著:比嘉 智康 イラスト:河原 恵

「ばあちゃん、その答えは物干し竿だ」

春男かっけー。

約4週間の積み。4ヵ月振りの新刊。最終巻と見せかけて収まらなかったらしく、終わりませんでした。

さて、噂長との戦いは続く。エリアスとも離れ離れになってしまった春男はただ1人で噂長からクラスメイト達を守りながら戦うことに。
そんな中、遂に彼の正体がクラスメイト達にバレてしまう。何か『ウルトラマン』の終盤みたいな展開になってきたな。

クラスメイトの女子に嫌われても、それで彼女達が噂長に狙われることはないと安心する春男がヒーロー過ぎる。
重ぇよ!ラブコメどこいったんだよ!

そして頼もしい仲間ライムとかま子の登場に心が震える。遂に噂長を撃破。だが、まだ地伝は終わっていないし、元の世界にも帰れていない。
次こそいよいよ最終巻か?

燃:A- 萌:A- 笑:B- 総:A-

富士見ファンタジア文庫

生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

著:葵 せきな  イラスト:狗神 煌

「杉崎は黙っていて!プレイステーション5が出るまで!」
「キー君は黙ってて!ハ○ター×ハンターが完結するまで!」

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

さあ、『マテゴ』の葵さんの新シリーズですよ!
ドラマガに先行掲載された短編で、作品の駄目具合は事前に判っていたが、開始10ページで『ハルヒ』のアニメの出来は神とか言っていて、更に駄目な気がした。何という他レーベルヨイショwww

取り敢えず主人公、杉崎鍵の目標がハーレムを作ることという時点で、大分駄目やからなぁ。「中年になっても、手鏡で女子高生のスカートを覗くようなハングリー精神だけは忘れたくないものだ」は名言だと思うんだ。

基本はギャグばっかりの連作短編集だが、たまに重い話が垣間見えたりする。と言っても、鍵が中学時代にドロドロした幼馴染の飛鳥と義妹の林檎も2巻くらいからヒロインとして出て来るんだろうなぁ。と言うか、出て来てほしいなぁ。

忘れてはならないのが、メインヒロインの生徒会長桜野くりむ。ぺたんこのロリキャラである。(0M0)<ヤハリソウイウコトカ!

惜しいのは、狗神さんのイラストがてぃんくるさんと比べると大分見劣りすると言う事実。

それと、『閃閃風神(ライジングエア)』という二つ名がいかにもな感じで大好きです。そして無駄に気になる、存在しえないプロローグ及びエピローグ。大いなる伏線なのか?
『マテゴ』から読んでいる身として嬉しいのは、本作の舞台が『マテゴ』の数年後であるというところ。『マテゴ』で起こった事件が、ちょろっと語られていたり、碧陽学園の保健室にナース幽霊のナオミさんが出現していたり。

次巻のタイトルは『生徒会の二心』。『フルメタ』式のタイトルカウントなわけね。

燃:B+  萌:A  笑:A  総:A+

コミカライズリンク
生徒会の一存 <01>(2009/05)
生徒会の一存にゃ☆(2010/01)

児童書リンク
生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録(2011/08)

アニメリンク
生徒会の一存 第1話「駄弁る生徒会」

著者リンク
ぼくのゆうしゃ(2013/07)
ゲーマーズ! 雨野景太と青春コンティニュー(2015/03)

富士見ファンタジア文庫

000(トリプルゼロ)のエレナ〈3〉 (富士見ファンタジア文庫)

著:日下 弘文  イラスト:克 優希

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

 まさかの三巻完結ですよ奥さん。打ち切りエンドなのかなぁ。でも駆け足や超展開ってわけでもないと思うけど……。ただ、あんだけ広げた風呂敷をぐぉっと畳んだのにはビックリしたかな。

  シリーズを通して、帯のデザインを統一したのは良い試みだったと思うが、これは切り捨てかなぁ。

燃:B  萌:B 笑:C  総:B