OBSTACLEシリーズ 激突のヘクセンナハトⅠ
「それが貴方の━━」
「ああ、そうとも……!」
「━━これが私の、正義のようだ!」
電撃文庫2015年8月の新刊。約1週間の積み。『境界線上のホライゾンⅧ〈下〉』からは隔月刊行。
本作はクロスメディア企画ということで電撃大王にて漫画版も連載中。小説は漫画のために用意された原作をベースに執筆、という形らしい。
これまでに出た『OBSTACLE』といえば、『OBSTACLE OVERTURE』とそれをベースにしたモバイルゲームがあったけど、あっちは一体どうなったんだろうか……。完全に宙ぶらりんな気がするんだけど……。
電撃文庫MAGAZINEにて連載された第一部を文庫化。それに伴い、挿絵が描き下ろされています。
文庫化の気配を感じ取ったので最初の1、2話くらいしか雑誌では読んでません。
イラストは全部描き下ろしかな?連載時の扉絵とかは未収録っぽい。
カバー裏にはショートストーリーが。
舞台は比較的現代日本に近い雰囲気。『OVERTURE』とは全然関係無さそうな世界観なんだけど、『OBSTACLE』は「世界が無数の構築と崩壊を繰り返した時代」って話だし、直接的な繋がりは無さそう。
ただ、IZUMOという固有名詞は出て来る。
各務の妹が、その数多の世界を創り出した張本人ってことなのかしら。
一応、本作は魔法少女ものらしい。
嘘つけ!
いやまぁ、川上さん作品では巫女も何ちゃって巫女だから、これがウチの世界観での魔法少女ですから(キリッって言われたら納得するしかないんだけど。
内容的には魔法少女達が黒の魔女との対決権を巡ってバトルを行うといった感じ。いわゆる使い魔である使役体のデザインが可愛いので、もっと積極的に挿絵に出て来ても良いのよ。
『GENESIS』の時代に比べて、生活様式が圧倒的に俺達が暮らす世界に近いので、学校の制服もちゃんとスカートが付いていてハイレグなデザインではありません。黒スト有り難うございます有り難うございます!
巻末には雑誌にも掲載されていた設定ラフが何点か。こちらも全てを収録しているわけではない。
そんな具合で『激突のヘクセンナハト』スタートです。間に『ホライゾン』が挟まるならⅡ巻は暫く先かな。
燃:A 萌:A 笑:A- 総:A
シリーズリンク
・OBSTACLEシリーズ 激突のヘクセンナハトⅡ(2016/02)
コミカライズリンク
・激突のヘクセンナハト <Ⅰ>(2015/08)
世界観リンク
・GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅧ〈下〉(2015/06)
・GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン ガールズトーク 祭と夢(2015/11)
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