【ラノベ】転生ごときで逃げられるとでも、兄さん？因果の魔王期・第２回：あなたがどれだけ汚れても Web版【感想／ネタバレ】

『過去はなかったことにできても、あったことはなかったことにはならない。━━絶対にだ』
『これを、「因果」と言う』

覚醒したラケルの精霊術によって巻き戻された時間。何はともあれ、アゼレアを舞台から排除しないことには始まらない。RTAかよってスピードでアゼレアを遥か遠い地に吹っ飛ばすも、今回妹ちゃんが潜んでいたのはルビーの方で……。

本人はあらゆる精霊術への対抗策をあらかじめ練っていたと言っているが、いまいち妹ちゃんの転生のロジックが理解らないんだよなぁ。
転生ではなく、任意の女性の魂の中を移動出来るってことなのかなぁ……。
タイムリープで未来知識を持ったまま無双！これで勝つる！そう思っていた時期が私にもありました。

エグい展開をゴリゴリ入れてくるくせにコーヒーブレイクと言わんばかりに普通のラブコメっぽいいちゃいちゃを入れてきたりするから油断がならない……。こういうシーンが挟まってくる所為でエグいシーンが引き立つから質が悪い。

アゼレアは７年越しの初恋を実らせて。良かったねぇ良かったねぇと思わせておいてからの、エグい殺され方である。子宮へのダイレクトアタック、ほんと精神にクる……。
何でみんな可哀想な目に遭うの……(´；ω；`)

妹ちゃんが連れてきたかつて世界を滅ぼしかけた蜘蛛の邪神。もしかして書籍版では魔王と記載されてた？
こんなんもう何でもありやんけ……。
ジャックは記憶を失いながらも本能で単身、邪神へと立ち向かっていって。ジャック、ひとりでそんなに頑張らなくてもええんやで……(´；ω；`)

今回の時代もどうやら全滅エンドでやり直す流れになった模様。そんな中、発狂しそうなラケルの前に現れたのはトゥーラの娘ティーナ。彼女の荒々しい喋り方、もしかして書籍版のプロローグの語り手、この人か……？
今度こそ妹ちゃんに一矢報いた形……かな……？

燃：A+　萌：Ａ　笑：A-　総：S-

2023年9月20日MF文庫J

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