司書とハサミと短い鉛筆 <5>
著:ゆうき りん イラスト:トモセ シュンサク
「出版不況だの、読書率の低下などが叫ばれている昨今にあって、これだけの人間が自ら本を作って集まっているのじゃぞ!?さらにそれを買おうと外には何十万人もの感心な者たちが集まっておる!しかも恐ろしいほどの早朝から!なんという熱意!なんという感心者たちじゃ!そうじゃ。褒美に拙がほっぺたにちゅーをしてやろう!」
約3ヶ月2週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙は前巻に引き続き、ネコミミフィフ。帯があっても、はいてないのがぎりぎり判る構図。
さて、コミエス編後編。初めて作った仕掛け絵本を携えてイベントに参加する文人。苦労して作ったものが誰かに認めてもらえる喜びが凄い伝わってきて良かった。
彼の仕掛け絵本の内容は丁寧に描写されているが、これは是非実物を見てみたいと思わされる。
雲木さんはえっちぃコスプレで果敢に臨むが、もう文人の心は殆どフィフに向かっている始末。しかも、《マイスター》としての技能を磨けば、傷ついたフィフの修復も可能になるので、ちゅーもし放題だそうで。ああ、浮かばれねぇ……(´・ω・`)
また、ここにきて夏宰さんがただの女狐でなかったことが判明する。でも、文人の前では女狐になっちゃんだよなぁ。凄い損してるんだな、この人。
で、コミエス風景が面白かっただけに、戦闘要るかなぁという印象。そりゃ戦闘しないと話畳めないんだけどさ。
絶体絶命かと思われたそのとき、仕掛け絵本が《禁書》化し、心強い仲間が現れる。見た目は萌え萌えなネコミミ娘だろうと、このタイミングで新しい仲間が登場するのは燃える。
そして物語は佳境に突入。前巻でちょっと盛り下がったから、今回が面白くなかったら切ろうと思ってたんだけど、巻き返しましたね。
燃:B+ 萌:A 笑:C+ 総:A-
シリーズリンク
・司書とハサミと短い鉛筆 <4>(2009/08)
・司書とハサミと短い鉛筆 <6>(2010/06)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません