アニメ,スーパーダッシュ文庫

「お前等、みんな俺が愛してやるぜ――――ッ!!

 

 最終回。OPの副題は「缶結編」。

 

 無策のまま、ミックスジュースのアキカンと対峙するカケル達。やはり彼女の変過ぎる関西弁にイライラしますw

 いろんなアキカンの能力を取り込む内に訛りが混じって変な関西弁になったんだと解釈しようとしたら、回想シーンでも変な関西弁でした……。

 

 ミックスジュースのアキカンが作り出すコピーアキカンはゼロと呼ばれる。

 メロンゼロにフルボッコされるカケルだったが、彼の叫びが封じられていたメロンを呼び戻す。

 更に男屋の活躍でエールとぶど子も戻ってくる。

 

 ここから反撃開始なわけだが、なんかノリが『ポケモン』みたいだw

 少女化の際の「ごっくん!」には吹いた。何気に、ぶど子の少女化シーンって初めてなんだよな。違ったっけ?

 

 メロン、エール、ぶど子の合体攻撃は否応なしに燃える。

 

 ミックスジュースが暴れていた原因は案の定、オーナーに捨てられたというものでした。しかし、正しくはオーナーは猫で少女化に驚いて逃げられただけだったというもの。

 カケルに「ミク」と命名してもらい、一見落着。

 ここでサンガリアから発売されている「みっくちゅじゅーちゅ」の視聴者プレゼントのテロップが出て吹いた。

 

 EDもみっくちゅじゅーちゅバージョン。サンガリアとのコラボだそうな。って、フィーチャリング初音ミクっておまwww

 

 最後にちゃっかりOVA制作中と告知して終了。OVAとか一番面倒臭いやん……(´・ω・`)

 

 DVDだけで売ってくれるんなら別に良いけど、書籍とセットにされたら嫌だなぁ。

 

総評

 そういうわけで、集英社スーパーダッシュ文庫原作、前代未「飲」のすっからかんラブコメディ『アキカン!』全十二話+特番一回、これにて缶結。

 

 ブレインズ・ベース制作っていうから凄い期待したんだけどな……。作画の面では、あまり良かったとは言えないかな。悪くはなかったけど。『バッカーノ!』とか『紅』とかの前例があるから余計に悪く見えてしまう。

 

 ストーリー構成は詰め込み過ぎず、かつ最後にそれなりに盛り上がるオリジナル展開を配置したことで、綺麗にまとまっていたので良かったです。

 何と言っても、ぶど子を死なせなかったことを評価したい。

 

 一クールしかないのに、主題歌を途中で変えるという暴挙は判断の難しいところ。曲自体はポップで良かったんだけど、映像が変わっていないっていうのはやっぱりマイナスですよ……。

 EDは毎回違う楽曲というコンセプトで面白かった。

 

 本編後のミニコーナーは特に必要無かったと思います。

 

 後番は『初恋限定(リミテッド)。』です。噂では、この時間帯は集英社枠で、『初恋限定。』の次が『よくわかる現代魔法』じゃないかって言われてるけど、もしそうだったら嫌だなぁ。この時間帯視難いんだよね。

 

 BS11では四月から『マクロスFrontier』と『奏光のストレイン』が放送開始。『マクロス』とか要らん……(´・ω・`)

『ストレイン』はマニアック過ぎるやろ!しかし、今後、このレベルのドマイナー作品が放送される可能性が出て来たわけで期待してしまうな。

 

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

ガガガ文庫

RIGHT×LIGHT 5 (ガガガ文庫)

著:ツカサ イラスト:近衛 乙嗣

「来るは金色。風を引き連れ舞う乙女。界の王たる小さき揺り籠――黄金の髪靡かせ、空を渡り、道を拓く、留まることを知らぬ者」

「内に秘めし裁きの光、歪みを正す天なる翼。罪を断ちし清き剣――運命と役目をここに分かて、彼の腕に法の刃を!」

 

彼の右手(ライト)天の光剣(ライト)!!

 

 約二ヶ月一週間半の積み。四ヵ月振りの新刊。第一部天使王(ミトロン)編完結ということで、400ページ近くあります。

 

 中盤からはもうバトルに次ぐバトルって感じで正直ぐんにょりしかけていたんですが、最後の最後でタイトルの意味を明かすという構成にやられた。タイトルの意味考えるのなんて、二巻くらいで放棄してたよ……。

 

 ホリィ=ライトを撃破し、一段落ついたように見えるが、既に次の何かが動き出している。アリッサの叔母ウルトも何か目的があって行動しているらしいし。

 細かいことだが、設定ではウルトはアリッサの母親ヴェルの姉ということになっている。でもそれだと、「叔母」じゃなくて、「伯母」じゃね?

 

 巻末には前巻に続き、魔術師ファイルが。

 

 また、折り込みチラシガ報には五巻発売記念として書き下ろしSSが掲載。何、このプッシュ具合。

 

 次はもう発売予定上がってたっけな。五月だっけ?

 

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A

GA文庫

で・こ・つ・ん★ (GA文庫)
著:野島 けんじ イラスト:しゅがーピコラ

『風を得たりっ!』
『我が心は鋼』
『我が意志は刃』
『我が拳は破魔』
『颶風門は開かれた!汚濁を祓い、いまこそ我が務めを果たさん!』

約1ヶ月2週間の積み。『きゅーきゅーキュート!』で御馴染みの野島さんがGA文庫に殴り込みです。『きゅーきゅーキュート!』が始まったときは手を付けてなくて、今痛い目を見ているので、こっちは最初から読むことにしました。
「でこつん」とはデコを軽くぶつけ合うこと。

口絵では、いきなり裸率75パーセントで吹いた。イラストで釣る気満々過ぎる。

さて、内容は表紙から全力全開にラブコメと思わせておいて、不思議設定ありというワナ。不思議設定どころか、倒すべき敵が居るからな。MF文庫Jの王道パターンです。

全寮制の泉命(せんめい)女学園では神触人(イノセント)の育成が行われている。
神触人は女神を召喚し、パートナーである神衣人(ドレス)に憑依させ、その神衣人は御技を駆使して、邪鬼と戦うという設定を用意しておきながら、作品紹介には思いっきりラブコメと書いてあるという。
いや、確かにちゃんとラブコメやってるけれども!

で、そんな女だらけの泉命女学園に最愛の妹、心愛(ここあ)のために神衣人リップとして潜入することになってしまった主人公、真心(まこ)。神衣人は原則女性なので、正体がバレたらティウンティウンです。

妹がお兄ちゃん激LOVEって作品は結構あると思うけど、主人公が妹を激LOVEって珍しいんじゃね?しかも現段階では非血縁設定の気配無いし。

倒すべき人類の敵と戦う若者を育成する機関という点では、ファミ通文庫の『戦嬢の交響曲』と近い部分がある。こっちはもっとポップでキュートだが。

『きゅーきゅーキュート!』ではシリアス展開が微妙だったので、こっちもそんな感じかと思ったら、最後はまさかの熱血展開でした。
こういうタイプの作品には珍しく男メインの挿絵が二枚もあります。

そういうわけで、『で・こ・つ・ん★』でした。イラスト買いしても損は無い気がする。エロい紅愛(くれあ)お姉ちゃんの存在も忘れてはいけないと思います。
地味に二巻が楽しみ。

燃:A 萌:A+ 笑:C+ 総:B+

シリーズリンク
で・こ・つ・ん★ <2>(2009/05)

著者リンク
~ちみっ娘小学生レストラン~ ストロベリーフィールドへようこそ!(2011/01)
俺が彼女に迫られて、妹が怒ってる?(MF文庫J、2012/02)

電撃文庫

アガルタ・フィエスタ!―てのひらに女王を! (電撃文庫)
著:三田 誠  イラスト:双龍

電撃文庫2004年12月刊行物。『レンタルマギカ』が始まってから間も無い頃の三田さんの作品ということで、読んでみました。

さて、以前から表紙が良いなとは思っていたが、中のイラストは割とションボリな件。まぁ、最低ラインは死守してるけど。

内容はバトルコメディといった感じ?秘法を駆使するバトルシーンはなかなか燃える。
一応ダブルヒロイン制をとっているが、その割にはラブコメをやりきれていない感じ。その辺は2巻に期待かなぁ。お母さんと血の繋がりが無いことも判ったし、ヒロインが1人増えたね!(ぇ

秘宝もメインアイテム以外の存在感が薄いから、もっと細かく設定とかを書いてくれたら、アツくなるんじゃないかと。

燃:B+  萌:B+  笑:B-  総:B+

シリーズリンク
アガルタ・フィエスタ!② 石のナイフと褐色の巫女(2005/11)

イラストリンク
ご主人さん&メイドさま 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります(電撃文庫、2010/02)
ななかさんは現実(ガガガ文庫、2010/07)
声優のたまごが、俺の彼女だったようです。 ~ぱんつの中身は大事です!~(GA文庫、2011/08)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「ま、念威操者のおねしょってところかな」

 

 さて、文庫未収録のミスコンのときの短編のネタを元にしたオリジナルエピソードで水着サービス回。アイキャッチもオリジナル。

冒頭でそんなに乳首アピールされてもリアクションに困る。

 

 取り敢えずは内容うんぬんかんぬんよりフェリのスク水で全てが許せる俺が居る。この世界にスク水残ってるってどういうことだよとか野暮な突っ込みはすまい。

 胸には「ふぇり」じゃなくて「へり」の文字が。

 日本語かよ!って思ったら、即「古代文字です」ってフォロー入って吹いた。

 

 ウォーターガンの錬金鋼とか出て来たけど、あんなんあるのか……。まぁ、錬金科の生徒が趣味で作ったんだろうけど。

 

『レジェンド』のシーンが復活。この展開でそれは無いだろう……。

 

 最後はフェリがカリアンの脛の骨を蹴り折って終了。勿論、ネタだとは思うが、これで次回、松葉杖ついたカリアンが出て来たら、それはそれで面白そうだ。

 いやしかし、シリアスやって良し変態やって良しのカリアンって超便利キャラだな。

 

 EDはフェリバージョン。メイシェン、ミイフィ、ナルキが復活し、代わりにアルシェイラ、リンテンス、サヴァリスが消滅。

 

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A

富士見ファンタジア文庫

火の国、風の国物語〈2〉風焔相撃 (富士見ファンタジア文庫)

著:師走 トオル  イラスト:光崎 瑠衣

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  さて第二巻。一巻はずっと王国側の視点だったが、今回は解放軍の視点と半々に。と言うか、むしろ解放軍の方が若干ウェイトが高いか。

  何より<風の戦乙女>ことミーアが大活躍。軍の士気を上げるためとはいえ、あの格好はエロ過ぎるだろう。おっぱいがけしからんことになっております。太股とかも。ミーアエロいよミーア。まぁ、そんな彼女にも何か大きな目的があるようだが。

  ジェレイドは相変わらずの策士ぶりを発揮しているが、ストレスで身体がイカれたのか、吐血を繰り返している。まさか最終的に死亡するんだろうか。『幻想水滸伝Ⅰ』のマッシュみたいに解放軍の勝利を耳にして、息を引き取るみたいな。

  一方、王国軍パートでは、クラウディア様が大活躍。横乳を見せたり、メイドの格好してアレスのほっぺにちゅーしに来たり。そんなクラウディア様は御年十三歳ですよ。( 0M0)<ヤハリソウイウコトカ!

  三巻は連載第一期と、ジェレイドとアレスの出会いを絡めた『星火燎原』。連載は人気があったために、全六話だったところが、一話伸びて全七話になったらしい。

 

燃:A  萌:A  笑:B  総:A

ファミ通文庫

暴風ガールズファイト 2 (ファミ通文庫)

著:佐々原 史緒  イラスト:倉藤

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

 表紙がちょこっと格好良くなりました。

  『ファイブスター』ネタじゃなくて、『プリキュア』ネタをやってくれ。ということで、第二巻。読むまでは一切テンション上がらへんけど、読むとアツいんだよなぁ。試合開始前の根性注入の掛け声が良いね。

  今回は初の公式戦ということで、強豪に打ちのめされるの巻。試合後に涙するロッソ・テンペスタの面々に、ちょっと貰い泣きしそうになったのは秘密だ。

燃:A  萌:B  笑:B  総:A

GA文庫

おと×まほ 7 (GA文庫)

著:白瀬 修 イラスト:ヤス

「子どもは何も考えずに突っ走るくらいが一番」

「あなたは誰よりもわがままで在りなさい?」

「母様は、そんなかなちゃんが好きよ」

「何も、悩む必要なんて無い――空はただ、蒼く澄み渡ればいい」

 

 約二週間の積み。三ヶ月振りの新刊。

 

モエル編クライマックス。仲間達の協力を得て、自分の元を去ったモエルを連れ戻しに向かう彼方。それぞれの決意を胸に戦う少女達。

彼方の想いの応えたモエルの力が合わさり、パワーアップ。展開だけかいつまんで説明すると、物凄い熱血展開に思えるんだが、殆ど盛り上がらない。

白瀬さんがこうしたら盛り上がるだろうと思って書いてるのは理解るんだけど、ただテンプレートを並べ立てているだけと言うか。

何回も言うけど、シリアスもギャグも中途半端なんだよなぁ。どっちかに絞ったら、今ほどマイナス要素いっぱいなんて状態にはならないと思うんだけど……。

つくづく勿体無い……。

 

次はまた短編集だそうですよ。

 

燃:B 萌:B 笑:B- 総:B

アニメ,電撃文庫

「こんな詰まんねぇ結末で終わらせてたまるか!!」

最終回。時間は前回のラストから少し巻き戻って、地下での上条とシェリーの戦いから。上条のパンチで吹っ飛んだシェリーが柱にブチ当たったとき、柱に亀裂入ってたけど、あれコンクリートかなんかでできてんじゃないの?人間のパンチってそんなに威力出るもんなの?

インデックスを助けるため、ゴーレムに立ち向かう氷華。限界かと思われたそのとき、上条が駆け付け、幻想殺しが炸裂する。ちょっと燃えた。
だが、こういうシーンでもインデックスの生足が気になって仕方がありません。

前半で戦闘は終了し、後半はほぼエピローグ。インデックスの頭の上でブラブラしてるスフィンクス萌え。

アレイスターと土御門との会話ではアレイスターが元魔術師であることや、彼が人工的に天界を再現しようとしていることなどが判るし、インデックスと氷華との会話からは幻想殺しがただの超能力ではないことが判る。

また、思いっきり大覇星祭の告知があるわ、黄泉川先生が一方通行と打ち止めの面倒を見る発言してるわ、原作八巻の美琴と黒子の百合百合シャワーシーンはあるわ、七巻冒頭の大教主ローラ・スチュアートとステイルの会話シーンはあるわと2期をやる宣言し過ぎwww
まぁ、放送開始前から2期やるのなんて判りきってたわけだが。

そこへさくっと、『とある科学の超電磁砲』アニメ化を告知して終了。1期の最終回で劇場版制作を告知した『シャナ』とまんま同じパターンじゃねぇかw

『電波的な彼女』の例があるから、断言は出来ないけど、1クールやる程度には分量あるし、2期までの繋ぎにはなるか。放送は2010年らしいが。
つーか、だからOPに佐天涙子が出てたのね。

総評

というわけで電撃文庫原作『とある魔術の禁書目録』全24話でした。『とらドラ!』同様、J.C.STAFF制作ということで原作ブレイカーになるかと思われたが、ところがどっこい、かなりの再現度を誇りました。

ただ、原作で6巻までというのは単発エピソードが続き、それまでの積み重ねがあまり生きてこない展開ばかりなので、どうしても映像は綺麗でも盛り上がりに欠ける展開となってしまったのが残念。

また、再現し過ぎて説明台詞が多くなったのがネック。かと言って、科学魔術説明をカットすると作品の魅力が伝えられなくなりそうだしなぁ。映像で上手く説明出来るような設定でもないしだろうし。

多分『シャナ』のときは当たるか判らんかったから、一応1期でケリがつくように作ってて、『禁書』の場合は『シャナ』の大ヒットという前例があるから2期制作前提で作ったんだろうなぁ。

キャラデザは灰村さんのイラストからは大きく変わったものの、インデックスが3倍増しくらいで可愛くなったので無問題。

惜しむらくは主題歌を変えるタイミングがド下手糞だったことですね。

やっぱり電撃の強みは人気シリーズが一定数常にあり、それを原作とした良質なアニメが定期的に制作されていることですよね。富士見はいつまでも『スレイヤーズ』に頼ったり、アニメが滑ったりだからなぁ。

後番は『神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS』かな?

燃:A 萌:A 笑:B 総:A+

電撃文庫

輪環の魔導師〈5〉傀儡の城 (電撃文庫)

著:渡瀬 草一郎 イラスト:碧 風羽

 

「さぁ、もうじきはじまるぞ、ミュールストン。我らが祈りを神々に届けるための、"二度目の大罪戦争"が――これから起きる乱を勝ち残るのは、果たしていずれの勢力かな?」

 

 約三週間の積み。五ヵ月振りの新刊だが、全くそんな感じはしない。

実は四巻との合体表紙。今回で第一部クライマックスです。

 

 新しい迷宮神群はハタニフとハタニアス。加えて、"クラムクラムの羅針盤"の効果が少し判明。これはこの世界から去った神々の行先を示すものだそうな。もしかしたら、『パラサイトムーン』の世界と繋がったりするんだろうか。

 また、この世界の何処かには"水中庭園"という遺跡があるそうな。やはり、その中には龍舌魚が泳いでいるんだろうか。

 

 ストーリーは西天将ルナスティアとの決着と北天将ルーファスの登場とセロの暴走がメイン。フィノのヤンデレはお休みですが、彼女の中に眠る秘密も結構重要そうです。

 

 次巻からは戦いの規模は広がり、世界の秘密も見えて来そうで楽しみです。ま、新刊出る頃にはモチベーション下がってるんだろうけどな!

 

燃:A 萌:B- 笑:C 総:A