【コミカライズ感想】この恋に未来はない 1巻
原作:森橋 ビンゴ 作画:粉子 すわる(ここ)
(どれだけ願ったところで、この恋に、未来はない)
2017年3月の新刊。
ファミ通文庫『この恋と、その未来。』のスピンオフコミカライズ。シルフで連載中。
作画担当の粉子さんはBL畑の人なのかしら。
謎なのはこの本のどこにも原作の紹介が載っていないところ。いや、本編との関係性が薄いから独立していても良いのだが……。
大学生の曲直瀬雄二(まなせゆうじ)は自分の性に対する違和感を抱えていた。ある日雄二は、姉のドレスを身に纏い、その違和感が薄れていくことを知ってしまい……。
原作が性同一性障害に悩む少女に恋してしまった少年の葛藤だったのに対し、こちらは同じく性同一性障害に悩まされる青年の苦悩を描く。
これまたゴリゴリ精神を削られるお話に仕上がってますわ……。ただ、原作を楽しめた人は間違いなくこちらも楽しめるであろう。
原作との関係性としては、あちらの主人公である四郎の父親、正樹が登場する。彼がまだ大学生だった頃の時系列となるため、ストーリーはほぼほぼ独立している。
雄二の悩みにだけフィーチャーしていくのかと思いきや、彼の周囲の人々の入り組んだ人間関係にもスポットが当たる模様。
巻末には森橋さん書き下ろしのショートショートが。
燃:C 萌:C 笑:C 総:A
シリーズリンク
・この恋に未来はない 2巻(2018/01)
原作リンク
・この恋と、その未来。 -一年目 春-(ファミ通文庫、2014/06)
この恋に未来はない1 (シルフコミックス) | |
粉子 すわる 森橋 ビンゴ
KADOKAWA 2017-03-22 |
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