【ラノベ】ロクでなし魔術講師と禁忌教典 10巻【感想】
著:羊 太郎 イラスト:三嶋 くろね
「むしろ禁忌の力を持った薄幸の美少女とか、僕にとってはご褒美です、ハァ、ハァ……」
自重しろw
2017年11月の新刊。約4ヶ月1週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
表紙はグレンとルミア。まぁ今回はこの組み合わせしかなかろう。
さて、前巻が怒濤の引きで、これは続きを早く読まねばなるまいな……!と思いながら、うっかり放置しちまったぜやったー!既に次の巻出てるしな……。
天の智慧研究会急進派の野望により、フェジテ崩壊の危機が迫る。最強最悪の敵を前にして、グレンは封印していた切り札を再び手にするため、過去の忌まわしき記憶と対峙することに……。
まずは魔将星の絶望的な強さがこれでもかと描写される。1体を相手にするだけでもこれなのに、後何体こんなのと戦わなきゃいかんのか……。
というか、まだようやく折り返しを過ぎた辺りらしいのに、こんなトンデモハップンな敵を出しても良いのかしら。今後、ボスキャラのハードルがどんどん上がっちゃわないかな?
フェジテを守るため立ち上がる人々がアツい。ハーレイ先生の株爆上げ過ぎでしょ……。クッソ格好良いやんけ……。
要所要所で緊張感無い人達もいて草生える。短編の方初出の人達も奮戦していましたね。
イヴは覚醒には至らなかったけど、一応今後フォローが入りそうな描写だけはありましたね。かなり美人なキャラデザになってるし、このまま終わったら流石に可哀想過ぎるw
激闘の末、フェジテは守られた。急進派の動きもこれで大人しくなるだろうってことで、ひとまずはめでたしめでたし。
とはいえ、これだけの大勝負をやっておいて、ストーリーの核心に迫る話って全然進んでなくね?
思わせ振りな台詞はバンバン出て来るんだけど、核心を突くような事がちっとも出て来ない。
結局、『メルガリウスの魔法使い』は実際にあった出来事なんだろうか。今後グレンが過去へ跳んでアセロ=イエロと対峙するのか、はたまた今の世界は2周目なのか、それとも平行世界なのか。うーむ、気になる。
死んだと見せかけて、しぶとく生きていたジャティス。相当イッちゃってる奴だが、もしかしてラスボスなのかしらね。
次は2018年3月に11巻。今度こそ早く読みたい……が……。
燃:A+ 萌:A 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・ロクでなし魔術講師と禁忌教典 9巻(2017/08)
・ロクでなし魔術講師と禁忌教典 11巻(2018/03)
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ロクでなし魔術講師と禁忌教典10 (富士見ファンタジア文庫) | |
羊太郎 三嶋 くろね
KADOKAWA / 富士見書房 2017-11-20 |
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