正しいアクのすくい方 <1>

正しいアクのすくい方1 (富士見ファンタジア文庫)
著:柊 晴空(せいくう) イラスト:白羽 奈尾(しらはね)

ニーソックス……ニーソ!ニーソ!あ、そぉれ!ニーソ!ニーソ!

ファンタジア文庫2011年7月の新刊。約4ヶ月1週間半の積み。第2回ネクストファンタジア大賞最終選考作。応募時タイトルは「ただしい灰汁のすくい方」。
まだ、あんまり情報が出ていない段階では粗筋を面白そうだったので買ったんだけど、帯に同レーベル『これはゾンビですか?』の推薦文的なものが載っているを見て嫌な予感が。
イラスト担当の白羽さんは韓国人絵師なのか。最近増えてきてるみたいだな。

さて、主人公の修輔は深夜の街で出会った少女ユズに連れられるまま、アクと呼ばれる化け物との戦いに巻き込まれることに。
アクと戦うスクイビトのチーム、シューティングスターの一員となった修輔は騒がしいに仲間達に囲まれながら、自分の心の傷と向かい合っていく……というお話。

口絵のしまぱんは、なかなか良いものだと判断出来ます。

一見コメディかと思わせておいて、実は割とバトルするという、確かに『これゾン』のノリに近いと言えば近い。
でも、あっちほどカオスな状態ではないから読み易さはこっちの方が上か。
文字数が少ないことをリーダビリティが高いって言って良いのか分からんけど。

ギャグもバトルも上っ面だけというか何というかで、凄い覚めた気持ちで読み終わってしまった。
ベッタベタな内容好き、若しくはラノベ入門には相応しいのかなーとか思ったり。

そして章タイトルにまで入れておいて、スク水の挿絵が無いなんて、絶対に許さない
次は2011年11月だけど、もう買いません。

燃:C 萌:A- 笑:C+ 総:B

イラストリンク
アニメ化企画進行中(仮)!?(講談社ラノベ文庫、2012/01)

第2回ネクストファンタジア大賞リンク
おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!(金賞、2011/07)