MF文庫J

天川天音の否定公式 II (MF文庫J)

著:葉村 哲 イラスト:ほんたに かなえ

「勇気ある少女よ、勇気なき少女よ!
今はただ、その胸に抱いた恋心の向かうままに、
甘き日々を過ごしたまえ!
いつか来る終焉を待ちながら!」

約三日の積み。三ヶ月振りの新刊。表紙は瑛子。おっぱいより黒タイツに目が行くのは俺だけではない筈だ。
口絵はまた四ページしかありません。何故口絵に瑛子が居ないんだ……。

今回はネコミミ少女と言うか、雪道がかつて拾った猫そのもの、シロコが新たなヒロインとして来襲。正直、天音と瑛子だけでお腹いっぱいだと思うのですよ。
つーかネコミミ瑛子かわぇえぇええぇええぇぇええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!
しかも、二巻でいきなりテコ入れ水着回でサービスサービス。スク水がスルーされたのが残念ですが。
もうね、『否定領域』とかどうでも良くね?と思ってしまうのも仕方ないと思うんだ。

と言うか、真面目設定部分が今一つよく判んないんだよなぁ。結局、シロコはどうやって人間の姿をとれるようになったのさ。俺がちゃんと読んでないだけなのか……。

シロコに関しては一巻に伏線が張ってあったわけだが、多分、瑛子の家の客人もいずれ打ち切りを食らわなければ出て来るんだろうなぁ。
後書きによると、割合好評だそうな。雰囲気からすると、『緋弾のアリア』のブーストに続きそうな気配はあるんだけどな。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A-

緋弾のアリア (MF文庫J)
緋弾のアリア (MF文庫J)

アニメ

「良いね、悩みは青春のビタミンだね!」

クローバーボックスの自己防衛機能がタイミング悪く作動してしまい、行方不明に。何というタイミングでトラックが通りかかるのか。
責任を感じた美希タンは街中を走り回る羽目に。

最近、シフォン、インフィニティになり過ぎじゃね?もう一話につき、二三回はなるという。

今回明らかになったクローバーボックスの自己防衛機能だが、邪悪な意思を持つ者には触れることすら出来ないようだ。
また、インフィニティレーダーを撹乱することも可能。
一体、誰が作ったんだろう。その辺は明かされるんだろうか。

ピーチだけ変身シーンカットという珍しい展開に。変身の台詞だけ叫んで一瞬で変身という戦隊やライダーにありがちな変身の仕方だったが、プリキュアがそれをやるというのは非常に珍しい。

二度目のラッキークローバー・グランドフィナーレ発動。流石に、このタイミングで出た新技は出し惜しみしないか。
世代じゃないから、ぴんとこなかったけど、ゴレンジャーの必殺技のオマージュなのね。
ところで、この時間帯に子守唄と言えば『ルピナスの子守唄』だと思うのは俺だけですか。

終了時の提供バックの「次回、ウエスターが沖縄ドーナツを食べて何を言う……?」ってどんなネタ振りだよwwwwww

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

特撮

「学園もののライトノベルでしょ、それ」

何、その偏見。

さて、〈ルナ〉と〈トリガー〉のメモリを奪われ、大ピンチのダブル。って、変身解けへんのかい!ただ必殺技を発動出来ないってのと他のフォームに切り替えたら、元に戻れないってだけなのか。
スピードに追い付けないと判断し、コックローチ・ドーパントが一直線にこちらへ突っ込んでくるときにヒートメタルに切り替えて、展開したメタルシャフトに向こうから突っ込ませる。こういう変身時のギミックを活かした戦い方は格好良くて好きだ。
まぁ、結局〈ヒート〉と〈メタル〉も奪われちゃうわけだが。
四つ
のメモリを奪った時点でコックローチは撤退。実は彼は霧彦さんからメモリを奪ってくるという依頼を受けていたのだ。
霧彦さんと冴子の仲が早くも冷え切っている件。
そもそも四本メモリが集まった時点で回収すれば良かったのにw

コックローチの正体は伊刈という男で、自ら闇の害虫駆除の犯行予告に当たる同人誌を作成し、ばらまいていた。
その同人誌の構図から、伊刈の住居を突き止めた翔太郎は突撃。流石、風都は俺の街というだけのことはあるな。
伊刈は一応、自分の端子にダブルのメモリを刺してみたそうだが、何も起こらなかったらしい。上位メモリは専用のドライバーが必要ということか。
いずれ、ミュージアムの幹部にメモリを奪われて変身されたら面白いと思うわけだが。

一方、フィリップは弾吾と千鶴を仲直りさせようと必死。何とかわだかまりを解消させ、ヘブンズ・トルネードを見せてもらうことになるが、そこへ翔太郎とコックローチが乱入。千鶴は足を怪我してしまう。

だが、キーワードを聞き、ヘブンズ・トルネードがどんなものかを知ったフィリップはダブルに変身したまま弾吾とダンスを踊りながら、コックローチを攻撃していく。でもあのダンスって、〈サイクロン〉の力のお陰で出来てただけなんじゃ……。

コックローチはトリガーフルバーストで撃破。トリガー便利だなw

フィリップの閲覧不能項目はどうやらキーワードを聞けば、ロックが解除されるみたいだけど、この程度の言葉で引っかかってたら、今後事あるごとに戦闘どころじゃなくなりそうだな。

ところで、その内フィリップメインで変身出来たりしないのかな。

燃:A 萌:C 笑:B+ 総:A+

特撮

「サムライハオー天下統一!!」

今回は流之介が侍になるときに歌舞伎を捨ててきたことを悔やむエピソード。だから、何故全体のパワーアップエピソードと個人のエピソードを一緒にやるかな……。

冒頭では源太がヒロのモヂカラを集める能力からヒントを得て、全て折神を合体させるアイデアを皆に話すが、禁断の力なので迂闊には使えないとか何とか。

一方、流之介の歌舞伎仲間であった新太郎が歌舞伎を捨てた流之介を恨んでいる描写がなされる。第一幕で一緒に歌舞伎をやっていたのが新太郎だったらしい。こういう細かいところを拾ってくるのは良いな。

今回のアヤカシはフタガワラ。こいつの本領発揮は二の目からで、一の目のときに喰った物質を材料として大きな盾を作り出す。
ダイカイシンケンオーの攻撃さえ防がれてしまうが、流之介が勢いで無理矢理全侍合体を発動させる。確かテンクウシンケンオーのときも勢い任せだった気がするなぁ。

牛折神に刻まれている「王」の字が上下逆になり、「全」の字になるアイデアは面白いな。
合体の構成としては牛折神が台座に変形し、その上にごっちゃごちゃにパーツを付けたダイカイシンケンオーが乗るといった感じ。
玩具は殆ど直方体ですw

合体はこれで打ち止めだろうけど、まさかここまで盛り上がらないとは……(´・ω・`)
去年のエンジンオーG12登場回の神展開はどこいったんだ……。

燃:A 萌:B 笑:B+ 総:A-

MF文庫J

かぐや魔王式! 第5式 (MF文庫J)

著:月見 草平 イラスト:水沢 深森

「星は好きなのだ。というのも、実は私はあそこから来たかもしれないのだからな」
「ああ、輝夜なだけにか?」
「そうだ」
「そっか。閣下は魔王じゃなくて宇宙人だったんだな」
「そういうことだ」

まさかこれ、伏線じゃないだろうな……。

約三日の積み。三ヶ月振りの新刊。表紙は錦織の妹、梢。じゃあ、なおのこと、前巻の表紙は生徒会長とかで良かったじゃん!統一性……(´・ω・`)

さて、MF伝家の宝刀、いきなり短編集。六道、あいふぉん、梢、閣下それぞれにスポットを当てたエピソードで構成されている。
基本的にどのエピソードも普段の錦織とヒロインの絡みを膨らませた感じなので、いつも通りと言えばいつも通り。

ただ、閣下のエピソードにおける錦織の格好良さと閣下の可愛さには特筆すべきものがあるな。閣下可愛いよ閣下。

そういうわけで、第5式でした。次からは新展開にでもなるんだろうか。

燃:B 萌:A 笑:B+ 総:A

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「もっと早く決断していれば良かった。あの人は戦い、立ち向かう私に恋をしたのだから」

『戦う司書と恋する爆弾』編クライマックス。シロンの助言を得て、コリオはシガルに立ち向かう。シュラムッフェンって装備者が見た攻撃しか回避出来ないんだっけか?

鉄骨に胸を貫かれたコリオだったが、その死に顔は安らかなものだった。
どこからともなく現れたラスコール=オセロがシガルの死体から本を引き抜いていく。成程、本ってああやって出来るのか。

平時に戻ったかと思われたバントーラ図書館。しかし今度はヴォルケンが自転人形ユックユックを奪い、逃亡してしまう。
え、いきなりその話に飛ぶの?エンリケは存在ごと抹消か?でも、神溺教団のガンバンゼルは出て来てるしなぁ。

燃:B+ 萌:B 笑:C 総:A

戦う司書と恋する爆弾 (集英社スーパーダッシュ文庫)
戦う司書と恋する爆弾 (集英社スーパーダッシュ文庫)

スーパーダッシュ文庫

アキカン!〈9缶めっ〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)
著:藍上 陸 イラスト:鈴平 ひろ

「大変だ……」
「なに……どうしたのよっ」
「凄いことを発見してしまった……」
「――ワンコとウンコ、カタカナで書くとそっくりじゃないか……!」

小学生かwwwwwwwwwwwwwwww
いや、男は何歳になってもしょうもない下ネタが大好きな生物なんだ<何なんだ

約一日の積み。半年振りの新刊。表紙は新登場、最強のアキカン、コーラのコロア。
と言うわけで、クライマックス突入です。なのに、開始百ページくらいまでは延々カケルが下ネタの話をしているという。頭おかしいwwww
でも下ネタが無意識に漏れるというのは、気が緩むと、ついファ〇クって言っちゃう俺にとっては凄いタイムリーな話題でした。

で、見え始める男屋の過去。それと絡めて、木崎さんが男屋の秘書になった経緯も語られる。更に、酔った勢いで男屋に甘える木崎さんがやたら乙女な件。

アキカンエレクトを加速させるため、新ルールが設けられる一方で動き出す最強のアキカン。それだけでもシリアスなのに、なじみは父の仕事の都合で三ヶ月後にアメリカ行きを余儀なくされ、そのことをカケルに話せないでいた。

コロアと激突、エールが散る。エールが握りつぶされるシーンは擬音を使い過ぎで、ちょっと間抜けだったかな。
なじみは絶望し、その勢いで半ばヤンデレ化し、カケルに口づけを要求するのであった。あれ、この展開、『コードギアス』で見たことなくね?

そして姿を現すコロアのオーナー。それは男屋の娘、東風さんだった。何ぃいいいいいEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!??
一巻の箒で飛んでたの伏線かよ!!ジゴローと東風さんは完全に脇役だと思っていたが……。
この伏線の仕掛け方には唸らされたな。鳥肌たった。
今まで、シリアスになると面白くなくなるって散々書いてたけど、ここまでシリアス側に針が振れるとそれはそれで面白くなってきやがったぁぁああああああ!!

後書きでもクライマックスって言ってたけど、後一二冊で終わりかな。

燃:B+ 萌:A- 笑:A- 総:S-

シリーズリンク
アキカン! 8缶めっ(2009/04)
アキカン! 10缶めっ(2013/03)

MF文庫J

わるぷるキス! (MF文庫J)

著:内山 靖二郎 イラスト:ニリツ

「きみきみっ、素敵だねっ!」

約二ヶ月の積み。MF文庫J。どうやら『もふもふっ 珠枝さま!』は三巻打ち切りになったようですね。復活したのに、また打ち切りとか……orz

タイトルは「ワルプルギス」に引っ掛けたもの。発売告知時点では「わるぷる!」で、この時点で面白い固有名詞をMFカラーっぽいタイトルに仕上げてきたなぁと思っていたんだが、元ネタを上手く活かしているのは正式タイトルの方だろうな。

表紙は正ヒロイン、夏花のみ。総扉はMF大好き差分変化となっている。
口絵は残念なことに四ページしかありません(´・ω・`)
電撃はあんまりフォーマットよりも少ないってことは無い気がするが……。

さて、内山さんの第四シリーズは魔女と呼ばれる女性しか魔法を使えない世界を舞台とし、魔女が隔離されている街セイラムで、自分の左手に宿った魔女狩りの武器を外せるかもしれないワルプルギスの夜の秘密を探るため、魔女ばっかりの学園に転校してきた主人公、優人が活躍する物語。

はいはい、ハーレム学園ハーレム学園w
もう、この時点で今後わんさかヒロイン格が増えそうな気配がする。今回は導入ということもあり、殆ど正ヒロイン夏花との関係だけに絞られているので、女の子出し過ぎでぶれているってことはないかなぁ。同レーベルの『IS』なんかは一気に三人だったしな。

夏花の口癖「きみきみ」は結構好きかも。

案の定と言うか何と言うか、優人と夏花は幼い頃に出会っていたりするわけだが、それならそれで優人視点での幼馴染みの女の子の名前はもっと早いとこ出しとけよ……。その方が伏線として活かせると思うんだが。
いきなり名前思い出した、夏花やんって言われても。

次は十一月ですが、イラストもぱっとしないし、内容も完全なMFパターンだし、あまり続きを読みたいとは思わないなぁ。切りで。

どうでも良いが、巻末の宣伝で『渚フォルテッシモ』が既刊三巻までになっていたのはただのミスなんだろうか……。
それと、何故か同日発売の『ぷりぷり!!』のアンケート葉書が挟まっていました。店頭で入れ替わったのか、印刷段階でのミスなのか。

燃:B 萌:B+ 笑:C+ 総:B

イラストリンク
誰が為にケモノは生きたいといった(ファンタジア文庫、2018/02)

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アニメ,富士見ファンタジア文庫

「碧陽学園生徒会、今日も変わらず何もしない」

表紙にモザイクかかった『マテゴ』一巻が出て来て吹いた。でも『このライトノベルがすごい!2009』にはモザイクがかかっていない不思議。つーか、このラノ分厚っ!

今回は噂の『残響死滅(エコー・オブ・デス)』と中目黒が登場。BLパート完全再現でした。

また、そのまんま『ストライク・ウィッチーズ』なシーンも。ネウロイって言うてもうてたしな。

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A+

生徒会の一存1 (角川コミックス ドラゴンJr. 143-1)
生徒会の一存1 (角川コミックス ドラゴンJr. 143-1)

ガガガ文庫

されど罪人は竜と踊る 8 (ガガガ文庫)

著:浅井 ラボ イラスト:宮城

「泣くな」
「泣き顔には腹が立って殴りたくなる。殴った手が痛くて余計に腹が立つ。鼻血を出す顔も生意気で腹が立ち、さらに蹴りたくなる。蹴られて転がる動作も無様で腹が立って、殺したくなる。それがこの世界の現実で人間というものだ」

約四日の積み。隔月刊行。アナピヤ編下巻。あれ、何か今回ギャグスベってない?アナピヤで読者を萌えさせようとして失敗してる気がするなぁ。

ま、それはともかく、実際に娼館に行って女性をチョイスするところまで描くラノベってかなり珍しいんじゃね?つーかオンリーワンじゃね?知らんけど。

で、最後の絶望。アナピヤ死亡とかジヴとの別れとか絶望なんだけど、正直中盤の回想シーンが破滅的にグロかったので、最後の絶望が随分ソフトに思えてしまった。
だって、輪姦した後に拷問て。頭開いて脳味噌曝すだけで、十分グロかったのに、その後もっとえげつない描写があるんだもの。
でも、どんだけ拷問やっても咒式で生体機能を維持されて死なないという。
真剣に気分が悪くなっって、吐きそうになった。正直、ここまでやられると浅井さんの人格を疑わざるを得ない。いや、前から疑ってたけどw

拷問シーンの描写がやりたい放題過ぎて、レイプシーンがハートフルに見えてくるから不思議。

一方、今の世界が二巡目って、それ何て『アスラクライン』?こっちのほうが先か。

そういうわけで、もう踏んだり蹴ったりのアナピヤ編完結。これで長編は旧版に追いついた筈。
今更言うけど、ウォルロット編辺りで肌に合わないなぁと思っていた気がしないでもない。もう切ります。読むのしんどいw

燃:C 萌:C 笑:C+ 総:B+

アスラクライン (電撃文庫)
アスラクライン (電撃文庫)