黒き英雄の一撃無双7 -淫獄の宴 宴の了-
「忘れんなよ、悠理。『最強』は俺だ」
2016年2月の新刊。約4日の積み。半年振りの新刊。
遂に表紙が男キャラだけに。
さて、3分冊となった魔界編もいよいよクライマックス……と思っていたら、シリーズ自体がクライマックスだったよ!やったー!
中盤を過ぎた辺りから、どんどんこれまでの謎が解決していくから嫌な予感はしてたんだよな……。
最終決戦は師匠であるジュリアスと。流石にラストバトルともなると、真っ当なバトルになるか。そりゃそうだよな、ワンパンで倒して、どうやってオチをつけろって話だもんな。
最後はこれからも彼等の物語は続いていくんだエンドで。うーん、もっと捻くれた話を読みたかったな……。
総評
そんなわけで、最強といはこういうことであるHJ文庫『黒き英雄の一撃無双』全7巻でした。足掛け2年4ヶ月。
これは打ち切り完結というのだろうか。
大流行の俺TUEEEEを突き詰めた上で、しっかりとストーリーに落とし込む構図が面白かったですね。
特に最強VS最弱っていう対比で、主人公側に最強を担わせる展開が好きだった。あの捻くれた対決、もっと見たかったなぁ。
魔界編に入ってからは、その編の捻くれ方が薄まってしまった印象。良くも悪くも真っ当なバトルものに近付いてしまったか。
シリーズ開始当初の勢いはアニメ化するぜ!といわんばかりだったのにな。魔界編が終わったら、緋蜜と敵対することになるんだとばかり……。
燃:A 萌:B+ 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・黒き英雄の一撃無双6 -淫獄の宴 宴も酣-(2015/08)
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