【ラノベ】アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 外伝!【感想】
著:榊 一郎 イラスト:ゆーげん
「なんちゅうもんを見せてくれたんや……なんちゅうもんを……」
「痴話喧嘩……何これ……直視できない……尊みが激しすぎて昇天しそうやで……」
2018年8月の新刊。約5日の積み。1年振りの新刊。『パラミリタリ・カンパニー』3巻からは8ヶ月振り。
ピンナップがハニトラ要員の脇役なのは良いのだろうか……。
さて、外伝と銘打って登場した本作はてっきり円盤特典等の未収録短編をまとめたボーナストラックだとばかり思っていたんだけど、完全書き下ろしの後日談でござった。ぎゃふん。
何やら後日談が読みたいという要望が強かったとか何とか。
予定通りに後日談が刊行されるシリーズは時々あるが、予定も無かったのに本が出ちゃうってのはなかなか珍しいのではなかろうか。
最終巻でミュセルにプロポーズした慎一。と思いきや、今度はペトラルカとも結婚することになって……。
結婚後のダダ甘いちゃいちゃ生活はともかく、いや、それは本編でやっとけよw
いきなり岸辺露伴が出て来て吹く。ゆーげんさん、何やってるんですか……。
短編を3本収録しているが、いずれも主要登場人物の恋の行き先に決着をつけるようなものとなっていて、サブカルネタ自体は薄めかなぁ。
しかしまぁ、いちゃつくこといちゃつくこと。末永く爆発しろって感じですね。
個人的にはブルークの話が聞けたのが嬉しかったな。リザードマンの話、もっと読みたいんだけど、需要無いんだろうな……。
人気次第ではまだ続刊があり得るのか、ラストには「つづく?」と書かれている。
また、巻末にはゆーげんさんの手によるショートコミックも。
そして最後には新作情報が2連発。藤城陽さんと組んだ『終末のアダム』が2018年10月、ゆーげんさんと組んだ『嫁々いみぐれーしょん』が続く11月にそれぞれ刊行予定。おいおい、どっちも榊さんと組んでアニメ化実績のある絵師さんじゃないですか……。講談社ラノベ文庫、覇権を狙いに来たのか……?
『嫁々いみぐれーしょん』の方は絵師が同じため『アウトブレイク・カンパニー』からスターシステムでキャラが登場するとか何とか。スターシステムって実際読者に対して、どれくらいフックになるんだろうな。
燃:C 萌:A 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 18巻(2017/08)
著者リンク
・パラミリタリ・カンパニー 萌える侵略者 3巻(2017/12)
・終末のアダム(講談社ラノベ文庫、2018/10)
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アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 外伝! (講談社ラノベ文庫) | |
榊 一郎 ゆーげん
講談社 2018-08-02 |
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