女騎士さん、ジャスコ行こうよ
「このクラウゼラはすごく優秀なのじゃぞ。なぜって、妾を連れて脱出するのに成功したのじゃからな。『オークに攻め込まれた都から姫を連れて脱出する』というミッションに成功した女騎士なぞ、ニホンのエロゲーでは一人たりとも見たことがない」
それはニホンのエロゲーだからだ!
クッ、殺せ!
MF文庫J2014年9月の新刊。『ただし、彼はヤンデレにさえモテません』が2巻で打ち切られてしまった伊藤さんが9ヶ月振りに復活して送る新シリーズ。
最悪3巻終了かと思っていたら、2巻で終わってしまったワナ。
勿論タイトル買いです。表紙の雰囲気はMFにしては珍しいんじゃないか。
帯には何故か『のんのんびより』のあっとさんからのメッセージが。
イラストは最近ラノベの挿絵での登場率が物凄く上昇している霜月さん。
舞台はとある田舎。主人公、燐一郎はある日、生き倒れていたお姫様と女騎士を拾うことに。異世界から亡命してきた2人は燐一郎の家に居候することになるが……。
コメディであることはタイトルから理解るんだけど、まさか田舎に総合スーパーを誘致する展開になるとは……。
何かの略称をジャスコと呼んでたりするわけではなく、ホントにあのジャスコです。ちゃんと許可を取ってるそうで。
「クッ、殺せ」はネタで書こうと思ってはいたんだけど、まさか劇中で多用されているとは……。
クッコロ系女騎士とか初めて聞いたわw
エロゲーネタがバンバン出て来るし、オークやタコや触手も出て来るんだけど、コメディ一辺倒でビックリするくらいサービスシーンが無い。
とはいえ田舎が舞台ということもあり、むしろサービスシーンが無いことにより独特な雰囲気が演出されているとも言える。
気になるのはクラスのマドンナ的存在こと水神さん。挿絵を見る限りでは、どう見ても触手の化物なんだけど、燐一郎をはじめ、みんな美少女扱いなんだよなぁ。
シリーズが続けば本当の美少女になるんだろうか……。
あまりシリアスになり過ぎず、コメディを貫いたので良かったと思う。この調子でエロゲーネタを仕込みつつ盛り上げていってほしいですね。
燃:C 萌:A- 笑:A- 総:A
シリーズリンク
・女騎士さん、ジャスコ行こうよ <2>(2015/01)
コミカライズリンク
・女騎士さん、ジャスコ行こうよ vol.1(2016/01)
著者リンク
・アンチ・マジカル ~魔法少女禁止法~(一迅社文庫、2010/07)
・ただし、彼はヤンデレにさえモテません(MF文庫J、2013/08)
・ただし、彼はヤンデレにさえモテません <2>(MF文庫J、2013/12)
イラストリンク
・下ネタという概念が存在しない退屈な世界(ガガガ文庫、2012/07)
・星降る夜は社畜を殴れ(スニーカー文庫、2014/08)
・姫騎士はオークにつかまりました。(ファンタジア文庫、2016/02)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません