死想図書館のリヴル・ブランシェ
「……失礼いたしました。イツキ様」
「ん?」
「私は今、一点嘘を申し上げました。変わらないことがあります。永久不変、私は絶対に、その事項においては変わりません。何千年たとうと、この身朽ち果て 虚無の波間にたゆとうことになろうと━━未来永劫、私はイツキ様に隷属します。イツキ様に、変わることなく服従いたします」
約9ヵ月1週間の積み。電撃文庫『九罰の悪魔召喚術』の折口さんが新シリーズを始動。発売日、書店に行くのが遅かったため買い逃しました。そりゃ、表紙でKeGさんがメイド美少女描いてたら売れるわな。
『九罰』3巻からの連続刊行が不可解だったんだけど、単純に同時進行で書いていたらしい。まぁ、でも未だに『九罰』4巻の発売予定が決まらないってことは打ち切りなんだろうなぁ。
元々はメディアワークス文庫から出す予定だったが、イラストが少なくなるので、電撃文庫から出すことにしたらしい。
イラストのKeGさんはファンタジア文庫『緋色のルシフェラーゼ』や角川スニーカー文庫『会長の切り札』『地球の切り札』等でお馴染み。
電撃文庫には既に『フォーソルティアの風』で登場済み。
さて、超速記能力がある以外はごく普通の高校生イツキは定められた運命から、死想図書館に収蔵する死書を封印する使命に駆り立てられていく。
そんな彼に付き従うのは黒髪の無表情メイド、リヴル・ブランシェ。イラストにはさほどないものの、様々なコスプレで登場する。
ストーリーや設定自体は好きな方なんだけど、とにかく文章が読み難い。地の文に括弧書きで短文を連続で挟み込む手法が読み難くて堪らん。格好良いと思ってやってんのかなぁ。
巻数重ねて、キャラが動き出してきてからが勝負という感じがするので、期待ageでランク高めにしときます。
それにしても、『サイボーグクロちゃん』オメガナツカシス
次は2010年9月、その次は2010年12月。既に2冊積んでいるという、この衝撃。
燃:B 萌:A- 笑:B- 総:A-
シリーズリンク
・死想図書館のリヴル・ブランシェⅡ(2010/09)
著者リンク
・九罰の悪魔召喚術(2009/05)
・魔界探偵 冥王星O ペインのP(メディアワークス文庫、2010/06)
・シスターサキュバスは懺悔しない(2012/12)
ディスカッション
コメント一覧
確か、1巻は微妙で2巻がなかなか面白かった記憶があります。
はじめまして、水無月さん。続刊で化けることもあるからラノベはやめられませんよね。
続きは期待して読みます。