電撃文庫

れでぃ×ばと!〈2〉 (電撃文庫)

著:上月 司 イラスト:むにゅう

━━『桜沢さんの好きな場所はどこですか?』
━━『隣に頼りになる男の子がいるなら、どこでも』

中古。表紙はセルニア。ぱ ん つ は い て な い
一巻の朋美に続き、やはり裸足。だから何か拘りがあるのか。
裏表紙ではセルニアのドリルに秋晴が抉られている。

今回も連作短編集。
第四話で面白いのは見開きページの下半分が挿絵になっているというもの。雑誌掲載時の挿絵をそのまま使っているわけでもないのに面白い構成です。以前にも何かでこの手法見たことあるけど珍しいことには違いない。
セルニアさんは典型的なツンデレですね。

五話は一巻で顔見せだけだった合法ロリータ桜沢みみなのターン。合法ロリータてw

番外編は調理実習?を秋晴と薫、二人の視点でそれぞれ描いたもの。一巻発売月の翌月に出た電撃hpに掲載されたらしいが、凄いタイミングで薫が女ってバラしたんだな。まぁ、察しが良ければ簡単に気付けそうなもんだが。
200ページの挿絵はどう見ても精子生クリームです。本当に有り難う御座居ました。

巻末には簡単なキャラクターファイルが。むにゅうさんのコメントがいちいち最低で吹いた。

そう言えば、バイトしてた頃に、この巻だけ入荷してびっくりしたなぁ。

燃:C 萌:A 笑:B 総:B+

角川スニーカー文庫

薔薇のマリア 11.灰被りのルーシー (角川スニーカー文庫)

著:十文字
青 イラスト:BUNBUN

 

「マリア!キミに伝えたい!この愛を!キミの胸に届いて響き渡っているはずだヨ、この愛の旋律は!」

「マリア、ああ、マリア!真実の愛ゆえに、恥じることなく、声をかぎりに叫ぼう!ボクはマリア、キミが欲しい!キミのすべてをボクのものにしたい!それが愛!究極の愛!極限愛(ラヴ・マックス)……!」

 

 7Sゲイム編が終わって、マリアとアジアンの関係が多少なりとも変化するかと思ったけど、ビックリするくらいいつも通りだったw

 

 約一週間二日の積み。え、隔月刊行なの?全然気付かんかった……。本編は九ヵ月振り。

 新しい山を迎えたということで、ナンバリングがギリシャ数字からアラビア数字になりました。まぁ、ストーリー的な意味合いがあるならいいか。シリーズを並べたときに不細工だから、それやるくらいならタイトルごと変えてほしかったかな。

 

 さて、ZOOに新しいメンバー、ルーシーが加わりました。今回は彼がエルデンで自分のやりたいことを見付けていくまでが彼の視点で描かれる。

 そう、彼なのです。OTOKOYO!超紛らわしい!

 

 主人公の筈のマリアはルーシーの先輩という立場で登場。案の定、女の子と勘違いされるわけだが、そら寝起きがあんな可愛かったら間違えられるわ。つーかホントは女だろ!いい加減白状しろよ!

 

 そんなマリアは7Sゲイムを乗り越えて、少し成長したようで、髪型がちょっと変わったり、トマトクンやピンパーネルに稽古をつけてもらったりしている姿が見られる。

 

 結局、粗筋に書いてあったルーシーに秘められた衝撃の真実が判らないまま終わるのかと思ったら、最後の最後で、どうやらSIXの息子らしいことが判る。えええええええええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

 アイツの存在なんて、すっかり忘れてたよ。だから戦闘中に思考がファンキーになってたのね。

 

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A

富士見ファンタジア文庫

戦うボーイ・ミーツ・ガール―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)

著:賀東 招二  イラスト:四季童子

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  何がびっくりするって、四季童子さんのイラストに時の経過を感じると思ったら、この本出たの十年前ですよ。って、進行遅ッ!

  軍事用語とかが飛び交って、読み辛いんじゃないかと危惧していたんだが、これが驚くほど読み易い。まぁ、アニメ効果でそう感じるだけかも知れんが。やっぱり話の内容が頭ん中で描けるかそうでないかの違いは大きいやろうしな。

  それに読み易いだけじゃなくて、面白い。テンポが良いのかな。

  ちなみにアニメはかなり、原作に忠実に作ってあるようです。

燃:萌:B  笑:B  総:A

イラストリンク
奴隷志願なエルフさん ~お買い上げありがとうございます、ご主人様!~(美少女文庫、2020/01)
殺し屋志願の奴隷エルフさん(美少女文庫、2021/01)

ファミ通文庫

サージャント・グリズリー (ファミ通文庫)

著:彩崎  優 イラスト:bomi

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  9回えんため大賞特別賞受賞作。可愛らしい軍曹ということで、どう見ても『ケロロ軍曹』のパクリです。本当に有り難う御座居ました。

  最後まで読めば、全然『ケロロ』と違うことは判るんだが、何でこんな誤解されるタイトルにしたんだろう。

  総扉をめくったら、いきなり出て来る怪人テングダケがキモ過ぎるw

  そのキモいテンションで序盤は進むんだが、いかんせん中盤辺りから変に真面目な話になってきて、失速。つーか、出オチやん。

燃:C  萌:B  笑:A  総:B

アニメ,電撃文庫

「スタビライザって何なんすか」

「秘密の花園への甘い鍵だよ」

 

 ヅカ王子、何言ってんすかw

 

 原作三巻『やまいはきから』編突入。アバンでは機巧魔神の拡張機能スタビライザを巡って、朱浬さんと《白銀》の戦いが描かれる。

 この戦いで負傷した朱浬さんは鳴桜邸の前でぶっ倒れることに。

 智春が拾い、介抱するが、目覚めた彼女の記憶は中学二年まで退行していた上、自分のことを紫浬(ゆかり)と名乗った。

 

 謎だらけなのもともかく、無防備な朱浬さんの色気に智春はタジタジ。操緒とまさかの裸Yシャツ対決ですよ。操緒可愛いよ操緒。

 

 智春は朱浬さんが住んでいるという教会を訪ねる。そこでいよいよヅカ王子、雪原遙(すすぎはら・よう)登場。一瞬出て来たのは《白銀》の副葬処女なんだろうな。

 

 そしてヅカ王子の依頼を受けた第二生徒会の真日和の襲撃。殺人人形(ウィジェット)とヴィヴィアンの攻撃の前に奏っちゃんの助けがあったもののスタビライザは奪われてしまう。

 

 と思ったけど、トランクを開けたら爆発してたし、偽物だったのかな?

 

 今回は殆ど原作準拠だったようです。殺人人形と真日和の襲撃が一回にまとめられてたっぽいけど。

 

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A

アスラクライン〈3〉 (電撃文庫)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「止まれない場所に居るんです。止まるときは死ぬときだ」

 

『エモーショナル・ハウル』編クライマックス。レイフォン無双キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

 汚染獣をばっさばっさと薙ぎ払う。

 

 一方、ツェルニの機関部へと向かったニーナは廃貴族と遭遇、憑依されてしまう。

 

 ところで、ハーレイの防護服おかしくね?何で頭部が普段被ってる帽子の形になってるのさ?

 

燃:B+ 萌:A 笑:C+ 総:A

エモーショナル・ハウル―鋼殻のレギオス〈5〉 (富士見ファンタジア文庫)

HJ文庫

フラグの王子様2 (HJ文庫)

著:織田 兄弟 イラスト:きくらげ

「だから常盤さんにはちゃんと言ったよ!ちゃんと説明したんだってば!」
「な、何のこと?」
「だから――」
「――僕が一番好きなのは、モカだってことをだよ!」

LOVE!
約一ヶ月五日の積み。半年振りの新刊。二巻を出すのは難しいかと思われた本シリーズだが、いざ出てみれば普通に一巻のテイストを維持しつつ、かつLOVE寄せを大幅に増量という良作だった。

帯は相変わらずハーレムラブコメを匂わせるデザインなのだが、啓祐はやはり友香一筋で、でも他の人達に対しても誠実で非常に好感の持てる主人公。

神様の気まぐれでハードモードへと移行した啓祐の能力。新学期を目前に控え、更なる波乱の予感にwktkが止まりません。
ストーリー展開は実に堅実なんだよなぁ。

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A

ファミ通文庫

バカとテストと召喚獣3.5 (ファミ通文庫)

著:井上 堅二  イラスト:葉賀 ユイ

 

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。


  表紙のメインキャラは秀吉。最早、女性キャラの括り……。取り敢えず、口絵での寝起きの秀吉の可愛さは異常。

  今回はタイトルからも、何となく察しがつく通り、短編集。実はFBonlineFBSPに短編が載ってるから、文庫一冊出せる程度には溜まってたんだよな。勿論書き下ろしを付ければ、出せるって意味で。

  目次では本編との時系列の関係が書かれている。これは上手い構成ですね。また、バカテストのコーナーもかなりのバリエーション展開を始めている。

 

『バカとテストと召喚獣~予習編~』

 
FBonline
掲載。美波の妹、葉月登場編。ちゃんとロリキャラを仕込んでくる辺り、井上さんはよく理解ってらっしゃる(ぇ

  何気にモテまくりの明久に嫉妬。

 

『僕と暴徒とラブレター』

 
FBSP
掲載。渡すつもりのないラブレターを書いた挙句、落としてしまい、結局想い人の元に届いてしまうなんて、姫路さんも結構バカなんじゃ……。

 

『俺と翔子と如月ハイランド』

 
FBonline
掲載。もう雄二は翔子と結婚すれば良いと思うんだ。

  やはり、彼女が雄二を想うようになったエピソードを今後語るぞとネタ振りをしているようにしか思えん。

 

『僕とプールと水着の楽園』

  書き下ろし。ちょ、学校のプールなんだからスク水を着用すべきだと思うんだ。常識的に考えて。スク水着てるの、葉月だけじゃん!

  姫路さんのおっぱいは最早バランスが悪い、という域だと思います。

  いやしかし、一番サービスしているのが秀吉という事実は大問題だw

 

『僕とバイトと危険な週末』

  書き下ろし。今度はウエイトレスということで、ずっと秀吉のターン!!今回、サービスシーンの八割くらい、秀吉なんじゃないかな。

  そして、明久の元に送り込まれるとは一体誰なのか?ってところで終わり。

 

  ってなわけで、3.5巻でした。番外編ということで、いつもよりサービスシーンが多かったけど、その殆どが秀吉ということで、今度は直球のものが見たいです。直球あってこその変化球だろうし。

燃:C  萌:A  笑:A  総:A

ファミ通文庫

リセットな彼女 (ファミ通文庫)

原作:高崎 とおる  著:坂東 真紅郎  イラスト:なもり

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  中古。ファミ通文庫。『オオカミは懐かない!?』のコンビです。『オオカミ』の最後に本作の宣伝が載っていて、なもりさんの表紙イラストにやられました。黒髪ストレートはズルいと思うんだ。

  感情が昂ぶると記憶がリセットしてしまう美少女ロミィを恋人に持った少年の物語。後輩Bが今一つって言ってたから、あんまし期待してなかったんだが、意外や意外、非常に読み易くて、かつ軽いラブコメ具合が面白い。

 

 終盤、改造人間だとか激しくどうでも良い設定が飛び出してくるのは御愛敬として我慢。別に感情のリセットに無理矢理説明付けなくても良いと思うんだけどなぁ。この作品はそういうところをどーのこーのってタイプの作品じゃないやろうし。

  それと強いて言うならネーミングが変。何だよ、ハーフでもないのに、ロミィって。

  そして、脇役の濃さから察するに、二巻以降の構想があるんじゃないかな。『オオカミ』を始めたってことは人気無かったんだろうけど。

  でも、こういうタイプの作品って一発ものだったら、たまには読みたいんだよな。

燃:萌:A  笑:C  総:B

著者リンク
今日も脱いでよ!二階堂さん!(オーバーラップ文庫、2013/09)

アニメ,角川スニーカー文庫

涼宮ハルヒの憂鬱 3 限定版 [DVD]

「彼女に願われたからという、ただそれだけの理由でここに居るんです」

 

 朝倉さんが住んでいたというマンションに突撃するハルヒとキョンだったが、これといった収穫は特に無し。

 その帰り道、ハルヒはキョンに自分の行動原理の一端を話す。

 

 その後、帰宅しようとしていたキョンの前に現れる古泉。ここからずっと古泉のターンということで、油断すると妊娠します<しません

 

 ということで、次回いよいよ『憂鬱』編クライマックス。

 

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)