アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「とうもろこしを……すりおろしてる」

サブタイトル長ぇ!半端無ぇ!ということで、折り返しを過ぎました。案の定OP変わってなかったーーーーーーーーーー!!
きっと訳の理解らんタイミングで変えるに違いないw

さて、オリジナルエピソード……だと思う。単行本未収録エピソードだったら知らんけど。
以前プール掃除を手伝ってもらった水泳部の二人に、水着のモデルのバイトを手伝ってくれるよう頼まれた美琴と黒子。初春と佐天さんも誘って、企業のビルに乗り込むが、そこには偶然別ルートでバイトにやって来た婚后光子と固法さんの姿が。
固法さんって私服はやたらボーイッシュなのね。

ちなみに美琴立ち、常盤台の生徒は休日でも外出の際は制服の着用が義務付けられているため、制服姿です。制作側は楽そうな設定ですね。

早速、皆、好きな水着に着替えるが、黒子のチョイスがエロを通り越してギャグになっていた件。
美琴は主人公兼ヒロインなのに、超地味チョイス。
固法さんって巨乳キャラだったのか……。スタイル良さげだったけど、あそこまでとはな……。

光子のアピールっぷりが半端無い。何、この存在感w
って、この人、美琴をライバル視していた割には顔知らんかったのね。
それはそうと、水泳部の二人が良い娘過ぎて泣ける。大事に大事に育てられたんだろうなぁ。

皆が帰った後、一人で実は着たかった可愛い水着で、一人はしゃぐ美琴。リモコンの操作を失敗したがため、ビルの壁面に設置されたスクリーンに大はしゃぎする姿が大映しに。それを上条さんにばっちり目撃されるのであった。合掌。

次回からは新展開なのだろうか。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

とある科学の超電磁砲 3―とある魔術の禁書目録外伝 (3) (電撃コミックス)
とある科学の超電磁砲 3―とある魔術の禁書目録外伝 (3) (電撃コミックス)

ガガガ文庫

絶対女王にゃー様 (ガガガ文庫)

著:J・さいろー イラスト:しろ

「にゃーしてみる?」

ガガ文庫〇九年九月の新刊。ドラマガのレビューを読んだら気になって買ってきました。
流石、ガガガ。変化球を出してくる。ラノベとしてパッケージングされてるけど、中身は歪んだ青春小説って感じか。
イラストを無くして、「にゃー様」の固有名詞とかを変えたら、普通に一般にありそうな内容。
未だかつてヴァーチャルセックスなんぞを扱ったラノベがあっただろうか。

特に盛り上がりがあるわけでもなく、淡々と進み、そのまま終わってしまった感じ。後書きによると、二巻の発売が最初から決定していたようだが。

こういうタイプの作品って滅多に読まないから、優れているのかそうでないのか、よく判らん。

しろさんの絵は相変わらず、何故人気があるのか理解らない。
今月二巻が出るので、一応チェック。モチベーション下がってたら買わんかも。

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:B

電撃文庫

アスラクライン〈7〉凍えて眠れ (電撃文庫)

著:三雲 岳斗 イラスト:和狸 ナオ

「━━元演操者の紋章は烙印よ。愛する者の魂と引き換えに悪魔の能力を行使した、呪われた罪人の烙印なの」

2009年から2010年にかけての年越し読書はこいつでした。
表紙は操緒。多分、描き下ろし。俺の妄想表紙では佐伯妹を推したいところだけど、内容から考えると哀音一択。
新装カバーの帯には何故か一億冊突破の応募券が付いていました。これまでの新装カバーには付いてなかったのに。変なの。

洛高に新キャラ、悪魔の四名家の一つ、鳳島家の蹴策がやって来て騒ぎを起こす。その騒ぎに巻き込まれ、佐伯兄妹は怪我を負ってしまう。
腕の脱臼を我慢して、妹の心配をする佐伯兄が格好良過ぎる。

足首を捻挫した佐伯妹を家まで送っていくことになる智春。一気に佐伯妹がヒロインとしてクローズアップです。佐伯妹可愛いよ佐伯妹。テンプレートなツンツン具合が良い。
彼女の「四十五キロは重くないっ!」は名言だと思うんだ。

副葬処女は代謝が止まっているって記述があるんだけど、でも成長はするのか?操緒にしても哀音にしても、副葬処女になってから成長してると思うんだけど。
そもそも副葬処女になる条件って明言されてないよな確か、誰かが副葬処女になっただけあって美しい、みたいなことを言っていた気がするが。

ヒキコモリから半ば強制的に解き放たれた炫部長は科学実験室登校をしながら、補習を受けているが、この人、いつから魔神相剋者になるべく暗躍したんだろう。機巧師だから科学狂会とは繋がりがあるだろうから、そこから直貴の動向を把握することは出来るだろうが。
アニメでは確か、ヒキコモリから解放されたときに、もう一度運命に抗う、みたいなことを言っていた気がするけど。

で、謎の拡張機能、イグナイターの登場です。第一生徒会と同盟を結んでいる明蓮寺
(みょうれんじ)高校の生徒会が入手した拡張機能だが、どこから入手したんだ?
解析の結果、この拡張機能に適合する機巧魔神は存在しないことが判る。また、何故か奏っちゃん、と言うか悪魔に反応する。
加賀篝はイグナイターは未だ不完全であり、未だ生まれ得ぬ新たな機巧魔神のための拡張機能だと言う。このイグナイター周りの謎って解明されたっけ?
にしても、何であんなに卑猥な形なんだろう。

加賀篝は直貴と接触しており、彼は直貴が一巡目の智春であることを知っているようだ
もしかして加賀篝に《薔薇輝》を与えたのって、科学狂会なのか?

ヅカ王子って、もしかして今でも洛高生なの?普段着てるのはGDの制服なのか。

イグナイターを手に入れるため、修学旅行から帰る途中の洛高二年生全員を人質にとる加賀篝。
それを阻止しようと動く生徒会長達が格好良過ぎる。特に六夏会長が。俺の中で六夏会長の株がストップ高です。

そして、さよなら哀音。『Spiral』聴きながら読むとヤヴァい。
智春は遂に、奏っちゃんが《黑鐵》を使うなと言った意味を知ることになる。だが、操緒の魂の質量は減り、奏っちゃんの非在化は進行するのだった。

アニメで膨らまされた佐伯兄と哀音のエピソード。凄く上手く肉付けされてたんだな。EX013のラスト近辺の佐伯兄の台詞って完全にアニメオリジナルだったのか。
また、原作では哀音は佐伯兄達を助けるために、自ら副葬処女になってるんだな。

ところで、蹴策は何で加賀篝と手を組んでたんだ?単に金目当てだったのか?

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:S-

アスラクライン5(初回限定盤) [DVD]
アスラクライン5(初回限定盤) [DVD]

ゲーム,GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール 通常版

「君を━━僕だけのものにしたい」

開封は年始になるかもとか言いつつ、年内にプレイし終わるワナ。
0~4話もセットになったフルパックの方はパッケージが神曲学院の制服を着た大人コーティだったり、神奈月さんの画集が付いてきたりと魅力的ではあったのだが、いかんせんお値段の方がアレなことになっとりまして。書き下ろしがあるとかだと話は変わってくるのだが、イラストだけでは俺は釣られないぜ!ということで、通常版を購入。
パッケージをよく見ると、コーティのぱんつが見えます。

第二次<嘆きの異邦人>動乱から一年後、フォロン達は平和な学園生活を送っていた。だが、またもや奏世楽器を狙って暗躍する者達が現れて……という話。
本当は壊しちゃいたいたけど、頑丈過ぎて傷一つつけられないから、誰にも手出し出来ないところへ隠しちゃおうというところまでが描かれる。

先行公開もされていたOPムービーはコーティに引けを取らないくらいイアリティッケが目立ってます。本編でもかなり出張ってたから、相当榊さんに気に入られたものと思われる。
サーギュラントとセットで、プレイヤーがかなり好印象を持つように描かれてました。

キャラグラフィックは全員新規……かな。BGMは前作のものを流用しつつって感じか。あとは演出がちょっと強化されてる気がする。前作でギガちゃんが揺れたりってしてたっけな。
六月まではアニメが放送されていたわけで、キャストに違和感のあることあること。すぐ慣れたけど。

導入は本当にいつも通り。コーティとペルセルテによるフォロンの取り合い。流石にもうCGは無かったが、この二人のこのやりとり、もう何回読んだり見たりしたか判らない。VSダングイスも然り。
ダングイスは何かに開眼したらしく、自分の音楽を幅広く世界に届ける方向へと目標がシフトしたらしい。いよいよ芸能人になったフォロンの同級生というのが彼である可能性が高まってきたな。
今回はティント、ヴェルデ、アズールという学生のゲストキャラに加えて、サーフェルスという講師まで登場し、学院が舞台となるシーンでの人物が増えたためか、スーパーダングイスタイムはあんまり無し。というより、開眼アピールのためだけに出て来た印象。

世界の再奏造が行われかけた結果、歴史の一部が書き換わり、小さな混乱が世界中で生じていた。存在する筈の人間が居なかったことになったりすること設定の整合性がとれなくなったら奏世楽器で書き換えちゃえ!という手法に困惑するフォロン達。

学院長達、<四楽聖>は二度と奏世楽器を悪用する者が現れないようにと処分を検討。かつての三国戦争でも奏世楽器が使われたんだとか。三国戦争に関してはどこまで設定してあるんだろうなぁ。
前作の戦いの後、奏世楽器はエターナリアと軍が<四楽聖>に返還したらしい。今回は始祖はコーティとエレインドゥースしか出て来なかったけど、相当ヤバいとこまでいかんと始祖は動かんのだろうか。

学院長の元へと<四楽聖>のクダラ・エリミアの契約精霊フォルテラントや、<四楽聖>トワミ・ファーレンが直接やって来たりする。
何故、カムイラ・ダリソンだけ全くアクションが無いのか。特に出て来ない理由が説明されないので気になる。単に療養中で身動きが取れないのかもしれんが。
ファーレンはまだしも、フォルテラントは凄く出番が少なくてびっくりした。ケモノミミのショタということで人気出そうなのになぁ。エリミアの契約精霊には他にも目立つ外見のジャックロットやパルパートンというのが居るらしい。
出て来ない割には妙に言及するところが引っ掛かるんだよなぁ。カカザキ・エンタープライズ社とか。既に何かしらのエピソードが考えられているのか、それともただ単に折角シェアード・ワールドなんだし、膨らませられる要素は多い方が良いよNE!ってことなのか。

前作で<世界の種子>に取り込まれた<嘆きの異邦人>の幹部達。てっきり死んだものとばかり思っていたが、<世界の種子>から放り出されて全員死亡確定ではないらしい。
残党狩りを行っていた陸軍によると、今回登場したサーギュラントとイアリティッケ以外にもイツキ・エイヤーズは生存が確認されているらしい。
イアリティッケは人気があったから復活させたんだろうけど、ついでにその他の奴等もネタになるかもしれんから復活させとこうかみたいなことなのかな。
ちなみに捕縛されたボルゾンは獄中で自殺したそうな。

サーギュラントとイアリティッケの絆には和まされる。まだまだ活躍の余地はありそうだな。ラストでほとぼりが冷めるまではヴィレニスに行くかと言ってたけど、え、それは『青』チームと接触するということなのか。

陸軍の中には頬に傷のあるサラガという男が居るが、『フルメタル・パニック!』の宗介っぽいと思うのは考え過ぎなのか。ボン太くんの影響でスーピィくんが誕生したことを考えると、ないではないかと思うんだが。

レンバルトがふざけて男色宣言するシーンではプリネシカの反応に吹いた。まさに、ホモが嫌いな女子なんて居ません!!
吹いたと言えば、サド幼女とパチモン幼女という表現は酷かったw

終わってみれば、新キャラに悪人は居らず、今後再登場出来そうなキャラがいっぱい。学生編と社会人編のミッシングリンクが明らかに!みたいな煽りだった割には、余計気になる要素が増えただけの気がするんですが……。
元々今回は軽めの話とは言われてたけど、ちょっと物足りなく感じました。学生編のラストが盛り上がり過ぎたせいもあるんだろうけど、せめてEDはちゃんと作ってほしかった。OPと同じってアンタ……。
前作のエターナリア登場みたいなサプライズも無かったし。テレンシアミルとユズリハルルカくらい出しても良かったと思うんだ。
密かにもう一本作成中とかだったら嬉しいな。

あざといサービスシーンの多いこと多いこと。だがそれが良い<何なんだ
イアリのしまぱんには興奮せざるを得ない(ぇ
って言うか、しまぱんだったのかよ!
ジムティルの形状が卑猥に見えるのは俺だけではない筈だ。

あとはコーティの制服時のスカートの柄の描き忘れが痛恨だったと思います。怒り顔のグラフィックのときだけ、柄が無くなるの。
ネットで感想とか見てると、結構整合性保ててない部分あるのな。

ところでキネティック大賞というのが募集開始だそうで。大賞はキネティックノベル化とGA文庫若しくは一迅社からの本の出版が確約されるそうな。賞金五百万と大きく出てます。
でもキネティック化確約って、相当凄い作品でないと大賞はあげないよってことかなぁ。キネティック化が絡むってことは当然視覚的に映える内容が要求されるってことだろうけど……。あとは広げ易そうな世界観とかも必要なのかなぁ。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

文庫化リンク
神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール(2012/07)

シリーズリンク
神曲奏界ポリフォニカプラス(2011/07)

シェアード・ワールドリンク
神曲奏界ポリフォニカまぁぶる すぺさる(雑誌付録、2009/12)
神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン <4>(コミカライズ、2010/01)

コミカライズ,角川スニーカー文庫

レンタルマギカ 第4巻 (あすかコミックス)

原作:三田 誠 作画:成宮 アキホ キャラクター原案:pako

「それはきっと貴女の妄想だったんじゃなくて?」

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。
表紙はみかん。待機メンバーはいつき。何で!?これ、次で完結フラグとしか思えないんですが……。
って、『竜と魔法使い』編に入ったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!??
え、ちょ、ラピスは?成宮さん版のラピスは!?フィンとかどうでも良いから!ラピスを出してくださいよ!と思ったらエピソードの順番が変わっただけでした。

伊庭司のビジュアルがちらっと登場。この人の姿って原作ではなかなか出て来なかったよな確か。

そして、おまけのみかんのスク水がG・J過ぎる件。

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A

レンタルマギカ 竜と魔法使い (角川スニーカー文庫)
レンタルマギカ 竜と魔法使い (角川スニーカー文庫)

コミカライズ,電撃文庫

灼眼のシャナ 6 (電撃コミックス)

作画:笹倉 綾人 原作:高橋 弥七郎 キャラクター原案:いとう のいぢ

「ブチ殺しの雄叫びをあげて俺を呼べ。俺の求めを満たす麗しの酒盃(ゴブレット)」

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

半年振りの新刊。遂にマージョリー編完結。相変わらずクオリティが高過ぎて気色悪いです。今回は鳥肌立った。

で、ラミーが去り際に見せた本来の姿“螺旋の風琴”リャナンシー。フィードバックが凄いな。

そしておまけ漫画のチェルノボーグ先輩についてkwsk
次は順番通り、“愛染”の兄妹編か。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:S-

灼眼のシャナ〈2〉 (電撃文庫)
灼眼のシャナ〈2〉 (電撃文庫)

角川スニーカー文庫

戦闘城塞マスラヲ Vol.1負け犬にウイルス (スニーカー文庫)

著:林 トモアキ イラスト:上田 夢人

「ふざけないで、もらいたい」
「僕は。優勝候補、などではない。断じて」
「黙れ……!本来であれば我こそが大佐を倒し、今の貴様の位置に」

「僕は、……神だ」

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。
さあ、林さんの三番目のシリーズが始動。ニートであるヒデオは自殺しようとしたその日に電子精霊のウィル子と出会い、成り行きで聖魔杯に参加することに。
しかも目つきの悪さと感情が顔に出ないタイプという利点、更に元から失うものがないということで、運も手伝って一気に優勝候補にまで躍り出る。この勢いが好きだ。

聖魔杯の参加者には個性的な面子も居るようで、まさかのメタルヒーロー地球刑事ジャバンとか。そういうアレで、林さんのギャグセンスも健在。

今回はザスニ掲載分の四話と書き下ろし一話を収録。書き下ろしでは魔殺商会やリップルラップル、ヴィゼータが登場。聖魔都市のケーブルテレビでニュースキャスターのようなことをしている。
連載分には葉月の雫が登場しているし、聖魔杯参加者の魔人エルシアの下の兄は『お・り・が・み』に出て来たエルシオンだそうな。
更に、聖魔王として名乗りを上げてからも悪い事する奴が絶えないことを残念に思った鈴蘭自身も聖魔杯に参加していることが判明する。

また、ウィル子は自分と同じような存在がもう一人居ると発言。これはあからさまなネタ振り。
つーわけで第一巻でした。萌えは殆ど無いけど、ストレートに面白かったです。でも、タイトルの意味が全然判らない。

燃:A 萌:B 笑:B+ 総:A+

著者リンク
ミスマルカ興国物語Ⅰ(2008/02)
現役プロ美少女ライトノベル作家が教える!ライトノベルを読むのは楽しいけど、書いてみるともっと楽しいかもよ!?(2014/04)

 

ファミ通文庫

コラボアンソロジー2 “文学少女”はガーゴイルとバカの階段を昇る (ファミ通文庫)
著:野村 美月、井上 堅二、田口 仙年堂、櫂末 高彰
イラスト:竹岡 美穂、葉賀 ユイ、日向 悠二、甘福 あまね

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。
コラボ文庫第二弾は『文学少女』?『バカテス』?どっちだ?『狂乱』のときは本当に『狂乱』一色だったけど、今回は四作品が入り乱れている印象。どっかの告知にはコラボ文庫第二弾は『文学少女』って書いてあった気がする。でも表紙描いてるのは葉賀さんなんだよなぁ。デフォルメ化されてる遠子先輩と九重部長が可愛い。あと、姫路さんのおっぱいがけしからんです。
また、文庫化に当たって、挿絵が描き下ろされているのが嬉しい。

『“文学少女”と乙女に集う召喚獣』

「そう!その激しい痛みこそが愛なのよ!きっと坂本くんが攻めで、吉井くんが受けね」

うわぁぁああああああああん、遠子先輩が壊れたああああああ!
野村さんと葉賀さんがタッグを組んだ。つ、強過ぎる……!ふっくらした遠子先輩が可愛いです。心葉は完全に男子の制服を着た女の子です。

FBonlineで読んだときも相当にアレな内容だったが、今改めて読むともっとアレでナニだな。遠子先輩とムッツリーニのまさかのエロス対決とか最低過ぎるw
何がけしからんって、葉賀さんの手による琴吹さんのぱんつがけしからん。野村さん、本編で暴走出来ないからって、やりたい放題だな。

そして、琴吹さんと美波が意気投合しちゃう書き下ろしエピソードを追加収録。確かに、この二人の境遇って似てるんだよな。

『“文学少女”と殺された莫迦』

「とりあえずムッツリーニには布でも被せておこう。ちょっとグロいからね」

ムッツリーニの扱いw
前のコラボから続く形で今度は井上さんと竹岡さんがコンビ結成。
女装心葉にイラストキトゥアアアアアアアアアアッ!!何という美少女か。
内容はいつも通りの『バカテス』。つーか遠子先輩が溶け込み過ぎてる。

『天栗浜のガーゴイル』

『ガーゴイル』のコンビが執筆。出番無いけど、扉のデフォルメされた美冬姉さんと中村さんが可愛い。
筋肉を出した点は評価されるべきだが、本家本元の筋肉を読んだ直後だと物足りない。

『バカと階段と召喚獣』

『学校の階段』コンビ。
唯一挿絵の描き下ろし無し。この後のコラボで甘福さんが力尽きたと思われ。
正直な話、トップバッターの野村さんが全部持っていってるので、普通のコラボだと霞む。十二人を同時に動かす、その手腕は凄いと思うが……。

『“文学少女”とやってきた走者(ランナー)』

野村さんと甘福さんのタッグ。
うわぁあぁああああぁあああああああああ、LOVEが!LOVE寄せがぁああああぁぁあああああああああああ!大変なことにぃいいいいぃいいいいぃEEEEEEEEEEEE!!

学校交流の一環で一週間トレードされる心葉と幸宏。
心葉はひぃひぃ言いながら階段を昇ったり降りたり。幸宏は遠子先輩のおやつを描きながら、部室で二人っきり。え、何この落差!?つーか、遠子先輩、幸宏にも書かすのかよ!

で、心葉と幸宏が心配で様子を見に来ちゃう美冬姉さんと琴吹さんが可愛過ぎるんですが!
幸宏に朴念仁なリアクションされる美冬姉さんも可哀想だが、実は階段部での活動中、肝心の心葉はいずみ先輩を見て、遠子先輩のことばっか考えてたという衝撃の事実がある琴吹さんが可哀想過ぎて泣けてくる。
甘福さんの描く遠子先輩に違和感バリバリってのは言っちゃ駄目!
いやしかし、野村さん、凄い手堅くまとめてくるな。LOVE寄せが強過ぎる。元々『バカテス』も『学校の階段』も好きらしいが、これが愛の力なのか……!

そういうわけで、コラボアンソロジー第二弾でした。野村さんには是非もっと色々なコラボを書いてほしいです。特に、『まかでみ』と混ざったときにどうなってしまうかが見てみたい。

燃:C 萌:A+ 笑:A 総:A+

一迅社文庫

ANGEL+DIVE〈3〉LOVENDER (一迅社文庫)

著:十文字 青 イラスト:青稀 シン

「待っててくれてもいいし、待っててくれなくてもいいです」
「俺は勝手に追いかけますから」

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。
第三巻にして第一部完結巻。表紙は夏彦の義姉、春。普通の表紙と見せかけて、着ているパジャマがボロボロなワナ。
十文字さんはクライマックスになると、暴走するのか450ページもあります。

さて今回は夏彦の出番は大分減り、春と夏彦のクラスメイトの桜慈(おうじ)がメイン。二人がお互いを想い合う描写は十文字さんらしく、延々心理描写が続く構成。
春が長い間、闘病中だから最後の最後で死ぬことになるのかと思いきや、それを更に上回る絶望展開に戦慄した。
ディジェネレーターとして覚醒した春は義理の両親と妹を殺害、更に自分自身も左腕だけを残して行方不明に。何、この救いようのない展開。
こんなことがあったから、夏彦は数年後に、あんなに荒んでいたのね。
ちょっと幸せ漂う展開だなと思った途端にこれだよ。突き落とし過ぎですって。

というわけで、第一部「1990年久堯(くだか)市編」これにて完結。トワコが未来からやって来たとか、エンジェルダイブとディジェネレーターの関係とか、多少は判ってきたこともあるものの、依然謎だらけ。
ちょっとだけあったジャックのシーンも意味不明だったしな。

最後に予告が載ってるんだけど、『ANGEL+DIVE CODEX』ってのが第二部全体のタイトルなのかな。
そうそう、他レーベルで書くことに味を占めたのか、二月にMFに十文字さんが登場します。

燃:B 萌:B+ 笑:C 総:S-

GA文庫

らじかるエレメンツ 3 (GA文庫 し 4-3)
著:白鳥 士郎 イラスト:カトウ ハルアキ

「焦ることはないさ。有限とはいえ、時間はまだまだ残されている急ぐ必要はない」
「ま、ひっついたらひっついたで、逆に退屈になりますもんねえ」
「何となく……寂しくも……なりますし……ね……」
「ああ。ゆっくりと、みんなで楽しみながら距離を縮めていけばいいのさ」

ティーガー、凄い良い事言った!!
過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

表紙はまた羽卵。表紙をめくると、半裸のアルミが。いや、この絵でサービスカットとかやられてもですね……。
さて、今回は短編集。相変わらずカオスな笑いが楽しい。羽卵の暴れっぷりと鉄太郎のツッコミが。いまだかつて主人公の股関節を脱臼させるヒロインが居ただろうか。ちなみにドクロちゃんの場合は治せること前提で撲殺しているので、また別だと思います。
最後はちょっと羽卵と接近するも、結局アルミの乱入の所為でうやむやに、みたいなオチ。
思いの他、売上が良かったから続けられることになっちゃいましたーってな展開を期待していたんだが、残念ながら奇蹟は起こらず、これにて終了。あーあ。

総評

GA文庫だから全く期待していなかったのに、この面白さ。えてしてそういうもんだよな。このノリは五巻六巻くらいまでは読みたかったけどなぁ。
何でだ?『おと×まほ』や『シャムロック』が続いていて、何故こんなに面白い作品が打ち切りなんだ?
判り切っている。絶対にイラストの所為だ!!もし『おと×まほ』と絵師が逆だったら!もしこのシリーズの絵師がQP:flapperさんやさそりがためさんだったら!くっそぉぉぉおおおおぉおおおおぉっぉぉおおおおおおおお!!!!

燃:C 萌:B+ 笑:A 総:A+