電撃文庫

Kaguya〈4〉月のウサギの銀の箱舟 (電撃文庫)

著:鴨志田 一 イラスト:葵 久美子

「かぐや姫なのも。チャイルドコードが生まれたのも。ひなたのせいじゃないだろ?」
「それは、そうかもしれませんけど……」
「……まあ、僕がひなたを好きになったのだけは、ひなたのせいかもしれないけどな」

うわぁあああぁあああああああ。

約1週間半の積み。4ヵ月振りの新刊。表紙のひなたは前巻より露出度が低いと思ったら、裸Yシャツで前が開いているので胸が見えそうです。帯を外すと、薄緑のぱんつが拝めます。

さて、相変わらず宗太とひなたのイチャラブっぷりがただごとじゃない。今回は2人のアルテミスコードから生まれたチャイルドコードが人間の姿を取り、半ば2人の子供のような状態に。
その少女はゆうひと名付けられるが、ゆうひに嫉妬するひなた可愛いよひなた。

4巻になってもラブコメ要素しか感じ取れない粗筋ですが、シリアス要素はやはり健在で、改めてムーンチャイルドには幸せに暮らせる場所が無いことを実感させられる展開に。何でこんな重い設定にしたんだ……(´・ω・`)
ラブコメだけやってりゃ良いのに……。

燃:C 萌:A 笑:B 総:B+

電撃文庫

ほうかご百物語<ほうかご百物語> (電撃文庫)

著:峰守 ひろかず  イラスト:京極 しん

「今、欲しいんだよね、君の力が」

今更、『仮面ライダー響鬼』の玩具CMのネタやったって憶えてる奴いねぇよ!!
第14回電撃小説大賞大賞受賞作。京極さんの描くヒロイン、イタチさんの可愛さに釣られて購入。別にケモノミミが特別好きってわけじゃないんだけどなぁ。

キャッチは「ピュア可愛いイタチさんと僕の、ちょっとトボけた放課後不思議物語」。ピュア可愛いというのが、どういう状態かよく判らんが、イタチさん可愛いよイタチさん。ほんわかハートフルだとか、連作短編集だとか、峰守さんは妖怪好きなんだなぁとか以前にイタチさん可愛いよイタチさん。

断言しよう、これは上手くいけば、アニメ化狙える!このクオリティを維持して続刊、かつ、このラノ2009で、どれくらいの順位に入れるかが鍵か。

ストーリーに関しては特に目新しいものは無いんだが、物凄く手堅い内容なんだよなぁ。それとハザードレベルの調整具合が上手いと思う。命懸けになり過ぎず、かといって、ゆるゆるというわけでもなく。

ところで、口絵4ページ目の新井さんが、『ハルヒ』の朝倉さんに見えるのは俺だけなのか。あと、ミコシが『ベターマン』のカンケルに見えるとか。

そんなわけで、『ほうかご百物語』でした。電撃小説大賞はやっぱレベル高いなぁ。

燃:B  萌:A+  笑:B+  総:A+

著者リンク
ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌(2017/03)

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富士見ファンタジア文庫

おあいにくさま二ノ宮くん〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)

著:鈴木 大輔  イラスト:高苗 京鈴

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  さて、アニメ化告知で、本出せ本出せということで、急に物凄い刊行ペースになった短編集第二巻。総扉のネコミミメイドな真由はにゃんこ口が可愛いけど、乳がデカ過ぎてバランスが悪いな。

 

『真由、愛に目覚めるのこと』

  一本目から怒涛の極端展開で吹いた。連載開始から約半年で短編における真由のキャラの方向性が定まっちゃってる……。

 

『真由、プレゼントをするのこと』

  ハートフルなまま終わっても良かったんじゃないかと思う。

  物を大層大事に扱う二ノ宮君は好青年です。

 

『真由、探偵するのこと』

  これもハートフルエピソードより。日奈子は実は良家の御嬢様だったというお話。でも今後そういう金持ちのメリットを活かした展開って無いよなぁ。

 

『峻護、新たな頭痛の種を拾うのこと』

『峻護、地雷を踏むのこと』

『真由、ホントに取り憑かれるのこと』

  久遠院まつり、君江母娘来襲。久遠院は由緒正しき家系って行ってたけど、もしかして神戎十氏族だったりして。

  で、三ヶ月連続で登場して、峻護達のクラスにまで転校してきたのに、この後、久遠院母娘はごく最近まで日の目を見ることは無いワナ。ネタ思い付かなかったのかなぁ。

 

『麗華と真由、奮戦するのこと』

  書き下ろし。ようやく御嬢のターン!!御嬢と真由が赤ん坊のお世話に挑戦。御嬢は感情移入しないよう努力するものの、結局真由よりもメロメロになってしまう。

  御嬢の本音にホロリとくる良エピソード。

 

  そして後書きで、御嬢にバナナフェラさせる鈴木さん自重w

  しかもラフとはいえ、高苗さんのイラスト付きというチャレンジャーっぷり。高苗さん、ノリノリで描いたのかなぁ。

燃:B  萌:A  笑:A  総:A

ファミ通文庫

学校の階段の踊り場 (ファミ通文庫)

著:櫂末
高彰 イラスト:甘福 あまね

 

「ふっ、ざけんじゃねえよ!眼鏡っ子はなあ、眼鏡っ子はなあ」

「いつだって、魂で眼鏡を掛けているから眼鏡っ子なんだよ!!

!?

 

 !?

 

 約一ヶ月二週間半の積み。五ヵ月振りの新刊。ようやく短編集キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!しかも表紙に希春姉さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

 セーラー服姿ということで、八年前の姿。もしかして、表紙に登場するキャラって女性ってだけじゃなくて女子高生って縛りだったのか……?

 いやしかし、短編集のタイトルは上手いと感服せざるを得ない。

 

 口絵では希春姉さんが幸宏にベタベタになった理由が漫画で語られる。小学校低学年の頃から幸宏はタラシだったという衝撃の事実w

 

『女神委員会』

 書きおろし。天栗浜高校の女神がどのように選定されているのか、その一端が語られる。うわぁ、変態祭りだ!

 

『夜明けの階段』

 FBSP掲載。美冬姉さんといずみ先輩の百合が最大の注目ポイントです。読めば読むほど、いずみ先輩が本当にそっちの人に思えてくるから困る。

 

『プリンはどこへいった?』

 FBonline掲載。生徒会役員の新キャラがわんさか出て来て、誰がプリンを多く食べたかを言い争う。

 当時読んだときも思ったけど、やっぱり新キャラ多過ぎて訳理解らんw

 その後の本編で顔出すのかと思ったら、別にそうでもないっていう。ただ、『女神委員会』で何人かは紹介されており、フォローがなされている。

 

『サンタ同盟』

 FBonline掲載。神庭四姉妹と幸宏の八年前のエピソード。何だかんだで、こなっちゃん先生はグレている間も優しかったんじゃね?という話。

 

 まぁ、それよりもロリロリな美冬姉さんに注目が集まることと思いますが(ぇ

 

『盂蘭盆会(うらぼんえ)』

 書き下ろし。夏休みに田舎へと帰省する神庭家の人々。そこで幸宏は両親の思い出に触れる。

こういう本編を補完するエピソードは良いな。本編はやっぱり階段部の活動がメインになっちゃうからなぁ。

 

 白いワンピースが水に濡れて透けたり、浴衣姿で幸宏と手を繋いだりと美冬姉さんが実にヒロインらしくて(・∀・)イイ!

でもメインヒロインは九重元部長なんだよなぁ。

 

 そういうわけで、短編集でした。全く出番の無かった九重元部長、刈谷、三枝って一体……(´・ω・`)

 こういう補完的な短編集ならもう一冊くらい読みたいな。

 

 次は本編十巻。いよいよ最終巻だそうです。表紙は当然九重元部長だろうな。

 

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

ドラマ,雑記,電撃文庫,GA文庫

 GA文庫の『メイド刑事』の実写ドラマが七月から始まるそうです。実写化……だと……?

 そりゃ実写化に向いてるとは思ってたけど、まさか本当にやるとは……。

 主演は福田沙紀。メジャーなのかマイナーなのか判らんな。

 放送局はテレビ朝日。これが微妙なところで、テレビ朝日「系」って書いてるところもあるんだよな。まあ、映らんだろうなあ。

 

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 偶然、『笑っていいとも!増刊号』を見たら、腐女子っぽい人が『撲殺天使ドクロちゃん』のOPを歌っていた。

 平日のお昼から、ドクロちゃん……だと……!?

メイド刑事<デカ> (GA文庫)
撲殺天使ドクロちゃん (電撃文庫)

アニメ,GA文庫

「僕は出会う前のコーティのことを何も知らない……」

 

 キネ後半戦に突入。文庫の『クリムゾンS』を追い抜きました。

アバンでは〈嘆きの異邦人〉の面子が続々登場。サモン、ウコン、イツキが登場。ボルゾンもちゃんと出て来たのって初めてだっけ?

 

 フリマではフォロンとコーティのイチャイチャに続いて、ダングイスに靴をぶつけるプリネシカが印象的。ダングイスを見て、つい反射的に投げたらしい。どんなキャラだよw

 

 後半では神曲学院が襲撃される。〈嘆きの異邦人〉の楽士の契約精霊達が次々と登場。ゴリアーデ、ドミティエム、イアリティッケ。

 ドミティエムは顔を隠すタイプの兜を被っていたけど、原作でもそうだっけ?

 

燃:A 萌:A+ 笑:B 総:A

神曲奏界ポリフォニカ 0~4話フルパック

GA文庫

神曲奏界ポリフォニカRPG リプレイ2 貴方と繋がるハーモニー (GA文庫)

原作:榊
一郎 執筆:加納 正顕/F.E.A.R イラスト:みかき みかこ

 

「この槍と、神楽鈴が、合体するの!つながるの!」

 

 約二日の積み。通算四十三冊目。シリーズ第二弾。九ヵ月振りの新刊。『アドレイション・ブラック』と同時発売。

 

 一巻が好評だったため、新PCレイファスを加えてシリーズ化。今後も引き続き登場しそうなライバル、ミリエーヌや精霊執事アーネも登場。

 

 今回も二話構成ですが、後半はティアンとレイファスの関係に焦点を当てたシナリオとなっている。

 ローゼリエがあんまりヒロインらしい行動を起こさないので、完全にレイファスがヒロインです。レイファス可愛いよレイファス。

 

 また、ティアンの神曲学院時代の同級生、メイフェアのタイトスカート+白衣がエロいです。どうしたら良いでしょうか<どうもしなくて良い

 

一巻を読んだときは三田さんがプレイヤーとして参加しているから積んでいた『レンタルマギカ』を優先消化したんだけど、今回はすっかり忘れていました。今一冊積んでます。

 

 次は『クリムゾンS』四巻と『メモリーズ・ホワイト』。

 

 ところで、今月の二十一日に出るらしいGAマガジンに『リプレイ』キャラ達の小説が載るってホントなの?

 

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A

GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ アドレイション・ブラック (GA文庫)

著:大迫 純一 イラスト:BUNBUN

「すまん……」
「どうして?あたし、言ったでしょ?」
「あたしのマナガだ、って」
「マナガの全部が、あたしのものだ」
「だから、いっしょに歩こう」
「これからは、ちゃんと、いっしょに歩こう」

約1日の積み。通算42冊目。シリーズ第11弾。『黒』は4ヵ月振り、大迫さんの『ポリフォニカ』としては連続刊行。
『リプレイ』2巻『貴方と繋がるハーモニー』と同時発売。『クリムゾンS』4巻は延期したので、3回目の3冊同時発売は消えました。

マティアとマナガの過去を語ろう編中巻に当たる今回はマナガの言う「罪」というやつが見え始める。しかし中巻なだけあって、焦らしプレイです。推測出来る程度の情報に関しては大分開示されたけど……。

マティアの異変は進み、遂にはマナガと同じように黒い涙を流すようになった。マナガと存在が同化しつつあるんだろうか。
また、どうやらマナガの今の姿はマティアの父親の姿らしい。

一方、シェリカは専門課程への進級試験を控えて悩んでいた。そんな彼女にアドバイスを与えるフォロンとコーティ。2人が『黒』に出て来るのって初めてじゃね?ユフィンリーは出て来たことあるけど。
2人とも口絵に登場しています。
つーかフォロンが臨時講師としてトルバス神曲学院に居る時代ってことは『エイフォニック・ソングバード』組や『リプレイ』組が出て来ても良いと思うんだ。

最後の挿絵を見て、百合っぽいと思ったのは俺だけで良い。とか阿呆なことを行ってたら、マティアとシェリカの別れが近づいているんだとか。

次巻はいよいよ下巻、物凄いネタバレがあることを期待します。キーパーソンはシェリカ。またか!!

次は『リプレイ』2巻『貴方と繋がるハーモニー』。

燃:A 萌:A- 笑:C+ 総:A

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「君は戦う理由を他者に預け過ぎたんだよ」

 

原作六巻『レッド・ノクターン』編突入。ぼちぼちリーリンの出番が増えてくる筈。リーリン可愛いよリーリン。

そんな彼女は廃貴族ガンドウェリアに憑依され、学園都市にやって来たニーナと出会うことに。

 

 このマイアスでの物語は原作でも未だによく理解らない状態なわけだが、果たしてアニメではある程度のまとまりを期待出来るのだろうか。

 

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A

レッド・ノクターン―鋼殻のレギオス〈6〉 (富士見ファンタジア文庫)

アニメ,角川スニーカー文庫

涼宮ハルヒの憂鬱 3 限定版 [DVD]

「フロイト先生も爆笑だっぜ!」

 

 OPカットで、いよいよ『憂鬱』編クライマックス。取り敢えず前半のキョンと朝比奈さんのにゃんにゃんが大変羨ましい件。朝比奈さん可愛いよ朝比奈さん。

 

 そしてハルヒと共に取り残された閉鎖空間で、キョンは元の世界への回帰を願う。神人が複数現れてからのキョンのナレーションの盛り上げっぷりが凄い。

 

 ということで、時系列順なら次回は何だ?『涼宮ハルヒの退屈』か?このタイミングで『笹の葉ラプソディ』って噂もあるけど、普通に時系列順再放送に一票。

 

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)