東京皇帝☆北条恋歌 <8>
《まだだッ!!》
《まだ、たかがメインパイロットをやられただけだ!!》
東京こうていわ。2011年4月の新刊。約9ヶ月2週間の積み。半年振りの新刊。
表紙はやがて初代東京皇帝、北条皇斗の妻となる少女、花恋。
さて、今まで全然その脅威さが伝わってこなかった怪蟲だったが、女王が現れたことにより、一気に物語はシリアスモードに。
怪蟲との決戦で意識を失う一斗。次に彼が目覚めたとき、そこは西暦2028年の世界、奇しくも東京帝国が建国される前年だった。
未来へ帰る方法を模索しながら、一斗は時代のうねりに飲み込まれていく……というのが今回のストーリー。
いつものノリを残しつつも、どシリアスな展開、因果律に流されていく一斗。
彼が過去へ跳んだことで、これまでに散りばめられていた伏線がどんどん回収されていく。
どうやら俺は、今まで割と軽いノリでやっていたのに、急に、どシリアスに振れる作品が好きっぽい。
遂に怪蟲の正体も明らかになったし。
初代東京皇帝として生きていく決意をし、親しかった人達に心の中で別れを告げていくシーンのクライマックス感は異常。
そのまま終わるかと思いきや最後の最後で、恋歌と、一斗の未来の娘が現れるというマキシマム展開で、また引っ張りやがって……。
今度こそ本当のクライマックスかと思ったら、まだ通過点らしいです。どないやねん。
次巻からは、また一斗がモブレベルの存在感に戻るらしい。振れ幅w
いやしかし、今回の読ませる力、みたいなのが凄かった。ぐいぐい引き込まれてしまったわ。まさか、ここまで来て、ぐっと面白くなるとは。
これは早く続きが読みたいかもしれん。
次は2011年8月に9巻。10巻は一度発売予定に上がったけど、延期中。
燃:B+ 萌:B+ 笑:A- 総:S-
シリーズリンク
・東京皇帝☆北条恋歌 <7>(2010/10)
・東京皇帝☆北条恋歌 <9>(2011/08)
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