【ラノベ】弱キャラ友崎くん Lv.1【1巻/感想】
著:屋久 ユウキ イラスト:フライ
「『人生』は、戦闘に勝ったときじゃなくてね、負けたときにこそ、経験値が入るのよ」
ガガガ文庫2016年5月刊行物。約2週間の積み。第10回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作品。
タイトルは「じゃくキャラともざきくん」と読みます。
応募時のタイトルは「満点飾りのがんばり論!」。これは改題して大正解でしょ……。
以前からちょっと気にはなっていまして、ちょっと前にこのライトノベルがすごい!2020の紹介を見てアニメ化も決まったし、じゃあ読んでみるかと。
人生はクソゲーと豪語し、アタファミという対戦ゲームにひたすら情熱を燃やす主人公、友崎文也。アタファミのオフ会を通じて本性を知ることになったクラスメイトの日南葵の「人生は神ゲー」発言が真実か確かめるために、人生というゲームを本気でプレイしてみることに……。
同レーベル『俺ガイル』のフォロワー的作品のようにも思えるが、あちらがぼっち特有のスキルで事態を打破するのに対し、こちらはひたすらに自分磨きを行って周囲に認められる方向に特化している印象。
ちょっと日南さんの論法が説教臭い気もするが、中高生にはぶっ刺さる内容かもしれない。
中盤までは自分磨きミッションの気が強くて、ちょっとしんどいかなーと思ったが、リア充集団のトップの中村とのゲーム対決のシーンは意外と真面目な中村のキャラも見えて面白かった。
絶対、取り巻きを使って卑怯な手段に出ると思ったわ……w
そんな中村の正々堂々としたリベンジマッチを笑う女子に啖呵を切る友崎君、カッコイイじゃないの。
ところで優しい鈴と書いて優鈴(ゆず)って読むのめっちゃ良くないです?初見殺しの名前だけど、凄く綺麗な声をしてそうである。
良い青春小説だ!という幕引きをした癖に、後書きがフェチ全開なの台無し過ぎるwwwww
というわけで方々で評価の高い『弱キャラ友崎くん』でした。
燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A
アニメリンク
・弱キャラ友崎くん Lv.1「なんだかんだ言って有名なゲームは大体おもしろい」
小学館ライトノベル大賞優秀賞リンク
・今日もオカリナを吹く予定はない(第3回、2009/07)
・下ネタという概念が存在しない退屈な世界(第6回、2012/07)
・ドスケベ催眠術師の子(第17回、2023/08)
・嫉妬探偵の蛇谷さん(第18回、2024/09)
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