【ラノベ】我が驍勇にふるえよ天地 Vol.10 -アレクシス帝国興隆記-【10巻/感想/ネタバレ】
著:あわむら 赤光 イラスト:卵の黄身
「この試練を打破できた時━━御身の破格が際立つ」
2021年2月の新刊。約3日の積み。2年1ヶ月振りの新刊。『転生魔王の大誤算』2巻からは連続刊行。
帯にも「刊行再開」と書いてあるので長期間止まっていた自覚はあるらしい。
てっきりあわむらさんの病気で重たい内容の本が出せなくなっているんだとばかり思っていたが、普通に執筆に詰まっていたらしい。『聖剣使い』の頃はアホみたいに早い刊行ペースでやってたからその発想は無かったぜ。
何にしても編集部さんにそっぽを向かれることも絵師さんに脱落されることもなく戻ってこれて本当に良かったぜ。
さて、今回ぶつかるのはガビロン帝国の常勝将軍マルドゥカンドラ。彼の率いる厚みのある軍隊に全線力を投入出来ないアレクシス軍はどう立ち向かうのか……。
ガビロンの将達をしっかりと描写して厚みを出した上で、どんどん戦死させていくの贅沢よなぁ。何の背景も無いポッと出のキャラをレオ達が倒したところで盛り上がらないもんな……。
弟の事を普段けちょんけちょんに言ってるナランツェツェグが弟のためにマジ切れするのとても良かったですねぇ。イロモノキャラの印象が強かったけど、ここにきて格好良さが出て来たというか。
ベルリッツェンの先を見据えまくった仕込みやべーな。味方にするとアホみたいに頼もしいぜ。
トラーメが裏切っていると見せかけて、敵国が不利になる情報を流していたのはとても良かったが、その後まーた死にそうなピンチを迎えていて気が休まらねぇ……。
けちょんけちょんにやっつけたからガビロン勢の出番はカトルシヴァ以外は暫くお預けかしら。仲間になってくれたら心強いけどな~。
というわけで待望の刊行再開です。編集部的には打ち切るつもりはなさそうなのでじっくり進めてくれれてええんやで。
燃:A+ 萌:A- 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・我が驍勇にふるえよ天地 Vol.9 -アレクシス帝国興隆記-(2019/01)
・我が驍勇にふるえよ天地 Vol.11 -アレクシス帝国興隆記-(2021/11)
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