【アニメ】機動戦士ガンダム 水星の魔女 第12話「逃げ出すよりも進むことを」【感想/ネタバレ】
「何で……笑ってるの…………人殺し…………!」
2週振り。
あれ、何でU-NEXTの更新がよりによって今回だけ翌日なの?早く視たいから契約してんのに困るやんけ。特に今回なんて一番ネタバレを見ずに視聴しないといけない内容なのにさぁ。
さて、気を取り直してクライマックス。2機のルブリスはデータストーム問題を解決しているわけではなくて、単純にパイロットが了承済で乗ってるだけだったのか。データストームに苦しみながら生を実感してるソフィ、完全にキチってるやんけ……。
ノレアの方はあまり個性が見えないけど、今後掘り下げがあるんかいな。
ダブスタ糞親父はミオリネさんを庇って大怪我を。どうやらお父さんはお母さんを捨てたわけじゃなくて、どちらかひとりだけでも生き残れる選択肢を選んだ結果、お父さんだけが生き残ったという経緯だった様子。
そりゃ娘にそうは言えないよなぁ……。何だよ、ダブスタ糞親父じゃねぇじゃん、めっちゃ娘の事を愛してんじゃん……(´;ω;`)
あわや殺されかけた地球寮の面々だったが、ニカがアーシアンのサインを知っていたためギリセーフ。しかしそれを目撃したマルタンに不信感を抱かれてしまう。おーっと、これは株式会社ガンダム内でも揉め事の気配……。
グエルはスレッタを案じて、輸送中のMSに無理矢理乗り込んで出撃するもテロリストと勘違いされて攻撃を受けることに。
必死こいて相手を退けたグエル。しかしその襲い掛かってきていたMSに乗っていたのは誰あろう父ヴィムなのであった。
えぇ、ここで父親殺しをさせちゃうとかマジか……。しかもお父さんの最期の言葉、息子を案じるようなものだったよな……。
もうグエルを面白キャラとして扱えないじゃん……(´;ω;`)
ってか、お父さん、非常時には自分でMSに乗り込むような気骨のあるおっさんだったんだな……。何でこういうことになるんだよ……。
スレッタはエアリアルの元へ向かう。そんな娘を守るため、お母さんは部下と一緒にバンバンテロストを射殺。
人の死を目の当たりにして動揺するスレッタを優しく諭すお母さん。逃げたらひとつ、進めばふたつ。
一見感動的なシーンに見えるんだけども、スレッタがお母さんの方へ歩み出した時に床に飛び散ったシーンを躊躇無く踏んじゃうカットで、ちょっとおや……?という気持ちになりますよね。
前回チラ見せされていたエアリアルの強化形態はエアリアル(改修型)というそうで。もうちょっとネーミングを捻ってもよかったのよ。
随分とゴツゴツしくなったよな。武器も大型化して最終パワーアップと言われても納得しちゃわない?
初期エアリアルのシルエットは結構特徴的だったけど、追加装甲が付いたことで割とオーソドックスな印象になったよね。
圧倒的な性能で2機のルブリスを退けたスレッタとエアリアル。ソフィは益々スレッタ達に執心するうようになったみたい。理解り合える未来なんて来るのかしら……。
ミオリネさんの元へ向かうスレッタ……というところで普通にEDへ。うわ、一番詰まらない終わり方するやん……と思っていたらエピローグが。
負傷したお父さんを必死に守ろうとするミオリネさんの前に現れたテロリスト。そこへ駆け付けたスレッタが王子様のごとくミオリネさんを救う!!
と、言葉にすればかっちょいいシーンなんだけども、スレッタは平然とエアリアルの手でテロリストを叩き潰してしまって。
エアリアルが勝手に動いたとか、ミオリネさんを守るためにはと葛藤した上で殺したとか、なら理解出来るんだが、一切の躊躇が無かったぞ……。
その上、うっかり血溜まりの上に落下して、血でべとべとになった手をそのままミオリネさんに差し出すという地獄過ぎる絵面。
これにはミオリネさんも助けてくれて有り難う!流石私の旦那様!となる筈もなく。ただただ戦慄するしかないのであった。
これでスレッタがお母さんの操り人形であることがより一層強固に印象づけられてしまったな……。スレッタにとっては、お母さんがOKを出した事に対しては一切疑問を差し挟む余地無し!ということなんだね。
お母さんの呪縛から解き放たれることがスレッタのゴールだろうとは思っていたけど、予想の上の上を最悪な行き方で超えてくるんじゃねぇよ……。
あ~スレッタとミオリネさんが絆の力でテロリスト達を倒すんだろうな~と思わせておいてのこれですよ。進んだことでぐっちゃぐちゃになっとるやんけ!
スレッタの笑顔とミオリネさんの戦慄した顔、えげつない対比やん……。
こうしてみると事前の12話用のPVや今回のサブタイで前向きさをめっちゃ伝えてきたのも制作陣の悪意を感じるよな……。
えっぐ……何なの?視聴者のストレス耐久試験でもやってるの?
この流れで、ヤマザキビスケットさんとのコラボ商品Aerialのフレッシュトマト味がトレンド入りしてるの不謹慎だけどめちゃくちゃ笑ってしまったわw
総評
そんなわけで若者のガンダム離れを食い止めたい『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第1シーズン全12話でした。百合や学園ものととっつきやすい要素でパッケージングしておいて、その中にはいつも通りのブラックな世界観が隠れ潜んでいるという構成は実に好みでしたね。悪意が過ぎるけどな……w
ネットでバズりやすいものの仕込み方が実に巧みだったよね。ただ、今回のラストで軽いノリに引き返せないレベルの舵の切り方をしてしまったので、今後どうなるか……。ここからは純粋にシリアスなストーリーで魅せるのかな。
次週からは『閃光のハサウェイ』『サンダーボルト』『NT』をテレビ用に編集したものを放送して、本作の続きは4月からとのこと。
こういう編成となると、製作スケジュールの遅れって話もマジなのかなと思っちゃうよな。明らかに間に合わせ感あるもんな……。
燃:A+ 萌:A- 笑:A+ 総:S
エピソードリンク
・第11話「地球の魔女」
・第13話「大地からの使者」
スポンサーリンク
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません