【ラノベ】きゅーきゅーキュート! 6巻【感想/ネタバレ】
著:野島 けんじ イラスト:武藤 此史
きた。
ここに、きた。
自らの裡へ、やってきた。
裡なる獣が牙をむき、咆哮(ほ)えている。
脆弱な皮膚(かわ)の下で、猛き獣が鉄鎖を噛み砕く。
2007年12月刊行物。中古。約9年10ヶ月1週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。10年積むのは回避したのでせふせふ。
表紙はキュートとササラ。七色の髪って絵師泣かせな設定だよな……。
口絵表面が完全にバトルものの構図。裏面は裏面でフォンターナ家のトップ3集合という構図で強キャラ感が半端無い。
さて、目を覚まさなくなってしまったキュート。彼女を助けるためには魔族の魔法を使用不可にしてしまうササラの能力を理刀がキスで封じなければならない。緊急事態とはいえ、そう簡単に出来る行為ではなくて……。
5巻を読んだのが10年以上前なので、これまでの内容がほぼほぼ記憶に無いのだが、こんなにがっつり生命を懸けたバトルをやるシリーズだったっけ……。一歩間違えば普通に即死レベルの戦闘なんだけど……。
ちょっとクセはあるが感情の盛り上げ方が上手く、バトルに熱が入る。逆襲パンチっていうネーミングはダッサいけどな。
ササラはこのまま順当にヒロイン枠に加入かなぁ。「〇〇あるいは△△」っていうクセのある喋り方、「あるいは」の前後を最後のシーンでだけ同じ言葉で揃えるのが効果的でしたね。
強制的にキスしなければならないなんて、いかにもラブコメなシチュエーションなんだけど、生命の危険がつきまとっていたからあまり甘い雰囲気にはならなかったな……。
次は2008年4月に7巻、8月に8巻、12月に9巻、2009年5月に10巻、8月に『SS』1巻、12月に11巻、2010年4月に『SS』2巻、8月に12巻、12月に『SS』3巻、2011年4月に13巻、8月に14巻。その後は『俺が彼女に迫られて、妹が怒ってる?』シリーズを書いたり『アンジュ・ヴィエルジュ』のノベライズを書いたりか。
燃:A- 萌:A 笑:B 総:A
シリーズリンク
・きゅーきゅーキュート! 5巻(2007/08)
・きゅーきゅーキュート! 7巻(2008/04)
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