【特撮感想】宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION

「宇宙刑事って何だ？」

監督の性癖大爆発。

2014年10月発売のＶシネマ。
『ギャバン THE MOVIE』『スーパーヒーロー大戦Ｚ』に登場した２代目シャリバンの活躍を描く。

過去に壊滅したマクー、マドー、フーマの構成員と同じ名を名乗る犯罪者達が銀河系の各地で暴れていた。日向快（ひゅうが・かい）は相棒のシシーと共にネオマドーのガイラー将軍が行おうとしている違法薬物ハイパーＭの取引を防ぐために地球を訪れるが……。

いきなり主題歌付きのギャバンtypeＧのＰＶで笑う。ナパーム使い過ぎだろｗ
撃と宇宙刑事シャイダー／烏丸舟（からすま・しゅう）の絡みもあり。

宇宙刑事シャリバン／日向快は初代シャリバンにまだ２代目として認められていなかった。何でも計算に頼って物事を進めるのが問題っていうのは理解り易い展開で良いな。

そんな快の相棒は天才科学者シシー。これがまーた坂本監督の趣味丸出しのエロいキャラ造型なんですわ。
あっ、中の人は『獣電戦隊キョウリュウジャー』の夏映画に出ていたのか。だから監督の趣味じゃねーか！

快の幼馴染みである宇宙刑事エステバン／セイギ。ブルーバスター、何してはるんですか。
「そんなの興味無いよね？」ってのは『宇宙刑事』シリーズのお約束を逆手にとった面白い台詞回しである。

セイギのパートナー、アイリーンさんもこれまたｸｯｿ短いタイトスカートでアクションをやるわやるわで。
ただ、ポジションとしては非常に可愛そうな役回り。スパイの罪をなすりつけられそうになるわ、銃で撃たれるわ、潜入捜査をしていた恋人は死ぬわ……。

他にもアバレッドとアバレブルーも出演。アバレッド、東映特撮にＯＢで来ると必ず悪役になるのは何でだｗ

勿論、初代シャリバンも出演。だから老体にアクションさせんなっつーのｗ
キレッキレだったけども。

銀河警察の長官の秘書って『非公認戦隊アキバレンジャー』のマルシーナやったんか……。
東映特撮ＯＢが多いのは、意図的にそういうキャスティングをしているからだそうな。

『ギャバン』の映画と異なり、子供向けを意識する必要が無くなったということなのか、とにかくやりたい放題。
流血表現もかなりキツく、後半なんて快の顔、汗と血と埃と泥でぐっちゃぐちゃだぞ……。

前半にナレーションが多いのは何なんだろう。オリジナルの作風は全然知らないから、それに則っているだけかもしれんが……。

決戦では『シャリバン』の主題歌が。これは当時の曲そのままっぽいですね。
ＥＤも当時のものか。

シャリバンの物語は完結したが、依然銀河中に犯罪の芽を植え続けているホラーガールなる存在は捕らえられず。この辺は次の『シャイダー』へ続いていくのか。

いやはや『スペース・スクワッド』の予習という意味しか無かったんだけど、なかなかどうして面白かったじゃないの。やっぱり坂本監督に間違いは無いんだよなぁ。

燃：A+　萌：Ａ　笑：B+　総：A+

映画リンク
・仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事スーパーヒーロー大戦Ｚ（2013/04）

シリーズリンク
・宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION（2014/11）

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