マリシャスクレーム -MALICIOUS CLAIM-
著:範乃 秋晴(はんの・しゅうせい)
「顧客ならばなにを言っても許されると思っている馬鹿は死ねばいいのです」
約3ヶ月3週間半の積み。メディアワークス文庫。著者の範乃さんは第16回電撃小説大賞で見出された人。応募作と本作は違うそうで。
タイトルにある「マリシャス」は「悪意のある」の意。
クレーマーと戦うという粗筋を見て、気になったので購入しました。
悪質なクレーマー、IPBCに対抗すべく設立されたエマージェンシーカスタマーセンターに勤めるプロフェッショナル、榊原の戦いの物語。
IPBCの目的は世間一般で言うクレームを通り越し、応対者の心を壊すこと。
というわけで、マジキチクレーマーを倒していく展開を期待して読むと、若干足元を掬われます。
勿論、そういう側面もあるにはあるんだけど。
冒頭でカスタマーセンターに勤める個性豊かな面々が紹介されたから、彼等がIPBCに立ち向かっていくのかと思いきや、今回はずっと榊原の物語。主人公に焦点を絞った方がストーリーとしてまとまるとは思うんだけど、じゃあ何故いっぱい脇役出したし!
扱っているテーマの性質上、電撃文庫では出せないと判断したのかは定かではないが、ちゃっかりしっかりラブコメ成分多いです。
どうでも良いが、宮ノ内さんのビジュアルイメージが『あそびにいくヨ!』の糸嘉州先生になってる俺。
基本的には非現実的な話なんだけど、クレーマーに悩まされるという部分は凄ぇ生々しくて、読んでいると、時折鬱になりそうになる。
最後に、いきなりミステリ要素が入ってきたのは何だったんだろう。それまで一切そんな素振り無かったのに。ちょっとビックリしました。
いやしかし、総合的に考えて面白かったです。マゾがクレーム対応に向いているという考え方が良かったw
ほんと不当なクレーマーは死ねば良い。クレーム自慢する奴とか以ての外だな。
次は2010年10月、つまり今月だけど、続き買おう。
燃:B+ 萌:A- 笑:B 総:A
シリーズリンク
・マリシャスクレーム2 -MALICIOUS CLAIM-(2010/10)
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