【児童書感想】小説 魔法つかいプリキュア! いま、時間旅行って言いました!?
著:村山 功 イラスト:宮本 絵美子
「私たちには、輝く未来(あした)があるんだから!」
今、ノベライズって言いました!?
講談社KK文庫2017年10月の新刊。約2日の積み。テレビシリーズの終了からおよそ8ヶ月、まさかメインライターである村山さんがシナリオを手掛けた新作が拝めるとはな……。
村山さんは『オールスターズDX3』のノベライズも書いていましたね。
表紙のミラクルさん、ちょっとを通り越して超絶美少女過ぎない……?メチャクチャ可愛い……(´;ω;`)
宮本さんのイラストは表紙だけではなく挿絵にも。背景は真っ白だったがそれなりに枚数はありました。
表紙だけじゃなく挿絵まで公式キャラデザの人が担当してくれてるってノベライズでは結構珍しいことなのでは……。
所々、アニメのカットを抜き出して掲載している部分も。
三塚監督は一切噛んでないんだろうか。
『ゴープリ』の本は頭に「物語」と付いていたけど、こちらは「小説」となっている。違いが理解らない……。
TLで購入している人が沢山いたから、すっかり普通に大人が買う本って錯覚していたけど、ページを開いて児童書であることを思い出したわ……w
対象年齢が『ゴープリ』の時の小学校中級から小学校低学年へと下がっている。
文章は基本的にみらい、リコ、はーちゃんの内の誰かの一人称で彼女達が不在のときは三人称になっている。
さて、魔法学校創立4000年記念祭を楽しむみらい達。そこへ現れたオルーバによって跳ばされたのは25年前の魔法学校。そこでの出会いは、みらい達の未来に影響を与えるもので……。
発売が発表された当初はウン十年前に行くって書いてあったのに、25年前ってそこそこ近いな……w
俺の感覚だと50年以上前くらいのイメージで、若かりし頃のアイザック先生が出て来るもんだとばかり……。
最終話以降のストーリーって可能性がワンチャンあるかと思っていたが、無難にテレビシリーズの合間を補完する形だったな。
リコの誕生日が過ぎていて、かつ妖精の里へ行く前なので40話以降42話以前の出来事である模様。
てっきり時間旅行!それってワクワクもんだぁ!っていうノリだと思っていたが、オルーバがはーちゃんの過去を探ろうとした副作用でのタイムスリップだったとは。
しかも過去で下手なことをすると、自分達の存在が消えかねないという超危険な状態。
まさかリコの両親の馴れ初めエピソードが主とは思わなかったぜ……。みらいとはーちゃんも蔑ろにされているというわけではなく、ちゃんと見せ場がある作り。
25年前のリアンさん、リリアさん、教頭先生にはイラストあり。
変身はダイヤスタイルとルビースタイルとアレキサンドライトスタイルのみ登場。やっぱり戦闘面はさっぱりしてんな……。
意外と校長先生の出番は少ない。とはいえしっかり存在感を示してくるの流石と言わざるを得ない。持ちネタすんなw
そんな具合でアニメではやり難いようなエピソードでありながら、しっかりと『まほプリ』らしいストーリーだったと思います。
講談社KK文庫でのアプローチいけるやん!本来の客層にリーチ出来ているのかはサッパリ判らないが……。せめてTVCM打たないとなぁ……。
燃:A- 萌:S- 笑:B+ 総:A+
アニメリンク
・魔法つかいプリキュア! 最終話「キュアップ・ラパパ!未来もいい日になあれ!!」
シリーズリンク
・物語 Go!プリンセスプリキュア 花とレフィの冒険(2017/03)
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小説 魔法つかいプリキュア! いま、時間旅行って言いました!? (講談社KK文庫) | |
村山 功 宮本 絵美子
講談社 2017-10-11 |
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