【特撮】忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編【感想/ネタバレ】

「アラフィフだろうと━━俺達はカクレンジャーだ!!」

2024/08/04、TTFCにて配信。
シリーズ第18作にして初の忍者モチーフ戦隊が30年の時を越えて復活。

流石にVシネクストというわけにはいかなかったようだけど、それでも30分ちょいもある新作映像を作れるのは凄いことやでぇ。
なお、俺はリアタイ世代ではあるのだが、毎年新戦隊で記憶を上書きしていっているので殆ど憶えてないんだなぁw

メガホンを取ったのは坂本監督。当時はノータッチだが、『パワーレンジャー』経由で縁があるらしい。それはいいが、この人、仕事し過ぎだろ……w
脚本はこのテのスピンオフではよく見る下亜友美さん。メインライターの杉村升は既に鬼籍に入ってたか。

当時映像を交えてちゃんとOP映像が用意してあるのが良いね。
カクレンジャーが妖怪を封印して30年、インターネットの闇から新たに生まれた新時代妖怪達が蠢いていた。彼等は新たな妖怪大魔王を擁立しようとしていて……。

当時、ニンジャレッドとニンジャホワイトのアクターを務めており、まだ結婚もしていなかった高岩夫妻が人間社会で暮らす妖怪役で出演。
そういえば高岩さんは『仮面ライダー555』20周年でもモブ役でのみの出演という形だったな。もうスーツには入らないつもりなのかな。

カクレンジャーの5人以外にも鶴姫の父、義輝さんもオリキャス。
当時死亡した太郎、次郎役の土屋兄弟は新キャラの三郎、四郎として再出演。
短いシーンながらもニンジャマンの登場も。
更には貴公子ジュニアを演じた遠藤憲一さんというビッグネームも当時の衣装を再現していて。
何で30年経ってるのにこれだけオリキャスが集まるんだよ、怖ぇよw

3体の新時代妖怪役を務めるのは木下彩音さん、橋渡竜馬さん、青島心さん。
木下さんは『仮面ライダーガッチャード』に聖さん、橋渡さんは同じく『ガッチャード』のタソガレ、青島さんは『仮面ライダーギーツ』のツムリ。
何でそんなにライダーと縁があるんだよw

木下さんは『ガッチャード』に出る前にこちらの撮影をしていたとのことなので、意図的にライダー出演者を引っ張ってきたわけではない……のかな。
となると橋渡さんの自動的にこちらの方が先の撮影ということになる。
青島さんは『ギーツ』のVシネ繋がりで声を掛けたんだろうか。
この新時代妖怪達、カマイタチの頭部が用意されているくらいで、他の2人はただの人間の姿なので、予算がキツキツであることが見てとれるw

アラフィフになった今、ただ変身するだけで身体にダメージが入るって設定は笑っちゃったな。その後は何食わぬ顔で戦ってたけど……。
ずっと鍛え続けてるジライヤだけ平気なのもジワジワくるw
しかし名乗りがただただ格好良いな……。

流石坂本監督、主題歌だけでなく当時の挿入歌も引っ張り出してきて、まぁ贅沢なつくりだこと。
生身アクションもたっぷりある。ケインさんと組ませたら、まさに水を得た魚である。放っておいたら延々アクションシーン撮ってそうw

最後はふたりの父親の愛によって決着するという渋い締め方で。大魔王を倒す形で終わらないんだ!?
新たな大魔王サンモトゴロウザエモン、禍々しいデザインで格好良かったな。
最後にはこれでいいのだと言わんばかりに出て来る無敵将軍。巨大戦こそ無かったけど出してくれるの行き届いてる……。

最後は当時のEDなんだけど、おい錯覚させてくるなよ、当時踊ってたのは敵だけだっただろw
は?テレビシリーズの頃から踊ってましたけど?みたいな顔しやがって……w
で、さらっとダンスしに出て来る『忍風戦隊ハリケンジャー』の七海と吼太、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のキンジである。こいつ等、どこにでも出て来るなwww
多和田さん、ダンスキレッキレ過ぎんのよな……w

うん?何か最後のカット、意味深じゃなかった?あわよくば続編作ろうって魂胆か~?流石に40周年はキツそうな気がするが……。
そんなわけでまさかの30thアニーバーサリーでした。20周年記念作でも相当おったまげーしょんなことなのに、いやはや30周年記念作とはなぁ……。

燃:A+ 萌:A 笑:A 総:A+

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Posted by お亀納豆