【ラノベ】薔薇十字叢書 ようかい菓子舗京極堂【感想】

薔薇十字叢書 ようかい菓子舗京極堂 (講談社X文庫)

著:葵居 ゆゆ(あおい) イラスト:双葉 はづき Founder:京極 夏彦

「怖いことも、心配なこともひとつもなくて、のんびり小豆を炊くみたいに、ささやかなことだけ気にすればいいときも、たまにはいいんじゃありませんか」

講談社X文庫ホワイトハート2015年12月の新刊。約3年6ヶ月3週間の積み。
著者の葵居さんは普段からホワイトハートで書いている人なのかと思いきや、これしかホワイトハートから出した本ないんだな。

ある日、京極堂に転がり込んできた和菓子職人、粟池太郎。彼は京極堂の店舗を間借りして店を開くことに。次々と妖怪をモチーフにした和菓子を考案する粟池だったが……。
妖怪デザインなのはともかく、読んでいると和菓子が食べたくなって仕方が無い。あんみつ食べたいです(^q^)

ヒロインとして登場するのは『絡新婦の理』に登場した呉美由紀さん。表紙からも判るように正統派美少女なんですよねぇ。
粟池さんになって、年下の美由紀さんにからかわれたいだけの人生だった……(´;ω;`)
もうちょっとLOVEに寄せても良かったのよ。

日常のミステリを解き明かす連作短編集といった形式で、ミステリ要素は弱めなんだけれども、その分、和菓子とラブコメのダブルパンチできやがるから堪らない。
奥さんに頭の上がらない関口先生と京極堂が良い味出してる。

次は2017年4月に『風蜘蛛の棘』、5月に『縊鬼の囀』と『蜃の楼』。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

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