【ラノベ感想】ひとりで生きるもん! ~粋がるぼっちと高嶺の花~【1巻】

ひとりで生きるもん! ~粋がるぼっちと高嶺の花~ (MF文庫J)
著:暁 雪 イラスト:へるるん

「━━ごめんみんな!俺も打ち上げに参加できなくなった!」
「なんで!?」
「千紗に、ツッコミを入れにいく!」

MF文庫J2014年11月の新刊。約3週間の積み。第10回MF文庫Jライトノベル新人賞佳作受賞作品。応募タイトルは「底辺かける高嶺の花」。
タイトルでクスッと笑ってしまったので購入。

美少女性悪説を唱えるお笑い好きの主人公、織田慶人(おだ・けいと)。校内の文通相手とのやりとりを楽しみに過ごしていたが、ある日、その文通相手、湊千紗から相方になってほしいと頼まれて……。
美少女性悪説なんて、講談社ラノベ文庫『僕の文芸部にビッチがいるなんてありえない。』を思い出すな。

ふざけたギャグものかと思いきや、真っ当な恋愛小説でした。ラブコメというより恋愛もの。ヒロイン格のキャラクターも実質1人しか登場しない。
これはおもろいで!MFが大好きな複数ヒロイン制度とか要らんかったんや!

千紗に惚れまい惚れまいと思っていた慶人が段々、彼女のことを認めていき、自分も成長していく展開がアツい。
まぁ、俺なら最初のコンマ3秒くらいで好きになってるけどな!<何なんだ

表紙では何故か制服の胸元をはだけている千紗だが、特別お色気要素があるわけではないので注意。水着はあるけど。
で、この千紗が可愛いんだよなぁ。オーソドックスなヒロインなんだけど、そこが良いというか。
惜しいのはお笑いという題材を扱っている割には、ボケツッコミの応酬が今一つなところか。

次は2015年2月に2巻。うーむ、このテの話は続きで失速する可能性が高いから嬉しいようなそうでないような、複雑な気分だぜ……。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
ひとりで生きるもん!2 ~およめ券のその後~(2015/03)

第10回MF文庫Jライトノベル新人賞リンク
図書迷宮(第3次選考、2017/10)

MF文庫Jライトノベル新人賞佳作リンク
やってきたよ、ドルイドさん!(第4回、2008/10)
竜王女は天に舞う One-seventh Dragon Princess(第5回、2009/11)
ふぉっくすている? 1本目(第6回、2010/10)
魔法少女☆仮免許(第6回、2010/10)
社会的には死んでも君を!(第6回、2010/11)
森羅万象を統べる者 〝万物創造〟(第8回、2012/10)
せんせーのおよめさんになりたいおんなのこはみーんな16さいだよっ?(第13回、2017/11)

MF文庫J

Posted by お亀納豆