【ラノベ感想】ロクでなし魔術講師と禁忌教典 9巻
著:羊 太郎 イラスト:三嶋 くろね
「僕はジャティス!《正義》のジャティス=ロウファンッ!貴様ら『絶対悪』を裁く、誇り高き『人間』だぁあああああああああ━━ッ!」
2017年8月の新刊。約1ヶ月3週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。本編進行は5ヶ月振り。
表紙は3度、グレンとシスティーナ。システィーナ、随分と凛々しくなったな……。
さて、再び姿を現したジャティス。暗躍する天の智慧研究会急進派の面々。ジャティスに攫われたルミアを助けるべく飛び出すグレンだったが……。
口絵にはハーレイ先生とツェスト男爵が登場。この2人、カラーイラストに登場するの初めてなんじゃない?ツェスト男爵に至っては、そもそも今までイラストに出ていたかも怪しいかも……。
ジャティス再登場に加え、1巻で倒したレイクとジンも復活して、アニメが終わったタイミングでやるのにピッタリなエピソードじゃないか。
いやしかし、またルミアは攫われんのかよw
それだけ重要なキャラであることは理解るのだが……。
『Project:Frame of Megiddo』、ネタ振りしてから出て来るの早過ぎィ!8巻で振っておいて、即出て来るなんて堪え性無さ過ぎかよ。
今回はバトルに次ぐバトルでアツいの何の。まずシスティーナはかつてレイプされそうになったトラウマの塊、ジンとの対決を余儀なくされる。
羊さん、システィーナのこと嫌いなのかな……?って思うくらい酷い目に遭ってる。何とか勝ちを拾えたけど、相当痛い勝ち方なんだよなぁ……。
ジンが「マンドクサ」って言ってたが、この世界、2chのスラングも存在すんのか……。
グレンVSレイクもいつ殺されてもおかしくない接戦で。レイクの設定って、どこまで最初から考えてあったんだろうな。
この戦いでレイクが指摘した『イヴ・カイズルの玉薬』とは一体何なのか。
学園を守るためハーレイ先生とツェスト男爵と共闘する展開、アツ過ぎかよ……。普段はただのギャグ要員のくせに、めっちゃ頼りになるやんけ……。
一方、こちらも再登場のイヴはまたしても良いとこ無しの上にジャティスにフルボッコにされるのであった。
セラを見殺しにしたことを後悔してる描写もあるし、どこかで覚醒イベントがあるんだと思うが、それにしても扱いが酷いw
ジャティスのグレンに対する固執の仕方が尋常じゃない。ちょっとハジケ過ぎていてヤンホモなんじゃないかと思えてきた。
そして降臨する魔将星。おいおい、こんなん勝てんのかよ……。フェジテ、完全崩壊すんじゃないの……。
絶望的な状況の中、次巻へ続く。このまま完結まで突っ走ってもおかしくないレベルで盛り上がってるんだけど、これでもまだ一時の盛り上がりなんだろうな。
次は2017年11月に10巻。
燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・ロクでなし魔術講師と禁忌教典 8巻(2017/03)
・ロクでなし魔術講師と追想日誌 2巻(2017/04)
・ロクでなし魔術講師と禁忌教典 10巻(2017/11)
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ロクでなし魔術講師と禁忌教典9 (富士見ファンタジア文庫) | |
羊太郎 三嶋 くろね
KADOKAWA / 富士見書房 2017-08-20 |
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