映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪
「うん、何かこう勝手にプリッと」
プリキュアを好きでいて良かった。
概要
『オールスターズ』単独映画7作目にして、新章突入ということで今年は歌とダンスがテーマに。
パンフを買おうと思って物販の列に並んだら、俺の順番になった途端、店員が男から女に交代するというアレ。
まぁ、今更引き下がる俺ではないが<何なんだ
21時15分上映開始のレイトショーに行ったんだけど、それはもう俺達みたいなのばかりでなぁ。数少ない親子連れが客層を見て、入るシアターを間違えたと勘違いして一度出て行くというトラブルが発生して草。
オリジナルキャスト
今年はピンクプリキュアは全員喋らせるという方針のよう。ブラック、ホワイト、ブルーム、ドリーム、ピーチ、ブロッサム、マリン、メロディ、ハッピー、サニー、ハート、ダイヤモンド、ハピネスチャージ、プリンセスという内訳。
去年も呼んでもらえなかったのに、今年もビューティーさん出番無しとかまぢ。
妖精はメップル、リボン、ぐらさん、パフ、アロマという構成。何故メップルが来たのかよく理解らないw
導入
歌とダンスの国ハルモニアからプリキュア達に届いた招待状。それは妖精達に感謝を伝える春のカーニバルへのお誘いだった。
ハルモニアでは一年中、お祭りが行われているらしいけど、それ最早祭りじゃねぇな……。
みなみの私服姿は多分、テレビシリーズのOP映像を除けばここが初出だと思うんだけど、やっぱり女子中学生が着るデザインじゃねぇよな……。
ハピネスチャージプリキュアチームとの出会い
恒例の当代と先代プリキュアの出会い。勿論、ひめはプリンセスという単語に激反応。まさか、ここでひめの本名長いネタが出るとはw
みなみが一発で憶えていて笑う。ってか、このブルー2人、対照的だな……。
オドレン&ウタエン
国盗りを狙って、入り込んできた盗賊達。キャストはお笑いコンビ、オリエンタルラジオの2人なんだけど、これがなかなかどうして憎めない良いキャラに仕上がっている。演技もそつないし。
各プリキュアチームの紹介を読み上げさせてもらえるわ、専用曲付のミュージカルパートもあるわで、メチャクチャ優遇されてんじゃねーか。凄ぇ羨ましいわ。
彼等の陰謀により、招待された筈のプリキュア達自身も妖精への感謝を伝えるということで歌って踊ることに。
ミュージックステーション
妖精達に感謝する新曲『39フェアリーズ』では歴代のゲスト妖精なんかも登場して、速攻で涙腺爆発させられました。これはアカンやろ……。
今回はCGダンス付で歴代主題歌が1曲ずつ流れる構成。てっきり曲の間はずっとCGダンスだと思っていたんだけど、半分くらいは通常のアニメパートでミュージッククリップのような映像となっている。
これがまた俺のツボをにぐさぐさ刺さる演出でなぁ。それぞれのシリーズの後日談みたいな映像なんだけど、当時の思い出が甦ってきて胸熱。
『フレプリ』は香川さん、『プリキュア5』は川村さんがそれぞれ担当している。クレジットには高橋さんの名前もあったけど、『スイプリ』と『ドキプリ』担当してたのかな。確信は持てなかったが……。
『フレプリ』パートでは、まさかベリーのザブングルウイングが新規カットで見れる日が来るとは思わなかったわ……。もう許してやれよw
初めてダンスEDを導入した『フレプリ』がトップバッターってのは感慨深いよな。
『スマプリ』パートは川村さん作画ではなかったっぽい。しかし、れいかさんがやたら可愛い。何故、声が無かったのか……orz
『プリキュア5』パートは川村さんが本気出し過ぎて、みんなメチャクチャ可愛くなってる。ココ×のぞみ、ナッツ×こまち、シロップ×うららとカプ厨歓喜である。
うららをお姫様抱っことかシロップさん、マジイケメンっすわ……。
『ハトプリ』パートでは、歌詞の「心の種」のところに合わせて、プリッと出すなw
怒られたの全然反省してねぇな……。
『ハピプリ』チームが「コショコショするの?」って聞いていて吹く。
『ドキプリ』チームはレジーナや岡田が登場しただけでも、おお!ってなったのに、更にベール、イーラ、マーモや純君、麗奈、女流等も登場してテンションクライマックス。
『スイプリ』パートもオールスター感が凄い。王子先輩や聖歌先輩、トリオ・ザ・マイナーも一緒に踊っていて、あ、また涙腺が……<弱過ぎ
『ハピプリ』パートは色んなキャラの登場を期待していたのに、何故かこのパートだけは脇役が殆ど登場せず。ズコー
ゆうゆうは相変わらず一切ブレていない。捕まった王様達は間違いなく鍋の中には居ないだろw
オドレンとウタエンを司会者にして、曲の合間合間にトークを挟むって、完全にミュージックステーションやがな。
とはいえ、このトークパート、面白い絡みが沢山あって楽しいの何の。マナの音痴にもちゃんと言及されていて嬉しい。
全員集合のダンスパートは事前にwebで公開されていたけど、一番のクライマックスポイントを先行公開してしまうのはいかがなものだろうか……。
戦闘パート
無いわけではないけど、非常にあっさりと。変身シーンは『プリプリ』も含めて一切無し。これは思い切ったな。
ってか、むしろ変身バンク使って尺を稼いでも良かった気はする。
そういうわけで殆どみんな技を使ってないんだけど、ラブリーはよりによって何故ラブリービームをチョイスしたのかw
バトル自体は薄味だけど、台詞は結構当時のテイストを盛り込んでいて良い感じ。久し振りにマリンの「海より広い~」の下りが出て驚いていたら、途中でミサイルに吹っ飛ばされてワロタ
流石、俺達のマリンやで!
ひめは「~ですぞ」がすっかりお気に入りになった様子でほっこりする。
オールスターズドレスアップキー
廃止されたミラクルライトの代わりとして登場したアイテム。歴代プリキュア達の力を結集したもので、これによってプリンセスプリキュアはモードエレガント・プリマヴェーラへ変身。
といっても、デザインは通常のモード・エレガントのロングドレス部分のバリエーション違いといった程度で、『DX』のときのスーパープリキュアのようなものではなかったな。
これはミラクルライトをただ無くすだけではマズいと思ったためのやむない処置なのかしら。
実写ED
主題歌を歌うモーニング娘。’15のPV+ちびっこ達のダンス映像という全く必要無い映像でぐんにょり。
もしかして作画の手間を省く処置なんだろうか……。事前に知ってたからダメージは少なかったけど、これ知らずに見たらショック死ワンチャンあるで……。
さらっとオリラジも出ていて草。
ちなみにモーニング娘。のメンバーが3人ほど、本編に自分達がデザインした妖精役で登場していたけど、出番が少なくて全く気になりませんでした。
まとめ
戦闘には期待出来ないのは判っていたので、そこを除けば大満足の出来でした。作画は息切れ気味だったけど、とにかく各シリーズのミュージッククリップの出来が秀逸。
本作オリジナルの曲も良かったしな。CD買うわ。
とか思いながら、感想スレ見たら酷評だらけで、何……だと……?ってなった。いや、確かにバトルを期待して観に行った人にとっては終わってる出来だったと思うけど、そんなの事前に判ってたことだしなぁ。
流石に変身シーンが一切無かったのには驚いたけども。
まぁ、冷静に考えたら歴代のシリーズを全て知ってるから、凄く感動出来るけど、知らなかったら何が面白いのか全然理解らんシーンが多々あったのも事実か。いや、俺は知ってる側なので全身爆発しっ放しだったんだけども。
うーん、リソースをテレビシリーズの方にがっつり割いたが故の構成なんだろうか……。これは思い切って、「オールスターズ」という文言をタイトルから外すときが近いということなのかしら。
次は当然10月に『プリプリ』の単独映画。
来年は単純に「春のカーニバル2」になるのか、それとも……。
燃:A+ 萌:A+ 笑:A+ 総:S
CDリンク
・映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪ 主題歌(2015/03)
・映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪ オリジナル・サウンドトラック(2015/03)
関連書籍リンク
・プリキュア新聞 2015年春号
シリーズリンク
・映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち(2014/03)
・映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う奇跡の魔法!(2016/03)
本編リンク
・Go!プリンセスプリキュア 第6話「レッスンスタート!めざせグランプリンセス!」
映画リンク
・映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ(2014/10)
・映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!
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