かんなぎ家へようこそ!

かんなぎ家へようこそ! (GA文庫)
著:冬木 冬樹 イラスト:すまき 俊悟

「今、思ったんだけど……板垣退助って、一人称が『板垣』なのかな?そうだとしたら萌えキャラっぽい……『板垣、自由民権運動すゆの』みたいな」

約3ヶ月2週間の積み。第2回GA文庫大賞奨励賞受賞作品。GAマガジンの短編が面白かったので購入しました。
イラストはファミ通文庫『シンシアマシン』、ファンタジア文庫『スペル・ブレイク・トリガー!』、角川スニーカー文庫『ウィッチマズルカ』、電撃文庫『レ ンタル・フルムーン』、スーパーダッシュ文庫『りっぱな部員になる方法。』、一迅社文庫『ようこそ青春世界へ!』等でお馴染みの、すまき俊悟さん。
GA文庫には『理の守護神さま。』で登場済み。
すまきさん、ラノベの挿絵描き過ぎワロタ

さて、本作は座敷童子の少年、巫遍(かんなぎ・あまね)が不幸な人を自分の家に住まわせて、幸せにしようとするお話。
と言うのは建前で、ひたすらボケとツッコミの応酬が繰り広げられる作品。

ボケに対するブレーキとアクセルの踏み方が極端過ぎる。急にボケ出したかと思えば、いきなりシリアス話に突入したりする。
あれよあれよという間にページは進み、気がついたら終わってた。あれ、山場無かったことない?
ふわーっと読んでたら、ふわーっと終わっちゃった。

本文がイラストに突っ込んでる演出が目新しくて面白いなと思って誤魔化されそうになったが、そうは問屋が卸さないぜ!
と考えると、アホな会話を繰り広げつつ、綺麗にオトすファンタジア文庫『生徒会』シリーズは凄いと改めて思ったわ。

うーむ、取り敢えずは様子見かなぁ。次は2011年2月。
ちなみに冬木さんはMFで、2作品同時受賞もしており、この本に続いて刊行されてます。そっちも確保してあるのです。そっちもそっちで続刊が近々出るから、1巻早く読まなきゃだなぁ。

燃:C 萌:B 笑:A- 総:B+

シリーズリンク
かんなぎ家へようこそ! <2>(2011/02)

イラストリンク
シンシア・マシン ミッション・ちょーポッシブル?(ファミ通文庫、2004/02)
レンタル・フルムーン 第一訓 恋愛は読みものです(電撃文庫、2009/06)

第2回GA文庫大賞リンク
踊る星降るレネシクル(前期優秀賞、2010/04)
ふぁみまっ!(前期奨励賞、2010/04)
断罪のイクシード -白き魔女は放課後とともに-(後期優秀賞、2010/10)

GA文庫大賞奨励賞リンク
魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入苦労譚(第1回前期、2009/08)
ゆうれいなんか見えない!(第1回後期、2010/04)
ふぁみまっ!(第2回前期、2010/04)
あやかしマニアックス!(第3回前期、2011/10)
優等生以上、フリョー未満な俺ら。(第3回後期、2011/10)
神託学園の超越者(第5回後期、2013/11)
魔王と姫と叡智の書(第5回後期、2013/12)
異世界ラ皇の探求者 01.精霊王女はツルツルです!(第6回後期、2015/01)
姉と妹の下着事情。(第7回後期、2015/09)
【配信中】女神チャンネル!え、これ売名ですの!?(第11回、2019/01)

 

 

 

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Posted by お亀納豆